ミオソティスとは
ミオソティスは、3月下旬頃になると淡い青色のかわいらしい花をたくさん咲かせ、春の訪れを知らせてくれます。忘れな草の品種のなかでも花弁が大きくてボリュームがあり、ドーム型に成長していくのが特徴です。優しい色合いは他の花と寄せ植えにして育てても相性がよく、ガーデナーにも人気があります。そんなミオソティスの増やし方、夏越しなどの管理方法をご紹介します。
ミオソティスの基本情報
科名 | ムラサキ科 |
属名 | ワスレナグサ属 |
別名 | 忘れな草、勿忘草、ミオソチス、 フォーゲットミーノット、ミオソティス・ミオマルク |
開花時期 | 3月下旬〜6月上旬 |
耐暑性 | 弱い |
耐寒性 | 普通 |
ミオソティスの特徴
ミオソティスは、開花時期になると淡い青色の花をたくさん咲かせるため「春を知らせる花」としても親しまれています。花弁は5枚あり、一般的に知られている忘れな草と比べると花びらのサイズが大きく、こんもりとドーム型に成長するのが特徴です。花壇の寄せ植えにしても他の花と馴染みやすく、ガーデニングにも人気があります。花色は紫色やピンク色に近い品種も増えてきました。
ミオソティスの名前の由来
「ミオソティス」という名前はギリシャ語に由来しています。ミオソティスは「myosotis」と表記され「ハツカネズミ」という意味の「mys」と、「耳」という意味の「ous」が合わさってつけられた名前です。ミオソティスの葉の形が「ハツカネズミの耳」に見えたため、その様子が名前の由来になっています。
ミオソティスの花言葉
ミオソティスには「真実の愛」「私を忘れないで」という花言葉がついています。この花言葉は、中世ドイツで起きたドナウ川の話が元になっているのをご存知ですか?騎士ルドルフが美しい花を恋人にプレゼントしようと岸を降りたところ、川の激流にのまれてしまいました。最後の力を振り絞り恋人に忘れな草を投げ「私を忘れないで」と言い残したといわれています。
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