3月の種まきにチャレンジ!
3月の種まきのポイント
早春の3月は、少しずつ暖かい日が増えますが、まだ気温が安定せずガーデニングにはやや早い季節です。3月の種まきのポイントは「温度管理」です。発芽に必要な温度の多くが15~20℃のため、室内で管理したほうが種まきの成功率は高くなります。日中は窓辺でしっかり日光に当て、夜間はポリ袋をかぶせたり、暖房が直接当たらない暖かい部屋に移動させたりして、できるだけ発芽適温をキープしましょう。
室内で種まきするメリット
3月は寒暖差に加えて、天気が変わりやすい季節でもあります。しかし、室内で種まきすれば、雨で土がえぐられることも、強風で種が飛ばされてしまうこともなく、害虫の被害も防げます。また、目につきやすいため、水切れやカビなどのトラブルにすぐ対処できるなど、さまざまなメリットがあるのです。デリケートでこまめな観察が必要な種まきには、室内での管理がおすすめです。
気候が安定しない季節は、ぽかぽかの室内でのガーデニングを楽しみましょう!
3月に種まきできる花①イソトマ
イソトマの特徴
イソトマの開花時期は5月~7月です。開花後に切り戻すと、9月中旬~10月中旬にも花を咲かせます。耐寒性が弱く冬越しには細やかな温度管理が必要なため、一年草として扱うのがおすすめです。茎は細く、ぎざぎざの葉と星形の花がドーム状に広がり、庭のふちどりや鉢植え、ハンギングなどに向いています。
イソトマの基本情報
形態 | 多年草(一年草扱い) |
種まき | 2月下旬~4月、9月中旬~10月上旬 |
開花時期 | 5月~7月、9月中旬~10月中旬 |
花色 | 青、紫、白、ピンク |
草丈 | 20~40cm |
発芽適温 | 15℃前後 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | やや弱い |
イソトマの種まきのポイント
イソトマの発芽適温は15℃前後です。こぼれ種でも増えるほど丈夫で、種まき初心者にもおすすめです。好光性のとても小さな種のため、育苗トレーなどにまき、土をごく薄くかけましょう。容器の底から吸水させ、乾かさないように管理すると2週間ほどで発芽します。元気な芽を残して間引いたら、本葉3~4枚でポットに移植しましょう。根が張り株が大きくなったら植え付け可能です。
高温多湿が苦手なので、移動できる鉢植えにすると長く楽しめますよ!
イソトマの花言葉
イソトマの花言葉
- ポジティブな花言葉:心を開く / 嬉しい知らせ / 神聖なる思い出
- 警告の花言葉:強烈な誘惑 / 猛毒
イソトマの茎を切ったときに出る白い液には、「イソトミン」というアルカロイド系の毒が含まれています。皮膚炎を起こしたり、目に入ると失明の恐れもあったりすることから「猛毒」という花言葉がつけられました。イソトマをお手入れするときは、手袋をつけるなどして直接触らないように注意しましょう。
3月に種まきできる花②ペチュニア
ペチュニアの特徴
開花時期が3月~11月と、長い間庭を彩る人気のペチュニアは種類も豊富です。こんもりとドーム状に育つ立ち性や、横に広がる匍匐(ほふく)性、その中間のタイプなどがあり用途に応じて選べ、花壇にも鉢植えにもぴったりです。以前は花びらが雨で傷んでしまうデメリットがありましたが、品種改良により雨が続く季節にも使いやすいペチュニアが生まれています。
ペチュニアの基本情報
形態 | 多年草、一年草 |
種まき | 3月上旬~5月、9月 |
開花時期 | 3月~11月 |
花色 | 青、紫、白、ピンク、赤、黄色、複色 |
草丈 | 10~30cm |
発芽適温 | 20~25℃ |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
ペチュニアの種まきのポイント
ペチュニアの発芽適温は20~25℃とやや高く室内での温度管理が必須ですが、早まきは花を長く楽しめるメリットがあります。小さな好光性種子のため、育苗トレーなどにまき、土はかけずに受け皿から吸水させて乾燥しないように管理しましょう。1週間ほどで発芽するので、その後は土が乾いてきてから水を与えます。本葉2~3枚でポットに移植し、摘心を繰り返して枝数の多い株に育てましょう。
花期が長いので肥料切れに注意しましょう。週に1回、液体肥料を与えるとたくさんの花が楽しめますよ!
ペチュニアの花言葉
ペチュニアの花言葉
- 心のやすらぎ
- あなたと一緒なら心が和らぐ
人気の高いペチュニアには、さらに色別の花言葉もあります。ピンクは「自然な心」、赤は「決してあきらめない」、紫は「追憶」、薄紫は「人気者」、白は「淡い恋」、黒は「危険な愛」など、それぞれ色のイメージに合った花言葉がつけられています。何色のペチュニアを選ぼうか迷ってしまったら、好きな花言葉から選んでみるのも楽しいですね。
3月の種まきは「温度管理」が大切!