クリムゾンクローバーとは?種類や種の取り方、鉢植えでの育て方を紹介

クリムゾンクローバーとは?種類や種の取り方、鉢植えでの育て方を紹介

イチゴのような花を咲かせるクリムゾンクローバーをご存じですか?グランドカバーや緑肥として真っ赤に染まるクリムゾンクローバー畑などが知られますが、鉢植えで育てれば狭い場所でもあのかわいい花を楽しめます。クリムゾンクローバーの特徴や鉢植えでの育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.クリムゾンクローバーとは?
  2. 2.クリムゾンクローバーの特徴
  3. 3.クリムゾンクローバーの利用
  4. 4.クリムゾンクローバーの鉢植えでの育て方
  5. 5.クリムゾンクローバーの増やし方
  6. 6.まとめ

クリムゾンクローバーの利用

緑肥としての利用

クリムゾンクローバーは観賞用として楽しむほかに、センチュウ対策や土壌を豊かにするための緑肥としても利用されています。緑肥とは、緑肥用に植えて育てた植物をそのまま土ごと耕し、その後に植える野菜などの肥料にするものです。マメ科の植物は空気中の窒素を取り込み、植物が吸収しやすい状態にして土壌に供給する働きがあり、それは化学肥料にも負けない効果があるといわれています。

蜜源としての利用

クリムゾンクローバーは緑肥として利用されることのほうがよく知られていますが、ク蜜源としても利用されています。通常のクローバーより花穂が大きいため、みつばちたちに効率よく蜜を供給できるのです。日当りさえよければやせ地でもよく育ち、花の季節には一面を真っ赤に染めるほどたくさんの花を咲かせるため、貴重な蜜源として重宝されています。

クリムゾンクローバーの鉢植えでの育て方

畑や庭に地植えされることが多いクリムゾンクローバーは、鉢植えでコンパクトに育てることも、さまざまな植物と寄せ植えにして楽しむこともできます。ここでは、鉢植えでの育て方やポイントをご紹介していきます。

育て方①栽培環境

クリムゾンクローバーは、日光は大好きですが暑い季節が苦手です。そのため、できるだけ日が当たる風通しがよい涼しい場所で育てましょう。日当たりが悪いと徒長して花つきが悪くなってしまいます。かわいい花こそがクリムゾンクローバーの魅力なので、日光によく当ててたくさんの花を咲かせましょう。

育て方②用土・肥料

Photo by salchuiwt

クリムゾンクローバーは緑肥にもなる植物なので土質は選びませんが、観賞目的で健康的に育てるなら肥沃で水はけがよい土が向いています。鉢植えの場合は使用する土の量も少ないので、市販の草花用培養土が手軽でおすすめです。自分で配合するなら赤玉土6:腐葉土4で、寄せ植えの場合は軽石2を追加してさらに水はけがよい土にします。肥料は元肥として緩効性肥料を少量施すのみとし、追肥は必要ありません。

育て方③植え付け

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鉢は形状や深さがさまざまですが、6~7号鉢(直径18~20cm)に1株が目安です。クリムゾンクローバーは移植を嫌うので、根を崩さないように植え付けましょう。どんな植物にも似合う素焼きの鉢はもちろん、クリムゾンクローバーのナチュラルな雰囲気にはバスケットや木製の鉢もよく似合います。その場合、じかに植えると腐りやすいので、鉢カバーとして使うのがおすすめです。

育て方④水やり

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土が乾いたら、鉢の底から流れ出るくらいたくさん水を与えましょう。土が乾かないうちに水やりを続けると、根腐れを起こしてしまいます。また、受け皿を使用する場合は、水が溜まったままにならにようにこまめに水を処分してください。蒸し暑い季節は特に過湿にならないように注意しましょう。

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クリムゾンクローバーの増やし方

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