9月の花といえば?9月に咲く・咲いている花12種の特徴や花言葉を紹介!

9月の花といえば?9月に咲く・咲いている花12種の特徴や花言葉を紹介!

暦のうえでは、9月は秋です。まだ夏の名残りが感じられる9月の庭や野原にはどのようなな花が咲いているのでしょうか。夏と秋、2つの季節をまたいで咲いている庭の花や、9月から咲き始める花木、野花などの特徴と花言葉をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.9月の花といえば?
  2. 2.9月に咲く・咲いている花①~③
  3. 3.9月に咲く・咲いている花④~⑥
  4. 4.9月に咲く・咲いている花⑦~⑨
  5. 5.9月に咲く・咲いている花⑩~⑫
  6. 6.まとめ

9月に咲く・咲いている花④~⑥

④シオン(紫苑)

出典:写真AC

シオンの基本情報

名前 シオン(紫苑)、思い草、十五夜草
学名 Aster tataricus
科/属名 キク科シオン属(アスター属)
原産地 中国北部、朝鮮半島~シベリア
開花時期 9月~10月
花色 藤色、白
分類 多年草

紫苑の特徴

紫苑は、秋の野に咲く可憐な藤色のキク科アスター属の草花です。中心部に黄色い管状花があり、藤色の小さな舌状花(花びら)が多数ひろがっています。アスターは、ギリシャ語で星の意味です。日本では平安時代から、観賞用として栽培されていました。夏が終わり、ちょうどお月見の季節に咲くので、「十五夜草」の名もあります。山林や湿った土壌の里山に自生していましたが、近年は絶滅が危惧されています。

ボタニ子

ボタニ子

エゾギクもアスター属だから仲間だね!

紫苑の花言葉

シオンの花言葉は、「遠くにいる人を思う」「きみを忘れない」「追憶」です。「今昔物語」に出てくる家族の墓参りのエピソードに由来するといわれています。海外ではアスター属全体の花言葉として「繊細」「忍耐」「愛の象徴」などがあります。

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シオン(紫苑)の花言葉とは?その意味・由来や開花時期をご紹介!
キク科の多年草であるシオン(紫苑)は、平安時代から日本で親しまれているとても歴史の古い植物です。「オニノシコグサ」なんていうかっこいい別名のほか、花言葉も色ごとにつけられています。今回はそんなシオンの特徴について、花言葉や開花時期を中心にご紹介します。

⑤リンドウ

出典:写真AC

リンドウの基本情報

名前 リンドウ(竜胆)
学名 Gentiana scabra
科/属名 リンドウ科リンドウ属
原産地 日本
開花時期 9月下旬~10月中旬
花色 青紫色
分類 多年草

リンドウの特徴

リンドウは日本の山野に自生する、青紫色の草花です。日当たりのよい場所を好み、渦を巻いたような蕾と釣鐘型の花が特徴です。茎が少し伸びて、秋の晴れた日に開花します。雨の日や曇り日には咲きません。根は竜胆(りゅうたん)と呼ばれ、生薬や漢方の成分になる薬草です。消化促進などの効果があります。

リンドウの花言葉

リンドウの花言葉は、「勝利」「正義」「本来の価値」「悲しんでいるあなたを愛する(悲しみに寄り添う)」「愛らしさ」などです。「勝利」や「正義」は、生薬としての効能から来ているようです。またリンドウの種類では、ハルリンドウは群生しますが、フデリンドウはあまり群生しない傾向があります。「本来の価値」「悲しんでいるあなたを愛する」は、ぽつりと咲く孤高の姿が反映した花言葉なのでしょう。

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フデリンドウとは?その特徴や花言葉をご紹介!ハルリンドウとの違いは?
フデリンドウは、花が閉じたときに筆のような形をしています。発芽率があまりよくなく残念ながら近頃は急速に減少しており、特定の場所でしか見ることができないのですが、とてもきれいな美しい花です。今回はそのフデリンドウの特徴や育て方などについて紹介していきます。
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リンドウ(竜胆)の花言葉とは?花の特徴や開花時期も併せてご紹介!
リンドウは、敬老の日に贈られる花として知られ、花言葉や品種が多くあります。青色や白色など色味が豊富ですが、なかでも紫色のリンドウは高貴な色として昔から大事にされてきました。リンドウの色別の花言葉や開花時期などをご紹介します。

⑥ワレモコウ(吾亦紅)

Photo byGoranH

ワレモコウの基本情報

名前 ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、吾妹紅)
学名 anguisorba officinalis
科/属名 バラ科ワレモコウ属
原産地 ユーラシア大陸~北米大陸の温帯、亜寒帯
開花時期 6月~9月
花色 赤茶色
分類 多年草

ワレモコウの特徴

ワレモコウは、バラ科には珍しく野趣のある山野草です。花穂の上から順に小さな花が咲いていきます。葉などに「木香」に似たほのかな香りがあることから「吾木香」の漢字表記もあり、「源氏物語」にも秋の草花のひとつとして登場します。素朴な花ですが、寄せ植えやアレンジメントのアクセントに重宝されます。

ワレモコウの花言葉

ワレモコウの花言葉は、「物思い」「変化」などです。「物思い」は、諸説ある名前の由来のひとつ「われもまた紅」の紅を、物思いのはじらいの色とみたてたといわれています。「変化」は、穂の先から順番に小さな花が咲くことや、風に揺れるさまからきているのでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

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9月に咲く・咲いている花⑦~⑨

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