セスバニアを緑肥として育てる方法!種のまき方やすき込み時期を紹介!

セスバニアを緑肥として育てる方法!種のまき方やすき込み時期を紹介!

セスバニアは緑肥としてよく活用されているマメ科の植物で、土壌改良や肥料効果を期待して栽培する植物です。今回はそんなセスバニアの緑肥としての役割や植え方、育て方、すき込みの方法をまとめました。土壌改良にトライしてみたい方はぜひ参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.セスバニアとは
  2. 2.セスバニアの緑肥としての役割
  3. 3.セスバニアの育て方
  4. 4.セスバニアのすき込み
  5. 5.セスバニアの品種
  6. 6.まとめ

セスバニアとは

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セスバニアは、マメ科の植物です。種まきは6月~7月が適しており、品種によって生育期間は大きく異なります。品種によっては草丈が3m~4mほどと非常に大きく育つ植物です。

緑肥とは

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緑肥とは、土壌改良や後作作物の栽培における肥料効果を期待して栽培する植物のことです。全般的に土壌への有機物補給に役立ち、微生物を増加させ土壌の物理的環境(通気性や排水性、保水性)を向上してくれます。その他の役割については種類によって特徴が異なるので、緑肥を栽培するときは自分の目的にあわせたものを選びましょう。

緑肥作物の一例

  • マリーゴールド…センチュウの抑制に役立つ
  • カラシナ…土壌病原菌を減らす効果が期待できる
  • ヘアリーベッチ…アレロパシー効果(植物が出す物質により、他の植物や微生物などに影響を及ぼすこと)により雑草の抑制効果が期待できる

食用のものもある

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緑肥として有名なセスバニアですが、花や葉が食用にできるものもあります。食用のものも緑肥向けと同様にとても丈夫で育てやすいのが特徴です。ただし植え方に関しては、種を畑に直接まいていく緑肥用とは異なり、あらかじめ種子を濡れたキッチンペーパーなどで包み、芽出しをしてから植えるという植え方のほうがおすすめです。原産地のタイではカレーにも入れられています。

セスバニアの緑肥としての役割

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セスバニアは緑肥としてさまざまな役割を担っています。特徴を知り有効活用して、後作作物の収量アップにつなげていきましょう。

①有機物の補給

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セスバニアは非常に大きく育つ植物なので、そのまま畑へすき込めばたくさんの有機物を補給できます。ただしあまり大きく育ててしまうと炭素率が高くなり、すき込んだ後の窒素飢餓のリスクが高まることがあるので、すき込むタイミングは注意が必要です。すき込みの適切なタイミングについては後ほど説明します。

窒素飢餓とは

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窒素飢餓とは、炭素率(C/N比)が高い資材を土壌に投入した際に、一時的に土壌の窒素が不足する現象です。土壌に有機物を補給すると、微生物が有機物に含まれる窒素を使って分解してくれますが、有機物内の窒素だけでは足りなくなると土壌にもともとあった窒素を取り込んで分解しようとします。これによって一時的に窒素が少なくなってしまい後作作物の生育に影響が出るので注意が必要です。

②硬盤粉砕

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セスバニアは直根性の植物なので、深く真っ直ぐ根を伸ばして成長します。これによって期待できるのが硬盤の粉砕効果です。一般的にトラクターなどで耕耘を繰り返した畑は、機械で踏み固めることによって硬盤という土が硬く密になった層ができあがり、排水性を悪くしてしまいます。セスバニアのように直根性の植物はこの硬盤層を砕くことに役立つといわれており、排水の悪い畑には特におすすめです。

③防風対策

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セスバニアを畑の周囲に植えておくと、風よけにもなります。ナスやピーマンなど、強風の影響で果実が擦れたり株が倒伏したりしやすい野菜の周りなどに植えておくのがおすすめです。

④窒素固定

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マメ科の植物は一般的に、根粒菌とよばれる菌と共生しています。この根粒菌が、大気の中にある窒素成分を植物が吸収できる形に変換してくれる作用を窒素固定と呼び、マメ科緑肥が重宝されている理由のひとつです。中でもセスバニアは根粒菌と同じように働く茎粒菌の量が多く、窒素固定に役立つといわれています。

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セスバニアの育て方

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