子宝草とは？品種や選び方、植え替えのコツなど基本の育て方を紹介！

選び方のポイントは2つあります。まず1つ目のポイントは、販売されているのが正確にはどの品種なのかをよく確認することです。できれば店頭で実際に見て、必要ならお店のスタッフに確認しましょう。選び方の2つ目のポイントは、なるべく元気な株を見極めることです。全体がコンパクトにまとまってハリがあり、病気や害虫の被害がないかチェックしてください。

元気な子宝草の苗を購入したら、さっそく育ててみましょう。子宝草はとても丈夫で育てやすい植物なので、身構える必要はありません。いくつかのポイントを押さえて管理していれば、すくすく成長して子株をたくさんつけてくれるでしょう。

気温の高い地域では地植えも可能ですが、地植えにするとしばしば増えすぎて雑草化してしまうため、一般的には鉢植えで育てます。植え付けは5月以降の温かい季節に行ってください。植え付けの際に古い用土をすべて落とす必要はありません。根を傷つけないように軽くほぐして、適度なサイズの鉢に植え付けましょう。

基本的に日当たりのよい場所を好みますが、季節によって置き場所を変えましょう。夏は強い直射日光の当たらない風通しのよい場所で管理します。気温が10℃以下になったら室内で冬越しさせましょう。日当たりのよい場所で管理しますが、冷えすぎないよう窓からは少し離してください。またエアコンの風には直接当てないようにしましょう。

水はけのよい用土が適しています。市販の観葉植物用培養土で十分栽培できますが、自分でブレンドする場合は赤玉土（小粒）と腐葉土を2：1の割合で混ぜて使いましょう。子宝草は一般的な草花よりは乾燥に強いものの、多肉植物のなかでは水切れを起こしやすい品種です。多肉植物用の培養土では水はけがよすぎる場合があるので注意しましょう。

水やりは季節に合わせて頻度を変えましょう。夏は用土が乾いたらたっぷりと与えます。蒸れを防ぐために、水やりは夕方以降に行ってください。冬は水やりの頻度を減らし、用土が乾いてから2～3日後に与えます。冬の水やりは午前中に行い、夜に鉢が冷えすぎるのを防ぎましょう。

春～秋にかけて緩効性（効き目がゆっくり）の固形肥料か薄めた液体肥料を与えます。固形肥料を与える頻度は商品によって異なるため、パッケージなどに記載されている説明書きをよく読みましょう。液体肥料の場合は2週間に1回のペースで与えます。ただし真夏は肥料を中断して株を休ませてあげましょう。