日野菜の食べ方
日野菜の食べ方といえば「日野菜漬け」が有名で、旬の時期の産地では日野菜を干す風景が見られるでしょう。日野菜は漬物だけではなく、さまざまな調理方法があります。ここでは日野菜の料理を5種類ご紹介します。
漬物
日野菜といえば、さくら漬けを思い浮かべる方もおられるでしょう。酢や塩に漬けることで鮮やかなピンク色に染まる美しい見た目で、適度な辛みがアクセントのおいしい漬物です。作り方は以下の通りです。
- 日野菜の根と葉を分けて、根は短冊切りに、葉は細かく切ります
- それぞれに塩を振って1日置きます
- 熱湯で流してアクを抜き、絞ります
- 好みの分量のみりん・酢・砂糖を沸騰させて溶かした液を冷ましてから、お好みで昆布出汁を加えて重石をし1日で完成
天ぷら
日野菜を適度な大きさに切って天ぷらにすると、ほのかな辛みと甘みがありおいしいですよ。
温野菜
蒸し器などで蒸して温野菜にすると、日野菜本来の味が楽しめます。皮を洗ってそのまま料理しましょう。
パスタの具材
細かく刻んで、パスタやチャーハンの具にしてもおいしいです。色どりもよく華やかな見た目になります。
ピクルス
より簡単に日野菜を楽しみたいときは、ピクルスがおすすめです。短冊切りにした日野菜を、水・酢・砂糖・塩・コンソメ・ローリエ・鷹の爪などを入れた液に漬けておくだけでいつでも簡単に日野菜が食べられます。
日野菜の保存方法
根と葉は別々に保存しましょう。どちらも湿らせた新聞紙などで包んでラップや袋に入れて冷蔵庫で保存します。葉は1~2日、根は4~5日で食べきりましょう。葉は冷凍保存もでき、軽く湯がいてからラップに包んで保存します。
まとめ
日野菜は滋賀県日野町の伝統野菜で、ピンク色が鮮やかな「さくら漬け」で有名な野菜です。栄養も豊富で特に葉の部分は免疫力を上げたり風邪予防効果があります。家庭菜園でも比較的簡単に育てられますので、ぜひ自分で作ってさまざまな日野菜料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?食べたことがない味に出会えるかもしれませんよ。
出典:写真AC