朝鮮人参とは
漢方薬や食材としても重宝されている朝鮮人参は、日本でも栽培されており、自分で育てることもできます。栽培が難しいといわれる朝鮮人参ですが、コツを紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。まずは基本情報からみていきましょう。
基本情報
科名・属名 | ウコギ科トチバニンジン属 |
原産地 | 中国(遼東半島)、朝鮮半島 |
学名 | Panax ginseng |
別名 | オタネニンジン(御種人参) コウライニンジン(高麗人参) |
草丈 | 50cm~60㎝ |
花期 | 6月 |
中国などに自生し日本でも栽培されている
朝鮮人参が自生しているのは、中国の東北部からロシア沿海州にかけての地域です。また、現在の主要な産地は韓国と中国で、全体の70%以上を占めます。日本では江戸時代に栽培されるようになり、現在は長野県佐久地方や島根県松江市、福島県会津地方などで栽培されています。
もとは「人参」とよばれていた
朝鮮人参は古くから薬草として日本に輸入されています。当時「人参」といえば朝鮮人参のことをさし、よく知られるセリ科のニンジンは「セリニンジン」とよばれていました。しかし時がたつにつれ、より広く使われるようになったセリ科の方を「人参」とよぶようになったといわれています。
特徴
根は白く果実は赤色
朝鮮人参の根は白色で2、3又にわかれているものもあり、葉は数枚の掌状葉をつけ、成長するにつれて3小葉~5小葉になっていきます。葉柄のつけ根から花茎がのび、その先端にたくさんつく小花はクリーム色です。果実は赤色で、中の種子は白色をしています。
古くから生薬として利用されてきた
朝鮮人参は、漢方や民間療法で滋養強壮などに効果があるとされ、古くから薬用でも利用されてきました。ただし、薬効をしめす明確な証明がないことや、頭痛などの副作用も報告されているので、利用するときは十分調べておくことをおすすめします。
朝鮮人参の栽培方法
朝鮮人参の種や苗は、ネットショッピングでも手軽に入手できます。春に萌芽して、秋には葉も茎も枯れますが、土のなかでは根が時間をかけて成長していきます。栽培方法にはコツがあるので、しっかりポイントをおさえましょう。
ボタ爺
まずは「用土」についてみていくぞ!