1月に植えられる多年草・宿根草8選【⑤~⑧】
1月に植えられる多年草・宿根草⑤スイセン
特徴
スイセンはヒガンバナ科の植物で、黄色と白の美しい色合いが特徴的な花です。花色は白と黄色のものが一般的ですが、花色が白のみのもの、黄色のみのものなどもあります。形のバリエーションも豊富で、和風の花というイメージが強いですが、品種によっては花びらがフリル状になっているものもあり、実は洋風の庭にもとてもマッチする植物です。開花期間は1~4月ごろで、草丈は20~40cmほどです。
栽培ポイント
スイセンは種をつけず、球根が分かれていくことで増える植物です。地植えにした場合、環境があえば放っておいても勝手に広がっていってくれるため、ガーデニング初心者でも簡単に増やせます。植える際には日陰を避け、日当たりのよい場所に植え付けましょう。また根腐れしやすいため、水はけのよい土に植えるのがおすすめです。
1月に植えられる多年草・宿根草⑥シンビジューム
特徴
シンビジュームはラン科の植物です。胡蝶蘭のようにたくさんの花を並べるように咲かせるのが特徴で、その美しさが人気を呼んでいます。花色は白、ピンク、黄色などで、それぞれ品種ごとに特徴的な模様や形があります。愛好家も多く、多彩な品種が産み出されているため、ハマればハマるほどその奥の深さを体感できるでしょう。開花時期は11月~4月ごろで、草丈は30~80cmほどです。
栽培ポイント
シンビジュームは、洋ランのなかでは比較的耐寒性が強く、鉢植えでも地植えでも育てられます。ただし、冬に地面が凍結するような寒い地域では枯れてしまうことがあるため、そのような場合は鉢植えがおすすめです。冬の間は日当たりのよい暖かい場所に、夏の間は涼しい半日陰に置いて育てましょう。
1月に植えられる多年草・宿根草⑦キダチアロエ
特徴
キダチアロエはススキノキ科の植物です。アロエの仲間は耐暑性が強く、耐寒性が弱いものが多いですが、キダチアロエは強い耐暑性を持ちながら、耐寒性も強いという特徴を持っています。花色は赤で、鮮やかな三角錐状の目立つ花を咲かせます。開花時期は11~2月ごろで、草丈は50cm~3mほどとかなり大きくなる植物です。
アロエは、昔からハーブとしても多く利用されてきました。食用として天ぷらや刺身として食べたり、葉を漬けこんでハーブ酒を作ったりするなどです。また、クレオパトラがアロエの汁を体に塗って肌を保湿していたといわれています。現在でも化粧水やハンドクリームなどにアロエの成分が使われている、とても万能なハーブです。ハーブとして利用する場合は、農薬や化学肥料の使用していないものを使いましょう。
栽培ポイント
アロエの仲間は肉厚の葉っぱに水分をため込む特徴があり、乾燥には非常に強いです。しかし、水が多すぎると根腐れしてしまうこともあるため、水やりはほどほどにしましょう。植え付けの際は、水はけのよい土に植えます。また、日当たりのよい場所を好むため、日陰に植えるのはNGです。日当たりのよい場所に植えると夏にグングン成長するため、季節ごとに全く違った印象の姿を楽しめます。
1月に植えられる多年草・宿根草⑧オキザリス
特徴
オキザリスはカタバミ科の植物で、日本に自生しているものだけでなく、世界中に多くの品種があります。花色もさまざまで、白、黄色、ピンクなどの品種が多いです。花の形から葉っぱの形まで豊富なバリエーションがあり、人気を集めています。1月に咲くのは秋咲きまたは四季咲きの品種ですが、多くが11~3月くらいです。草丈は大きくても20cmくらいです。
栽培ポイント
日本各地で園芸品種が野生化するほど丈夫な植物で、ガーデニング初心者でも安心して育てられます。たくさんの品種があるため系統によって正しい植え付け方や育て方がありますが、基本的には「水はけのよい土に植える」ことと「肥料をあげすぎない」ということを守って育てましょう。
まとめ
この記事で紹介した以外にも、冬に咲く花はいろいろなものがあります。多年草・宿根草以外にも、ローズマリーやラベンダーのようなハーブ類も、冬に花を咲かせる品種があります。たくさんの草花を植えてみて、季節を通じたガーデニングを楽しんでみてください。