ヨモギの効果と効能!身近な漢方を摘み取ってしまうのはもったいない?

ヨモギの効果と効能!身近な漢方を摘み取ってしまうのはもったいない?

どこにでも生えるため雑草と考えられることも多いヨモギは、実は女性にうれしい効能をもつ薬草です。そんなヨモギの旬の時期、生息地、種類を紹介します。特徴や栽培方法、ヨモギ風呂などの利用法や効能などもチェックしていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ヨモギとは
  2. 2.ヨモギの栄養と効能
  3. 3.ヨモギ茶としての利用
  4. 4.ヨモギパウダーとしての利用
  5. 5.ヨモギ風呂としての利用
  6. 6.ヨモギの薬としての活用
  7. 7.まとめ

ヨモギ風呂としての利用

出典:写真AC

旬の時期を逃したヨモギの葉はヨモギ風呂として用いると、肌をうるおいを与えるなど、女性にはうれしい効能が期待できます。ヨモギの肌への効能は昔から認められ、化粧水などとしても使われてきた歴史があります。

ヨモギ入浴剤の作り方

乾燥させる

出典:写真AC

  1. ヨモギをきれいに洗う
  2. 風通しの良い場所で天日干しにする
  3. 不織布の袋に入れて浴槽にいれ、湯をわかす

煮出す

Photo by yto

  1. ヨモギをきれいに洗って刻む
  2. 鍋に湯を沸かし、ヨモギを加えて5分ほど煮る
  3. 葉を濾し取って、煮汁を浴槽に加える

ヨモギ風呂の効能①リラックス

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ヨモギの香りのリラックス効果、血行促進効果も手伝って、副交感神経の活性化を促し、自律神経のバランスを整える働きが期待できます。新陳代謝を活性化する働きもあるとされ、脂肪の燃焼やダイエットにもうれしいヨモギ風呂です。肩こり、腰痛、冷え性改善も期待できるでしょう。

ヨモギ風呂の効能②肌トラブル改善

Photo byesudroff

保湿効果が高く、新陳代謝を活性する働きが美肌作りに役立つといわれています。殺菌、抗菌、消炎作用でニキビやあせも、アトピーによる皮膚トラブルにも古くからヨモギ風呂が活用されています。

ヨモギの薬としての活用

艾葉(がいよう)

Photo by Yuryu.

6~8月ごろに葉を摘み取り陰干しして、艾葉(ガイヨウ)という生薬として利用します。漢方薬としては、鎮痛、止血、下痢止めの目的で処方されます。葉を煎じた液をあせも、かぶれ、湿疹に湿布として、のどの痛みや歯通にうがい薬として利用します。体をあたためる効果があるとされるため、ほてりやすい体質にはあわないかもしれません。

出典:写真AC

灸に使う艾(モグサ)は干した葉をふるいにかけ、裏側の綿毛だけを取り出したものです。ヨモギの葉の裏の白い毛はT字毛と呼ばれ、アルファベットのTの形をしています。この形状と蝋(ロウ)を含むことから、灸に火をつけても60℃ほどを保ち、長時間燃えることが可能です。

まとめ

出典:写真AC

月の女神アルテミスに由来する名前をもつヨモギには、女性にうれしい効能が隠されていました。食べるだけではなく、ヨモギ風呂としても活用してみてください。見分け方は葉の裏にある白い毛です。春の若芽が出る時期には見逃さないようにしましょう。

Frankincense
ライター

Frankincense

オーガニックコスメのスキンケアデザイナー。スキンケアは食べることからはじまると考えています。体の内側と外側からのスキンケアに使用する植物について興味があります。

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