レンコンの正しい保存方法
レンコンは土の中の湿った場所に生えているため、乾燥を嫌います。そのため保存する場合も乾燥させないよう保存するのがポイントです。季節や気温によっておすすめの保存方法が異なります。常温保存や冷蔵保存、冷凍保存の方法や、乾燥しないように日持ちさせるコツなどをご紹介します。
常温保存
秋や冬など涼しくて気温が低い季節には常温保存が可能です。レンコンの旬は9月〜12月なので、とれたてのレンコンの場合は土がついたまま保存するほうが日持ちします。乾燥を防ぐために新聞紙やキッチンペーパー、ラップなどに包んで保存しましょう。使いかけの場合は、切り口から変色してしまう可能性があるので常温保存はしないでください。
新聞紙やキッチンペーパーを濡らしておくのがポイント
保存する前にレンコンを包む場合には、新聞紙やキッチンペーパーを水にさらすとさらに保湿効果が期待できます。寒い季節に風通しのよい場所で保存するのがポイントで、夏場や梅雨時期など湿度の高い季節は傷んだり腐ったりする恐れがあるので常温保存は避けてください。
冷蔵保存
夏場や湿気の多い梅雨時期は、常温で保存すると腐ってしまう恐れがあるので必ず冷蔵庫で保存してください。とくに生の状態で半分にカットしたレンコンや、使いかけのレンコンは腐りやすいので注意が必要です。空気に触れると変色してしまうため、切り口にラップをしてから冷蔵保存してください。
皮むきしたレンコンは水にさらす保存方法がおすすめ
生のレンコンを皮むきしてあるものは、ラップに包んで冷蔵するだけだと変色してしまう恐れがあります。タッパーや深めの器にレンコンを入れ、レンコンが浸るぐらいに水を入れてから保存してください。水にさらしておくと変色が防げますが、旨味成分も流れ出てしまうので早めに使い切るようにしましょう。
冷凍保存
冷凍保存する場合はレンコンを丸ごと冷凍するのではなく、しっかりと下準備しておく必要があります。皮をむいて食べやすいサイズに切ってから酢水に5分〜10分程度浸しておきましょう。酢水から取り出したらしっかりと水気をきり、ラップやジップロックなどに入れて密閉してから冷凍します。冷凍保存しておけば約1ヵ月は日持ちが可能です。
生ではなく茹でて冷凍しておくと調理するときに便利
冷凍する前に皮むきをして固めに茹でてから冷凍保存すると、解凍して調理するときに楽になります。食べやすいサイズに切ってから冷凍しておけば、凍ったまま煮物や炒めものに使えるのでおすすめです。冷凍する前にしっかりと水気をきっておかないと、レンコン同士がくっついてしまうので注意してください。
レンコンを変色させないコツ
- 使いかけの場合は常温保存しない
- 切り口が空気に触れないようにラップをする
- 皮むきしたものは水にさらして保存する
- 酢水に浸してから保存する
次のページでは、アレンジレシピと選び方をご紹介します。