3月13日の誕生花は?
3月13日の誕生花は「白いフリージア」
南アフリカ原産の球根植物、フリージア(白色)が、3月13日(3/13)の誕生花です。花形は一重咲きと八重咲きがあり、カラーバリエーションも豊富です。さらに芳香も持っているため、切り花としてとても人気があります。数本を花瓶にさらりと生けるだけでも、ぱっと華やかな印象に部屋を変えてくれますよ。ギフトや装花にもよく使われるので、生花店では開花期に限らず取り扱っている花です。
名前 | フリージア |
別名 | アサギスイセン(浅黄水仙)、コウセツラン(香雪蘭) |
園芸分類・形態 | 球根・多年草 |
原産地 | 南アフリカ |
開花の時期 | 3月~5月 |
花の色 | 赤、白、ピンク、オレンジ、黄色、紫 |
暑さ / 寒さ | 休眠 / やや弱い |
特徴 | 香りがある |
フリージアの特徴2選
特徴①人名にちなんだ名前
「フリージア(Freesia)」という名前は、デンマークの植物学者・エクロンによる命名です。エクロンの親友であるドイツ人医師・フレーゼに献名したといわれています。日本では「アサギスイセン(浅黄水仙)」や「コウセツラン(香雪蘭)」といった名前で呼ばれます。しかしながらフリージアという一般名のほうがポピュラーなので、実際には和名はあまり使われません。
特徴②花色ごとの花言葉
フリージア全体に共通する花言葉は「純粋」「親愛の情」です。やわらかな花姿にぴったりの、素敵なメッセージですね。また、花色ごとにも花言葉がつけられています。今日の誕生花である白色は「あどけなさ」、紫色は「憧れ」、黄色は「無邪気」、赤色は「純潔」という花言葉を持ちますよ。いずれもギフトにふさわしい、明るい印象のフレーズですね。切り花やアレンジメントなどバリエーションが豊富なのも、選ぶ楽しみがあります。
フリージアの育て方
フリージアは南アフリカが原産の植物で、温暖な気候を好むことと、寒さが苦手であることが特徴です。性質をよく理解して温度管理や水やりに注意すれば、ガーデニング初心者でも簡単に花を咲かせられますよ。育て方のコツを順番に解説していきましょう。地域によっては庭植えも可能ですが、置き場所を臨機応変に変えられる鉢植えのほうが、初めて育てる場合には安心です。
育て方①栽培環境
フリージアは日光を好むため、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。冬のあいだは軒下や室内など、霜の当たらない場所に鉢を動かすと安心ですよ。温暖な地域であれば庭植えも可能ですが、凍結する場所ではマルチングで防寒を施します。連作を嫌うので、同じアヤメ科を植えた土壌は避けることも重要です。また、水はけと通気性、保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるのが便利でしょう。
育て方②水やり・肥料
フリージアは庭植え・鉢植えいずれの場合も、表土が乾いたらその都度水を与えます。過湿状態は株を軟弱にする原因となるので、水分量には注意してください。特に冬期は、乾燥気味の管理が最適です。肥料は元肥として、緩効性肥料を混ぜ込みます。追肥は開花の始まる3月中旬頃、液体肥料か化成肥料がおすすめですよ。
育て方③植え付け・植え替え
フリージアの植え付けは、9月下旬~11月下旬が適期です。庭植えの場合は11月に入ってから植え付けたほうが、寒害を受けにくくなりますよ。鉢植えの植え替えは成長にあわせて、9月~10月に行います。植え付けたあとは、たっぷりと水を与えてくださいね。また、庭植えの場合も2年に1回のペースで球根を掘り上げると、連作障害の防止になります。6月ごろが適期です。同じタイミングで分球を行うと効率的ですよ。
育て方④花茎切り
フリージアは花が終わったら、花茎を切り取る「花茎切り」を行います。これは花のための栄養分を球根の成長に回し、翌年以降の花付きをよくするためにとても大切な作業ですよ。花茎を切り取るときには、一緒に葉まで落としてしまわないように注意しましょう。葉は光合成を行い、球根に栄養分を蓄えるために必要です。
3月13日の誕生花(白いフリージア以外)
3月13日の誕生花は、白いフリージアだけではありません。複数あるほかの誕生花の中から、華やかな咲きぶりとカラーバリエーションの豊富さで人気の「アルストロメリア」と、青や白の小花が控えめでいじらしい雰囲気の「ワスレナグサ」について、特徴や花言葉をご紹介します。どちらもポジティブな花言葉を持つ、とても素敵な花ですよ。
3月13日の誕生花①アルストロメリア
アルストロメリアは南アメリカ原産の花で、約50種類が知られています。日本には1926年に渡来し、以来ギフトやアレンジメントとして高い人気を誇ります。花言葉は色ごとに異なり、それぞれ「さいわい(赤)」「気配り(ピンク)」「凛々しさ(白)」です。恋人はもちろん、家族や同僚へのギフトにもぴったりのフレーズですね。あざやかなものやシックなものなど、花色によって雰囲気が違うのも魅力です。
3月13日の誕生花②ワスレナグサ
可憐な小花が人気のワスレナグサ(忘れな草、勿忘草)も、3月13日の誕生花のひとつです。ヨーロッパでは民間療法に用いられることもありますが、日本では花壇や鉢植えなどでの観賞用として栽培されます。花言葉は青色が「真実の愛」、白色が「私を忘れないで」です。どちらもとてもロマンティックなフレーズですね。ギフトとして贈るときにはメッセージカードを添えると、より真心が伝わりますよ。
3月13日にゆかりのあるもの
3月13日の誕生石
3月13日の誕生石は「イエロー・ダイヤモンド」です。カラーダイヤモンドの一種で、華やかな黄金色を持ちます。淡いものから濃いものまで色合いは幅広く、好みや洋服との相性にあわせて選べるのも魅力です。身につけるとパッと明るい印象を演出できるので、女性へのギフトとしても人気がありますよ。一般的な無色透明のダイヤモンドとはまた違う、個性的な美しさですね。
3月13日生まれの有名人
3月13日生まれ(星座はうお座)の有名人には、以下のような人々がいます。東京都出身の島田雅彦さんは、野間文芸新人賞や泉鏡花文学賞の受賞歴もある小説家です。「彼岸先生」「カオスの娘」「君が異端だった頃」など、数々の代表作を残しています。
- 高村光太郎(彫刻家、詩人)
- 吉永小百合さん(女優)
- 島田雅彦さん(小説家)
3月13日の出来事・記念日
新選組の日
3月13日は「新選組の日」です。1863年のこの日、京都・壬生(みぶ)に詰めていた新選組の前身「壬生浪士組」が会津藩預かりとなり、正式に「新選組」が発足したことにちなみます。尊王攘夷運動の弾圧のために活動した新選組は、特に局長の近藤勇や副長の土方歳三、隊内きっての剣士と伝えられる沖田総司などが有名ですね。小説やドラマにも、彼らをモデルとしたものが数多くあります。
早春のギフトにはフリージアを
早春に開花してやわらかな香りで春の訪れを告げるフリージアは、温室栽培も盛んです。1年中生花店で取り扱いがあることからも、アレンジメントや花束などのギフトにとても人気がありますよ。春らしい可憐な花姿は、世代や性別を問わず喜ばれます。「親愛の情」「憧れ」「あどけなさ」などのポジティブな花言葉を添えて、大切な人へ贈りたいですね。
出典:写真AC