8月10日の誕生花は?
8月10日の誕生花は「ムクゲ」
中国を原産とする盛夏の花、ムクゲが8月10日(8/10)の誕生花です。日本には平安時代よりも前に渡来し、その美しさで庭木や生け垣用の花木として愛用されてきました。ハイビスカスやギンセンカと同じフヨウ属ですが、同じ仲間のなかでは寒さへの耐性があるため、アジアよりも寒い欧米でも栽培されていますよ。花色や花姿の違う園芸品種がたくさん開発されているのも特徴です。
名前 | ムクゲ(木槿) |
園芸分類・形態 | 庭木、花木・低木 |
原産地 | 中国 |
開花の時期 | 7月~9月 |
花の色 | 白、赤、ピンク、紫 |
暑さ / 寒さ | 強い / 強い |
特徴 | 開花期が長い、生け垣に向く |
ムクゲの特徴3選
まずはムクゲの特徴について解説します。ムクゲという名前は、中国語や韓国語の発音からきたものです。わずか1日で花がしぼんでしまう「一日花」という性質を持ちますが、儚さを感じさせないほど次々と新しい花を咲かせ、庭や生け垣をにぎやかに彩ってくれますよ。花言葉も、その一日花の性質にちなんだものです。
特徴①中国語が元になっている名前
ムクゲという名前は、中国語読みの「木槿(ムーチン)」から変化したものという説が有力です。韓国語では「無窮花(ムグンファ、ムキュウゲ)」と呼ばれるため、こちらが変化したという説もあります。日本語と発音が似ている中国大陸からの渡来植物である、ムクゲならではの由来ですね。
特徴②多彩な園芸品種
ムクゲは非常に多くの園芸品種を持つことも特徴のひとつです。ピンクや赤、白に紫と花色も多く、八重咲きの品種もつくられています。藤色の花が八重咲きに咲く「紫玉」と、ブルーに近く涼しい色合いの「夏空」では、同じ紫系統でも与える印象がまったく異なるのがおもしろいところですね。白地で中央が赤いものが一般的ですが、これは「日の丸」と呼ばれていますよ。
特徴③花の性質にちなんだ花言葉
ムクゲの花言葉は「信念」「新しい美」です。ムクゲは、開花した花がその日のうちにしぼんでしまう「一日花」という性質を持ちます。ただし新しい花が次々と咲き続けるため、花壇がさみしくなることはありません。毎日のように新しい花を咲かせる生命力が「新しい美」という花言葉の由来ですね。日持ちしないためギフトには向かない花ですが、覚えておきたい素敵な花言葉です。