パキスタキスの育て方
続いては、パキスタキスの栽培方法について確認しましょう。パキスタキスは暖かい地域が原産地なのため、暑さには比較的強いのが特徴です。乾燥や根詰まりに注意すれば、初心者でもきれいな花を咲かせられますよ。栽培環境や水やり、植え替えなど、押さえるべきポイントを順番に見ていきます。
育て方①栽培環境
パキスタキスは半日陰でも育てられます。特に7月~9月の暑い時期は、直射日光を避けた場所がいいでしょう。庭植えの場合、午前中に日なたになるところが適しています。寒さには暑さほど強くありませんが、暖かい室内に取り込んで乾燥気味に管理すれば、越冬することも難しくありません。
育て方②水やり・肥料
パキスタキスを庭植えで育てる場合、水やりはほとんど不要です。基本的には自然に降る雨に任せ、夏場に極端に乾燥したときだけ与えましょう。鉢植えは、表土が乾いたら水やりをします。乾燥は苦手なため、水切れには注意してくださいね。冬の生育が止まっている間は、乾かし気味に管理します。肥料は春~秋の成長期に、月3回程度の置き肥がセオリーです。
育て方③植え付け・植え替え
パキスタキスは腐植質に富んだ、水はけのいい用土を好みます。市販されている培養土のほか、鹿沼土と腐葉土を配合したものでもよく育つでしょう。株をリフレッシュさせ、成長を促進するために、2年に1回程度は植え替えを行います。庭植えを掘り上げるときは、10月中に済ませてくださいね。
8月16日の誕生花(パキスタキス以外)
8月16日には、パキスタキス以外にも誕生花があります。ここではそのなかから、熱帯のマメ科植物「タマリンド」と、一日花の「マツヨイグサ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらもかわいらしく、前向きな花言葉を持っていますが、その日のうちにしぼんでしまうマツヨイグサをギフトにするのは、少し難しいですね。
8月16日の誕生花①タマリンド
マメ科の常緑高木、タマリンドも8月16日の誕生花です。チョウセンモダマという別名もあります。栽培に手間がかからない丈夫な植物のため、熱帯地域では街路樹や庭木として植えられることも多い植物です。果実はやわらかく酸味があり、食用としても使われていますよ。花は華やかなピンク色で、花言葉は「贅沢」です。
8月16日の誕生花②マツヨイグサ
マツヨイグサは南北アメリカを原産とする多年草です。開花期の5月~7月、夕方に月明かりのような黄色い花を咲かせ、翌日の朝にはしぼんでしまいます。夜になるのを待って花を咲かせることから、マツヨイグサ(待宵草)という名前がつけられました。「ほのかな恋」という花言葉は、ギフトとして贈りたくなる奥ゆかしいメッセージですね。