1月29日の誕生花は?
1月29日の誕生花は「ルピナス」
蝶に似た小花をいくつもまとまって咲かせる姿が愛らしいルピナスが、1月29日(1/29)の誕生花です。品種によっては花穂が60cmを超えるものもあり、非常に存在感があります。古くは肥料や食料としても利用され、日本には明治時代に伝えられました。現在では美しい花を観賞することが主な栽培理由です。暑さに弱いため、温暖な地域では一年草として扱います。
名前 | ルピナス |
別名 | ハウチワマメ(葉団扇豆)、ノボリフジ(昇り藤) |
園芸分類・形態 | 草花・一年草、二年草、多年草 |
原産地 | 北アメリカ |
開花の時期 | 4月~6月 |
花の色 | 赤、白、ピンク、オレンジ、黄色、紫、青 |
暑さ / 寒さ | 弱い / 強い |
特徴 | 耐寒性がある |
ルピナスの特徴2選
特徴①ラテン語が語源の名前
ルピナス(Lupinus)という名前は、ラテン語の「lupus:オオカミ」が語源です。生命力の強いオオカミのように、荒地でも生育するたくましさから名付けられました。また、手のひらのように裂けた葉がうちわに似ていることから、「ハウチワマメ(葉団扇豆)」という名前でも呼ばれます。フジの花を逆さにしたような花姿にちなんだ別名は、「ノボリフジ(昇り藤)」「タチフジ(立ち藤)」です。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
ルピナスの花言葉は「想像力」「いつもしあわせ」「あなたは私の安らぎ」です。いずれもギフトにぴったりの、やわらかなフレーズが並びました。恋人はもちろん友人や家族など、大切な人に贈りたくなるメッセージですね。ブーケやアレンジメントなどのギフトは、グリーンやほかの野花と組み合わせるとナチュラルな印象に仕立てられますよ。
ルピナスの育て方
ルピナスは高温多湿に弱く、日本の夏は苦手です。そのため日本で育てる場合は、一般的には一年草として扱います。気候がおだやかなうちに株を育て、春~初夏の開花を楽しみましょう。すらりとした草丈を生かして、花壇の背景にすると素敵ですよ。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、育て方のポイントをくわしく解説します。
育て方①栽培環境
ルピナスは日光を好みます。日当たりと水はけのいい場所で育てましょう。また、酸性土壌が苦手です。植え付け前に苦土石灰を混ぜ込み、土壌を整えておくと安心ですよ。種から育てる場合は、一晩だけ水につける「吸水処理」を行います。連作障害が出やすいため、一度ルピナスを植えた場所は2年以上間隔を空けることも大切です。
育て方②水やり・肥料
ルピナスは過湿が苦手です。鉢植えは表土が乾いたら、その都度水やりをしましょう。ただし極度に乾燥すると葉が黒くなり、そのまま放置すると落葉してしまいます。過湿と同時に、水切れにも注意が必要です。肥料は元肥として、緩効性化成肥料を施します。多肥は好まないので、施肥量は少なめにするのがおすすめですよ。
育て方③植え付け・植え替え
ルピナスは水はけと通気性、水もちのいい土が適しています。市販されている草花用培養土に軽石やパーライトを加えたものを使うと、美しい花を咲かせられますよ。ポット苗が流通するのは春です。購入したら庭に直植えするか、ポットよりふた回り程度大きな鉢に植え付けましょう。関東地方より西では、開花後に株が枯れるため、植え替えは不要です。
育て方④花がら摘み
ルピナスは花がら摘みを行えば、長く花を楽しめます。花穂全体が咲き終わったら、花茎の付け根で切ってくださいね。そうすることによってわき芽が伸び、二番花、三番花と続けて開花します。種をつくるための栄養を新しい花芽に回して、長く花を楽しむ仕組みです。盛りを過ぎた花は放置せず、適宜取り除きましょう。
1月29日の誕生花(ルピナス以外)
ルピナス以外にも、1月29日の誕生花はたくさんあります。ここではその中から、アレンジメントやブーケに使われることの多い2種類、「カーネーション(白色)」と「ラナンキュラス」を取り上げます。どちらも明るい花言葉を持つ、とても素敵な花ですよ。恋人はもちろん、適した花色を選べば友人や家族へのギフトにも活用できる、汎用性の高さも魅力です。
1月29日の誕生花①白色のカーネーション
カーネーションは南ヨーロッパや西アジアの地中海沿岸が原産の花です。フリルのような花びらが可憐な印象で、くっきりとしたグリーンの葉もよく映えます。真っ赤なカーネーションは、母の日のギフトとしてお馴染みですね。今日の誕生花の白いカーネーションには、「純粋な愛」「私の愛は生きています」という花言葉がつけられています。大切な人へのギフトとして、贈りたくなるフレーズですね。
1月29日の誕生花②ラナンキュラス
ボリュームのある花姿でウェディングやギフトに人気のラナンキュラスも、1月29日の誕生花のひとつです。開花期は3月~4月で、薄く繊細な花びらが幾重にも重なり、ころんと丸い形をつくります。花言葉は色ごとにつけられていて、「あなたは魅力に満ちている(赤)」「優しい心遣い(黄色)」「純潔(白)」など、どれもポジティブなものばかりです。
1月29日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、誕生花以外の「1月29日にゆかりのあるもの」をご紹介します。今日が誕生日のアントン・チェーホフは、ロシアを代表する劇作家です。大切な領地を競売から救うために一族が話し合う戯曲「桜の園」は、日本でも何度も上演されている人気作ですね。
1月29日の誕生石
1月29日の誕生石は「クリスタル・クォーツ」。日本語では「水晶」とも呼ばれます。みずみずしく美しいクリアカラーが印象的な宝石で、アクセサリーや雑貨に広く加工されています。無色透明のため、ルビーやサファイア、エメラルドといったほかのカラーストーンとの相性もよく、アクセサリーのバリエーションも豊富です。女性はもちろん、男性へのギフトにも人気がありますよ。
1月29日生まれの有名人
1月29日生まれ(星座はみずがめ座)の有名人は、以下のような人々です。和歌山県出身のhydeさんは、ロックバンドL'Arc〜en〜Ciel(ラルク アン シエル)のヴォーカリストとして知られていますね。
- アントン・チェーホフ(ロシアの小説家、劇作家)
- hydeさん(ミュージシャン)
- きゃりーぱみゅぱみゅさん(歌手)
1月29日の出来事・記念日
昭和基地開設記念日
1月29日は「昭和基地開設記念日」です。1957年、日本の南極観測隊がオングル島への上陸に成功。昭和基地を開設したことにちなみます。観測隊に同行し、犬ぞりとして活躍した樺太犬の兄弟、「タロとジロ」のエピソードが有名ですね。
ルピナスは初夏の花壇にぴったり
初夏のさわやかな気候のなか、青や紫、ピンクなどさまざまな色の花を咲かせるルピナスは、とても魅力的な花です。「ノボリフジ」の別名のとおり下から上に向かって咲き進むようすは、咲きはじめ~終盤まで私たちの目を楽しませてくれます。日本の暑さへの耐性は低いですが、コツを掴めばガーデニング初心者でも簡単に花を咲かせられますよ。青空に向かって花穂を伸ばすルピナスで、初夏のガーデンを明るく彩りたいですね。
出典:写真AC