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ディモルフォセカとは?
ディモルフォセカは、南アフリカが原産のキク科ディモルフォセカ属の一年草です。光沢のある花びらが特徴で、開花時期の2月~6月には鮮やかな花を次々と咲かせます。花は晴れの日の日中に開き、夕方には閉じる性質があります。
ボタニ子
光沢のある花が金貨みたいに見えるから、「富」「豊富」という花言葉が付けられたんだって!
他にも「元気」「明るい希望」など、前向きな花言葉の多いディモルフォセカは、プレゼントにも向いています。
ディモルフォセカの名前の由来
学名の「Dimorphotheca(ディモルフォセカ)」は、ギリシア語の「dimorhos(二つの形)」と「theca(箱)」が語源となっています。形が異なる二種類の種を付ける特徴から名付けられました。
ディモルフォセカの種類
ディモルフォセカは黄色や橙色のシヌアタ種と、白色のプルビアリス種に分かれ、どちらも中心が青や紫色を帯びているという特徴があります。花屋やホームセンターではシヌアタ種が主に販売されています。ここでは2つの品種をご紹介します。
①スプリングフラッシュ・オレンジ
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花径5cm、草丈が30cmくらいで、光沢のある橙色の花びらが特徴だよ。種も花屋などで購入しやすい品種だよ!
②ディモルフォセカ・プルビアリス
白い花びらと中心の紫がきれいな品種です!花径は7cmくらいで、シヌアタ種より低く育ちます。
ディモルフォセカに似た花
ディモルフォセカとよく似た花に、キク科で多年草のオステオスペルマムがあります。近年では交配種も多いため、二つの花の区別は難しくなっています。
ボタニ子
お花屋さんで多年草のディモルフォセカが販売されている時は、オステオスペルマムとの交配種のことが多いよ!
基本的にはディモルフォセカは一年草、オステオスペルマムは多年草ですが、表示などを確認してから購入しましょう。
ディモルフォセカ栽培の基本情報
ディモルフォセカの基本情報
科名 | キク科 | 置き場所 | 日なた |
---|---|---|---|
属名 | ディモルフォセカ属 (アフリカキンセンカ属) |
耐寒性 | やや弱い |
学名 | Dimorphotheca | 耐暑性 | 弱い |
原産地 | 南アフリカ | 病気 | 灰色カビ病 |
形態 | 一年草 | 害虫 | アブラムシ |
開花時期 | 2月~6月 | 難易度 | 比較的やさしい |
病気では灰色カビ病に特に注意をして栽培をしましょう!
灰色カビ病とは?
野菜や草花に発生するカビの病気です。病気が進行すると花に斑紋ができ、最終的には灰色のカビに株全体が覆われて枯れてしまいます。多湿の環境で発生しやすい病気なので注意が必要です。
ディモルフォセカの栽培カレンダー
秋まき
春まき
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種まきは一般的には秋まきだけど、春まきもできるよ!開花時期は短くなるけど、草丈10cmから開花するよ。
多年草の品種を育てる時は、夏前に切り戻しが必要になります。手入れの方法はオステオスペルマムと同じなので、そちらを参考にしましょう。
ボタニ子
次はディモルフォセカの育て方のポイントです。
出典:筆者撮影