グラジオラスの育て方
続いては、グラジオラスの栽培方法です。水やりや肥料にそれほど手間がかからず、土質も選ばないグラジオラスは、初心者ガーデナーにも扱いやすい花です。6月~10月と季節をまたいで次々に花を咲かせ、花壇をにぎやかに彩ってくれますよ。栽培環境や植え付けの時期など、くわしいポイントを解説していきましょう。
育て方①栽培環境
グラジオラスの栽培は、日当たりのよさが重要です。最低でも半日以上は日の当たる、明るい場所で育てましょう。日中の気温が25℃を超えると生育が活発になりますが、それより低くても栽培は可能です。球根を植えてから開花までは約3ヶ月、木子からの場合は約5ヶ月で計算すればいいでしょう。生育期~開花前までの時期、低温や日照不足・乾燥で株が弱ると花付きが悪くなりますので気をつけてくださいね。
育て方②水やり・肥料
グラジオラスは多少の乾燥には耐えますが、成長期には十分な水を与える必要があります。庭植えの場合、バークチップによるマルチングや草丈の低い草花を株元に植えるといった方法も有効ですよ。鉢植えは開花するまでは、表土が乾くたびに水やりをします。開花後は乾かし気味の管理でも構いません。元肥以外の肥料はほとんど不要です。鉢植えは月に1回の置き肥か、月3回程度の液体肥料で生育が促進されるでしょう。
育て方③植え付け
グラジオラスは水はけのいい土を好みます。市販されている草花用の培養土でも問題なく育ちますし、赤玉土と腐葉土を配合した土でもいいでしょう。球根の植え付けは、霜が降りなくなる3月下旬以降が適期です。なるべくぷっくりと丸く、厚みのある球根を選んでくださいね。球根の2倍くらいの深さの穴を掘り、10cm程度の間隔を取って植えましょう。
8月11日の誕生花(グラジオラス以外)
8月11日の誕生花は、グラジオラスだけではありません。複数ある誕生花のうち、ガーデニングでも人気の「ゼラニウム(赤)」と古くから日本人になじみのある「ベニバナ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも夏空によく似合う、明るい花色が印象的ですね。
8月11日の誕生花①ゼラニウム(赤)
ゼラニウムはフロウソウ科の多年草です。さわやかな香りを持つためハーブとしても人気で、ヨーロッパでは虫よけを期待して窓辺にゼラニウムを置くことが一般的になっています。「尊敬」「真の友情」「信頼」が、ゼラニウム全般に共通する花言葉です。今日の誕生花である赤いゼラニウムには、「君ありて幸福」というとてもロマンチックな花言葉がつけられていますよ。
8月11日の誕生花②ベニバナ
8月11日の誕生花にはベニバナもあります。かつて色素が口紅や頬紅として利用されていたことから、その名前がつきました。咲き初めは黄色い花色が、徐々にオレンジ、紅色へと変化していくことが特徴です。別名のスエツムハナ(末摘花)は、日本最古の長編物語である「源氏物語」でも古風できまじめなヒロインの名前として使われていますよ。「包容力」「愛する力」「化粧」といった花言葉があります。
出典:写真AC