10月1日の誕生花は?
10月1日の誕生花は「ヘリオトロープ」
熱帯や温帯に自生するハーブ、ヘリオトロープが10月1日(10/1)の誕生花です。ハーブとしてだけでなく観賞用としても人気が高く、紫や白の小花がドーム状に咲くようすはとても可憐です。4月下旬~10月上旬と開花期が長いので、季節をまたいで花壇を華やかに彩ってくれますよ。香料にも使われる、バニラのような甘い香りもロマンティックです。
名前 | ヘリオトロープ |
別名 | キダチルリソウ(木立瑠璃草) |
園芸分類・形態 | ハーブ・一年、多年草 |
原産地 | 熱帯および温帯域 |
開花の時期 | 4月下旬~10月上旬 |
花の色 | 紫、白 |
暑さ / 寒さ | 普通 / 弱い |
特徴 | 開花期が長い |
ヘリオトロープの特徴3選
まずはヘリオトロープの特徴について見ていきましょう。太陽に向かって咲くといわれるヘリオトロープは、名前も花言葉もその性質にちなんだものがつけられました。花姿がかわいらしいばかりでなく、香りも甘く優しいので、ギフトとしても世代を問わず喜ばれますよ。
特徴①ギリシャ語が語源の名前
ヘリオトロープの学名は「ヘリオトロビウム(Heliotropium)」です。これはギリシャ語の「helios:太陽」と「trope:向く」を語源としていて、太陽に向かって開花するヘリオトロープの特徴にちなんでいます。英語読みに転じて、「ヘリオトロープ」となりました。また、香りが似ているという理由から「チェリーパイ」という別名もありますよ。
特徴②神話にちなんだ花言葉
ヘリオトロープの花言葉は「献身的な愛」です。これはギリシャ神話に出てくる、太陽神アポロンに恋をした水の妖精クリティの物語にちなんでいます。一心にアポロンを見つめ続けたクリティの一途さが表現された、とても素敵な花言葉ですね。太陽に向かって咲く、可憐なヘリオトロープにぴったりです。
特徴③香水の原料としても人気
ヘリオトロープは、香料としても人気の高い花です。香りはバニラに似て甘く、「香水草」や「匂い紫」といった別名もあります。石けんや香水の原料として用いられるほか、ドライフラワーやポプリも人気です。忙しい人や花の手入れが苦手な人へのギフトには、生花ではなく香水やポプリを贈るのも素敵ですね。
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ヘリオトロープの育て方
ヘリオトロープは、毎年のように花を咲かせる多年草です。ただし寒さにはやや弱く、日本では冬に枯れてしまうことが多いので、一年草として扱うほうが一般的ですよ。栽培環境や水やり、植え付けなど、育て方のポイントをくわしく解説します。
育て方①栽培環境
ヘリオトロープは日光を好みます。寒さに弱いので、庭植えよりも鉢植えで育てるほうが向いています。冬場は霜の降りない屋外か、日の当たる室内で管理すると安心ですよ。また、用土は水はけのいいものが適しています。ホームセンターで購入できる、草花用の培養土を使うと便利です。庭に植える場合は、苦土石灰をまいて土壌を整えましょう。
育て方②水やり・肥料
ヘリオトロープは乾燥すると葉が黒くなり、しおれてしまいます。表土が乾きはじめたら、たっぷり水を与えましょう。根がよく張った株や気温の高い真夏には、特に水切れに注意が必要です。肥料は元肥として、緩効性の化成肥料をほどこします。追肥は真夏と冬を除いた生育期間中に、同じく緩効性化成肥料を与えます。液体肥料でもいいでしょう。元気に花を咲かせ続けるためには、肥料を絶やさないことがポイントです。
育て方③植え付け・植え替え
ヘリオトロープは水はけと通気性、適度な保水性のある土が適しています。市販の培養土か、赤玉土と腐葉土、軽石を配合したものでもよく育ちますよ。軽石はパーライトでも構いません。ポット苗の流通が多くなるのは春です。入手したらすぐに、庭や大きめの鉢に植え付けましょう。植え替えは秋の開花後か春が適期です。
10月1日の誕生花(ヘリオトロープ以外)
10月1日の誕生花は、ヘリオトロープ以外にもあります。ここではヘリオトロープ以外の誕生花の中から、「赤いキク」「ユウゼンギク」の2種類のキクを見ていきましょう。同じキク科の植物でも、花言葉が異なるのが興味深いですね。恋人へのギフトとして贈るなら、情熱的な花言葉を持つ赤いキクがおすすめですよ。
10月1日の誕生花①キク(赤)
キクは日本人に古くから親しまれている花のひとつです。花色ごとに花言葉がありますが、10月1日の誕生花である赤いキクには、「あなたを愛しています」というストレートなメッセージがつけられていますよ。ここぞというときのギフトにぴったりの花言葉ではないでしょうか。ピンク色やオレンジなど同系色でまとめたアレンジメントも、赤一色で仕立てた花束も素敵です。
10月1日の誕生花②ユウゼンギク
ユウゼンギク(友禅菊)は、しっとりとした咲きぶりが美しい秋の花です。花の色が友禅染のように上品であることから、その名前がつけられました。分類としてはクジャクソウやシオンの仲間で、日本には明治時代に渡来したといわれます。花言葉は「老いても元気で」です。両親へのギフトにぴったりのフレーズですね。ただし「恋の思い出」「さようなら私の恋」などの花言葉もあるので、恋人や配偶者へのギフトには向いていません。
10月1日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、10月1日にゆかりのあるものをご紹介します。今日が誕生日のジュリー・アンドリュースは、イギリス出身の女優です。「メリー・ポピンズ」や「サウンド・オブ・ミュージック」など、数々の映画や舞台に出演していますよ。
10月1日の誕生石
10月1日の誕生石は、「パーティーカラード・トルマリン」です。カラーバリエーションが豊富なことが魅力のトルマリンですが、中でも3つ以上の色を持つトルマリンのことをこう呼びます。含んでいる色によって華やかにもシックにも見え、同じ宝石とは思えないほどです。光を吸収してきらきらと輝くリングやピアスは、女性へのギフトに人気がありますよ。
10月1日生まれの有名人
10月1日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はてんびん座、平和主義者で社交的な人が多いとされていますよ。
・ジャコモ・バロッツィ・ダ・ヴィニョーラ(イタリアの建築家)
・ポール・デュカス(フランスの作曲家)
・ジュリー・アンドリュース(イギリスの女優)
10月1日の出来事・記念日
コーヒーの日
10月1日は「コーヒーの日」です。1983年、全日本コーヒー協会が制定しました。コーヒーは9月に豆の収穫が終わり、10月からまた新しいコーヒー作りが始まります。その「コーヒー年度」初日であることが、1日がコーヒーの日に決められた理由です。コーヒーにとっての元旦ですね。
都民の日
10月1日は「都民の日」でもあります。明治政府の指導下だった「東京市」が自治権を持ったことを記念して、東京都が制定したものです。毎年この日は都内の公立学校が休みになり、動物園や植物園も無料開放されます。
まとめ
10月1日の誕生花、ヘリオトロープについてご紹介しました。紫や白の愛らしい小花とバニラのようにやわらかくて甘い香りで人気のヘリオトロープは、アレンジメントやドライフラワー、ポプリに香水など、楽しみ方のバリエーションが豊富なことも魅力です。素敵な花言葉を添えて、大切な人へ贈りたくなりますね。