れんこんは冷凍保存が最適？保存前の下準備や人気のレシピも紹介！

ハスの花が水中から大きく広がるように咲く姿は大変美しく、気品ある姿は仏教やヒンドゥー教をはじめとした多くの宗教の象徴的な存在でもあります。このハスの根にあたる部分が「れんこん」です。

れんこんはお弁当、総菜、おつまみなどさまざまな料理に使われる人気の野菜です。サクサク、ねっとりとした食感が好きな人も多いことでしょう。このように、根にあたる部分を食べるので、根菜類に分類されます。

白くあっさりとした味わいながら、れんこんには栄養が豊富です。その筆頭がビタミンCと食物繊維です。ビタミンCはコラーゲン生成や免疫力向上などに役立つことが期待できます。さらに食物繊維は水溶性と不溶性の両方が含まれており、現代人にはありがたい野菜といえるでしょう。

お弁当のおかずに、おつまみにと大活躍してくれるれんこんですが、冷蔵庫などで保存しているといつの間にか断面が黒ずんでしまったことはありませんか？日持ちしないれんこんですが、実は冷凍保存できるんです。食感が失われることも少なく、黒ずみの問題も冷凍保存なら解決できますよ。

まず最初の下準備を確認しましょう。カットの方法は料理の種類を選ばない「縦カット」がおすすめです。

1. れんこんの皮をむく。
2. 縦に大きくれんこんをカットし、切り分ける。

カットしたあとは、あく抜きのために酢水にさらします。

1. 水400～500mLに対して食酢を小さじ1～2杯加えて酢水を作る。
2. 1の酢水にカットしたれんこんをつける。
3. 5～10分くらいしたところで酢水からあげる。

最後は冷凍するだけです。コツは酢水からあげたあと、しっかりとキッチンペーパーなどで水気をふき取ること。水気をふき取った後はラップでなるべく空気に触れないようにぴったりと包んでから冷凍バックなどにいれましょう。この方法で、1か月程度、日持ちさせられます。

上記の方法で冷凍保存したれんこんを使うときは、冷凍庫から取り出し、常温（室温）で5分程度解凍しましょう。れんこんにはでんぷんが多く含まれているので、5分程度の解凍時間で包丁の刃が通るようになります。あとは料理の用途にあわせて好きな形・大きさにカットします。