スベリヒユとは?その特徴や育て方をご紹介!ポーチュラカとの見分け方は?

スベリヒユとは?その特徴や育て方をご紹介!ポーチュラカとの見分け方は?

いつの間にか庭に生えていたスベリヒユを、ポーチュラカと勘違いして花が咲くのを待っていたことはありませんか?よく似た特徴をもつスベリヒユとポーチュラカ。今回は二つの植物の特徴とその見分け方と共に、植物としてのスベリヒユの特性と栽培方法を解説していきます。

記事の目次

  1. 1.スベリヒユとは
  2. 2.スベリヒユの特徴と生態
  3. 3.スベリヒユとポーチュラカ
  4. 4.スベリヒユの育て方
  5. 5.まとめ

スベリヒユとは

Photo by anro0002

スベリヒユの基本情報

スベリヒユ【Portulaca oleracea】
和名 滑莧(すべりひゆ)五行草
【漢方名:馬歯莧(ばしけん)】
植物分類 スベリヒユ科スベリヒユ属
園芸分類 非耐寒性多年草(一年草扱い)
分布 温帯~熱帯地域
草丈 5cm(茎の長さ:30cm)
耐寒暑性 耐暑性:強い 耐寒性:弱い

スベリヒユをご存じですか?

雑草としてあちらこちらで見かけるスベリヒユ。畑仕事やガーデニングをしたことがある人ならば当然ご存じのことでしょう。肉厚な茎と葉は水分を蓄えて見た目以上に重たく、真夏の乾燥にもびくともしません。多肉植物でもあるスベリヒユは、日本全土だけでなく世界中の温暖~熱帯地域に分布しています。名前の「スベリ」は茹でた葉や茎を押しつぶした際に、ぬめりがあるところからきています。

唯一の弱点は日かげ

日光が大好きなスベリヒユは、日の当たらない所では間延びしてしまい、うまく育つことができません。スベリヒユは形状からもお分かりのように乾燥に強い性質を持っています。これは「CAM型光合成」と呼ばれ、砂漠の植物にもみられる特別な光合成の方法をとっているためといわれています。

スベリヒユの活用法

漢方としてのスベリヒユ

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雑草扱いされていますがスベリヒユに毒性はありません。それどころか漢方としての薬効成分に優れた植物です。漢方においては「馬歯莧」(ばしけん)と呼ばれ、人々の暮らしに役立ってきました。利尿作用や膀胱炎、肝臓病などに効能があり。生の絞り汁は解毒や虫刺されに効くとされています。健康食品としてはオメガ3脂肪酸に富んでいるという利点もあります。

また漢方では五行草茶という名前で販売されていることもあります。これはスベリヒユが茎の赤、葉の緑、花の黄、根の白、種の黒という五色から成り立っていることに由来しています。

山形の郷土料理「ひょう干し」

山形ではスベリヒユを「ひょう」と呼び、昔から好んで食用としてきました。「ひょう」をゆでて干したものは「ひょう干し」と呼ばれ、雑草でありながらも冬の間の保存食として食べる貴重な野菜となりました。

山形では「ひょう干し」は今も『道の駅』などの店頭で売られていますが、様々な食品が流通している近年においては、食べる機会も少なくなっているようです。また沖縄では「ニンブトゥカー」と呼ばれ、夏場の貴重な葉野菜として食べられています。

世界中で食用とされるスベリヒユ

食べることのできる雑草として、山形の郷土料理の「ひょう」を前述しましたが、スベリヒユは日本だけでなく世界中で食用として食べられています。そしてその料理方法もさまざまで国際色豊かです。下記の記事で食用としてのスベリヒユをご紹介していますので、ぜひご一読ください。

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スベリヒユの食べ方!食用雑草・スベリヒユのおすすめレシピをご紹介!
スベリヒユをご存じですか?どこでも見かけるこの雑草、意外にも食べられる野草なんです。近年その効能に注目が集まっています。その効能とは?食べ方は?伝統のレシピは?世界での注目が高まっているスベリヒユの栄養や食べ方、レシピや注意点までくわしくお伝えします。

スベリヒユの特徴と生態

スベリヒユの花

Photo by anro0002

朝だけに咲く小さな黄花

一見すると花が咲かないのがスベリヒユと思われがちですが、午前中の短い時間だけ小さな黄色い花を咲かせてすぐにしぼんでしまうため、そんな印象をもたれているのかもしれません。スベリヒユの花期は7~9月ごろ。花の大きさは7mmほどで花弁は5枚です。花後には蓋が付いたような実をつけます。

スベリヒユの茎と葉

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特徴的な肉厚の茎と葉

スベリヒユの特徴は、なんといってもその肉厚の茎と葉の形状でしょう。葉はへら状くさび型といわれるもので、茎に対して互生しており非常に多肉質です。また日光のない夜間には葉は閉じられてしまいます。茎は丸みのある円柱形で赤紫色をしており、匍匐して放射状に分岐した茎は、細い根を地面に下ろして次々に陣地を広げていきます。

スベリヒユの種

Photo by Starr Environmental

帽子つきのカプセルに入った極小の黒い種

上の画像の中央をご覧ください。肌色のカプセルのような殻に包まれた黒いたくさんの種が見えます。その右上に帽子をかぶったどんぐりのような実があるのがお分かりでしょうか。この帽子が外れると、中央の種の見える状態になります。こうした形状は蓋果(がいか)と呼ばれ、実が完熟すると横に裂け、上部のふたの部分が取れて中身がこぼれる仕組みになっています。これは同属のマツバボタンなどにもみられます。種の大きさは0.8mm。一つのカプセルに100粒ほどの種が入っています。

次のページでは、ポーチュラカとの見分け方を解説するよ!

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