ノイバラ(野薔薇)とは?花言葉などの特徴や上手な育て方をご紹介!

ノイバラ(野薔薇)とは?花言葉などの特徴や上手な育て方をご紹介!

シューベルトの作曲でも知られるノイバラ(野薔薇)は、小さな可憐な花を咲かせる野生のバラです。道端に咲く姿を見かけ、足を止められたこともあるのではないでしょうか?ここではノイバラの花言葉や特徴、初心者にもおすすめの育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ノイバラ(野薔薇)とは?
  2. 2.ノイバラ(野薔薇)の特徴
  3. 3.ノイバラ(野薔薇)の育て方
  4. 4.ノイバラ(野薔薇)の種類
  5. 5.まとめ

ノイバラ(野薔薇)の育て方

ノイバラは他のバラに比べ耐寒性があり、病害虫で枯れることの少ない生命力にあふれた野生種です。育て方が比較的簡単で、初心者にもおすすめです。バラの栽培をしたい方はまずノイバラの栽培から始めてもよいでしょう。

育て方➀種まきの時期

ノイバラの種まきは、2〜3月が適しています。ノイバラの種はネット通関でも入手できます。発芽率は高いようで、数本育てれば挿し木などで増やせますが、実際は入手しにくいです。たいていはノイバラの実から種を取り出してまく方法をとります。実には発芽抑制物質があるため、種はきれいに洗い、干してからまきます。

セルトレイや底の浅い箱に土を入れたものを用意して種をまきます。種まきから発芽するまで土を乾燥させないように、ていねいに水やりをしましょう。発芽後、10cmくらいに育ったら、根に気をつけながら鉢植えか地植えかの方法で苗を植えつけます。

育て方②用土

ノイバラは野生種のため、水はけがよく通気性があり、植物の栄養に不可欠な有機質を多く含んだ土が必要です。地植えの方法なら、まず土作りが大切です。植えつける場所をあらかじめよく耕しておきましょう。鉢植えの方法なら、市販のバラ用土か、小粒の赤玉土7 : 堆肥3の割合で混ぜた土を使います。

育て方③苗の植え付け

苗植えや植え付けは日当たりのよい場所を選びましょう。3〜4月初旬、9〜10月頃の時期が苗の植え付けや植え替えに適しています。鉢植えの場合、鉢底石を敷いてから土を入れ植え付けます。ノイバラは根が弱いため、傷つけないよう気をつけて植え付けましょう。地植えの場合、土作りをしてから肥料を混ぜ1週間寝かせ、その後に植え付けます。

育て方④水やり

ノイバラの育て方は、他のバラと基本的に変わりません。他のバラに比べ丈夫な品種ではありますが、土が乾いたら水やりをしましょう。夏の開花中は、春や秋よりも水切れしやすいため気をつけて水やりしてください。また夏の時期の水やりは、朝方の気温の低い時間帯を選ぶのがよいでしょう。

育て方⑤剪定

剪定は12月〜翌年の3月の間がよいでしょう。開花時期に剪定すると花が咲かなくなることがあるからです。ノイバラの枝や葉、シュート(若い枝)が密集していると日が全体に当たらず光合成をさまたげ、風通しも悪くなってしまいます。その結果、病害虫発生の原因となるため、剪定は大切な作業といえるでしょう。長枝の2〜3芽を残して剪定してください。

育て方⑥増やし方

ノイバラを増やす方法は「挿し木」です。春から秋にかけ、剪定で出た長い枝を使って挿し木します。挿し木を作ったら、赤玉土を使って根づくまで水やりをします。根づくまでの時期の管理が大切です。根がしっかり張ったら、広い場所に植え替えましょう。

育て方⑦病害虫

日当たりや風通しが悪いと害虫がついたり、病気にかかってしまいます。発生を防ぐためには適切な剪定が必要です。ノイバラを育てるときに注意したい害虫は、カミキリムシやチュウレンジハバチの虫の幼虫です。枝や葉を食べるため、発生しないように冬の間に20〜30倍の石灰硫黄剤をかけておきましょう。

次のページ

ノイバラ(野薔薇)の種類

関連記事

Article Ranking