12月植えの多年草・宿根草の手入れのポイント
多年草と宿根草は毎年花を咲かせますが、手入れをすればするほどきれいな花を咲かせます。また、いろいろな種類の草花やハーブを組み合わせることで、冬の殺風景な庭も彩りに満ち、季節ごとに花を楽しめます。
手入れのポイント
花がら摘み
枯れた花を残しておくと種をつけ始め、エネルギーが種にまわってしまいます。そのため、花数が減るだけでなく、株が弱る原因になります。花をたくさん咲かせ、丈夫な株にするために花がら摘みをまめに行いましょう。
切り戻し
梅雨の間から真夏に入る前に、株を全体的に切り戻しましょう。風通しをよくすると、枯れる原因となる蒸れを解消できます。ただし、宿根草の種類によっては、切り戻しをしないがほうよい場合があるため、事前に調べる必要があります。
開花中の肥料とお礼肥
鉢植えの場合は、鉢の容量で土が限られてしまいます。そのため、植えた植物に合った頻度と量で追肥を行いましょう。シーズン最後に翌年きれいな花が咲くように、お礼肥を施すことも大切です。
多年草・宿根草を12月に植えるときの注意点
多年草と宿根草の特徴は、地植えで育てる時間が長ければ長いほど美しい花を咲かせることです。そのため、開花前のなるべく早い状態の苗を植え付けると、根がしっかりと張り、花つきがよく暑さにも耐える丈夫な株になります。また、毎年きれいな花を咲かせるには、日当たりなど条件に合った場所を選んで植えると、環境に馴染み見事に育ちます。
バランスにも気をつけよう
鉢植えや地植えでの寄せ植えは、植物の花姿と性質から複数の植物を組み合わせるとバランスが取れます。バランスの取り方として、中心となる「主役」、主役を引き立てる「まとめ役」、主役とまとめ役を整える「グランドカバー」の3要素が大切です。長く楽しめる多年草・宿根草のため、植えるときは配置に注意してください。
まとめ
多年草と宿根草は、日当たりなど条件に合った環境に植栽すれば、自然に増えていき手入れも楽です。また、開花期をずらして多種の多年草と宿根草を植えると、季節ごとに花を一年中愛でられます。ぜひ植え付け作業を、12月も行ってみてください。