セスバニアを緑肥として育てる方法!種のまき方やすき込み時期を紹介!

セスバニアを緑肥として育てる方法!種のまき方やすき込み時期を紹介!

セスバニアは緑肥としてよく活用されているマメ科の植物で、土壌改良や肥料効果を期待して栽培する植物です。今回はそんなセスバニアの緑肥としての役割や植え方、育て方、すき込みの方法をまとめました。土壌改良にトライしてみたい方はぜひ参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.セスバニアとは
  2. 2.セスバニアの緑肥としての役割
  3. 3.セスバニアの育て方
  4. 4.セスバニアのすき込み
  5. 5.セスバニアの品種
  6. 6.まとめ

セスバニアのすき込み

Photo byMemoryCatcher

セスバニアが育ったら、硬くならないうちにすき込みましょう。すき込むタイミングやすき込みの方法についてご紹介します。

すき込みの時期

Photo bywebandi

セスバニアをすき込む時期は8月~10月ごろで、種まきから2ヶ月~3ヶ月後が適しています。様子を見て花が咲く前にすき込みをしましょう。開花し始めると茎が硬く木のようになってしまうので、すき込み作業が大変です。また分解にも時間がかかってしまう恐れがあります。

こぼれ種にも注意

花が咲くまで放置しておくと、硬くなるだけでなく種ができてこぼれてしまい、雑草化することがあります。非常に強健で大きな植物なだけに、雑草化すると面倒なので時期を逃さずにすき込みをしましょう。

すき込み方法

セスバニアをすき込む際、ロータリーのみですき込むなら2回に分けて行うのがおすすめです。簡単にすき込んだセスバニアを2週間~4週間放置し、ある程度分解がすすんだところで再び耕耘したほうがより効率的にすき込めます。ハンマーナイフモアなど地上部を粉砕できる機械を持っている場合には、あらかじめ細かく砕いてからすき込むとより早く分解できるでしょう。

セスバニアの品種

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

最後に緑肥として販売されているセスバニアの品種をご紹介します。植え方やすき込み方法はどちらも変わりませんが、生育期間や草丈などが異なるので、自分の目的にあったものを選んでください。

品種①田助

【種子】セスバニア 田助(根粒菌入り) 1kg雪印種苗

参考価格: 1,780円

出典: 楽天
楽天1,780円

雪印種苗の「田助」は、草丈が1.5m~2.0mほどになる品種です。根粒菌がセットでついてくるので、種まきの前に種子にまぶしておきましょう。すき込みは6月下旬に種まきをした場合、50日~80日後が適しています。ただし遅くなるほど茎が木のように硬くなってしまうので、複数回にわけて耕耘しすき込むことが必要です。販売の参考価格は1kgあたり1800円程度なので10aあたり7200円~9000円程度になります。

品種②ロストアラータ

【取寄商品】セスバニア ロストアラータ 1kg【カネコ種苗】

参考価格: 1,684円

出典: 楽天
楽天1,684円

ロストアラータは3m~4mほどにまで成長するため、たくさんの有機物を補給できるセスバニアです。放っておけば大きく育ちますが、すき込みの適期は2.5m~3m程度なので、それくらいの大きさになったらロータリーなどを利用しすき込みましょう。販売の参考価格は1700円程度で、10aあたりは6800円~7500円程度です。
 

まとめ

Photo bycongerdesign

今回はセスバニアの緑肥としての活用方法についてご紹介しました。畑の水はけが悪くなっていると感じている、同じ作物ばかりを育てていて病気の発生が不安、という方はぜひ緑肥を導入してみませんか。中でもセスバニアはマメ科特有の窒素固定作用もあり、後作作物にとって肥料効果も期待できておすすめです。効果的に取り入れて、野菜や花の栽培をより一層楽しみましょう。

マリ
ライター

マリ

元農家ライター。野菜づくりの楽しさや役立つ情報を発信していけるよう日々勉強中です。

関連記事

Article Ranking