園芸ネットの選び方
素材で選ぶ
園芸ネットは植物が原材料の天然素材製のものと、ナイロン等の化学繊維製のものがあります。化学繊維製の園芸ネットは強風や雨の影響を受けにくく強度があるので、シーズンが終わっても翌年再利用することが出来ます。サイズも豊富で長さの調節もハサミで切れば良いだけなので、初心者の方にも扱いやすいです。
天然素材で出来た園芸ネットには麻製や綿性のものがあり、化学繊維の製品に比べると耐久性は劣りますが、栽培の終わったつる性植物ごと土に埋めたり可燃ごみとして出せるので、お庭を整理するときに有効です。
育てる植物で選ぶ
キュウリやゴーヤなど重い実のつる性植物を栽培するのであれば、化学繊維のものがおすすめです。園芸ネットを設置する時にしっかり四方を張っておけば、重い実が次々に生ってもネットがゆがむ心配がありません。反対に花を楽しむのであれば、天然素材で落ち着いた色合いの園芸ネットが良いでしょう。植物本来の美しさを損なわずに生育を補助してくれます。
園芸ネットの使用方法
設置の仕方
設置する時は園芸ネットの四隅にある結び紐を、設置したい場所に結び付けます。窓付近に設置する時は、サンシェード用に販売されている固定金具が利用できます。園芸ネットの下部にはさらに紐を繋げて、レンガなど重みのあるものをくくりつけたり、地面にペグを打って固定するとよいです。
つる性の植物は成長して実を付けるようになると重量が増します。風などで支柱やネットが倒れてしまうと、一緒に倒れて茎に負荷がかかり折れてしまうこともあるので注意が必要です。畑で園芸ネットを設置する場合は、支柱を複数本使用して、しっかりとした土台を作りましょう。
片付けの仕方
栽培期間を終え、園芸ネットを撤去する時は、まず植物の根元をハサミで断ち切ります。園芸ネットに絡んだ植物が枯れてから、植物をネットから取り外します。翌年も使用する場合は劣化防ぐためにも、日の当たらないところでの保管をお勧めします。天然素材で出来た園芸ネットは、栽培の終わった植物と一緒に可燃ごみに出す、または土中に埋めて肥料化することが出来ます。
ボタニ子
続いて、つる性植物栽培やグリーンカーテンづくりに人気の園芸ネットを紹介するよ!