9月の花といえば？9月に咲く・咲いている花12種の特徴や花言葉を紹介！

サルスベリは、フリルのように縮れた花びらが美しい花です。樹木としては病気に強く高く繁りすぎず、きれいな花が咲くので、庭や公園によく植栽されています。耐暑性に強く、夏の青空に映えて咲くのが印象的で、夏の花のイメージをもつ方もおられるかもしれませんね。「百日紅」ともいわれ、開花時期が長いのも特徴で、10月頃まで咲き続けます。幹が滑らかなので、「サルスベリ」と呼ばれました。

サルスベリの花言葉は、「雄弁」「愛嬌」「不用意」です。「雄弁」は、フリルのような花をたくさん咲かせることから、「愛嬌」と「不用意」は、サルも滑ってしまいそうなすべすべした幹と名前からきていますよ。

カリガネソウは、日当たりのよい野原に自生する草花です。上に伸びた雄しべと花の形が雁や帆をかけた様子に似ていることから「カリガネソウ」「ホカケソウ」と名づけられました。草丈は80cmで花は可憐ですが、葉にはギザギザがあり、葉をこするとやや悪臭がします。開花時期は8月～9月です。

カリガネソウの花言葉は、「誠実」「清楚な人」「楽しい思い出」です。「誠実」と「清楚な人」は透明感のある花びらと花色からでしょう。「楽しい思い出」は、蜂などが止まったとき、重みで花びらがカーブして受粉に至る動きがユーモラスだからですね。

9月に咲いている花の12番目に取り上げるのはキンモクセイです。キンモクセイは、ふくいくとした香りとオレンジ色の明るい花に魅力あり、庭木などに好まれる花木です。9月の終わりから10月にかけて、2度咲きする品種もあります。雌雄異株ですが、結実を目的としない観賞用として、挿し木で増やされた雄株の方が多く流通し、庭や公園、校庭などに植栽されています。

キンモクセイの花言葉は、「謙虚」「高貴な人」「真実」「陶酔」「初恋」です。「高貴な人」は香りから、「謙虚」や「真実」は、香り高いのに花は小さく、匂い始めの頃は葉に隠れ気味だからでしょうか。「初恋」や「陶酔」も甘い香りからのイメージですね。

今回の記事では、9月に咲いている花のリストに取り上げることができませんでしたが、ススキも9月に小さな花を咲かせます。他にも、マリーゴールドやランタナ、ブルーサルビアなど、さまざまな花が夏から咲き続けています。9月は、庭や野原で夏の名残りと秋の気配を同時に楽しめる、素敵な季節ですね。