10月4日の誕生花は?
10月4日の誕生花は「ポットマム」
「鉢植えのキク」を意味するポットマムが、10月4日(10/4)の誕生花です。1950年代にアメリカで開発された、鉢植え向きの矮性園芸品種を指します。キクは開花時期によって夏菊、夏秋菊、寒菊などにわけられますが、ポットマムは秋菊に分類されます。日が短くなると花芽をつける短日植物なので、電灯で照らしたり幕でおおったりと日照量を調節すれば、年間を通して開花させることも可能です。
名前 | ポットマム |
別名 | ヨウギク(洋菊) |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | 中国 |
開花の時期 | 9月~11月 |
花の色 | 赤、白、ピンク、オレンジ、黄色など |
暑さ / 寒さ | 普通 / 強い |
特徴 | 園芸品種が多い |
ポットマムの特徴3選
まずはポットマムの特徴について見ていきましょう。名前のとおりポットで育てられるサイズのポットマムは、ギフトにぴったりの素敵な花言葉を持っています。切り花や鉢植えだけでなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、いろいろな楽しみ方があるのも魅力ですね。相手のイメージやギフトシーンにあわせて、花色を選ぶといいでしょう。
特徴①名前の「マム」はニックネーム
「ポットマム」という名前は、「ポット・クリサンセマム」が略されたものです。鉢植え(ポット)で楽しめるキク(クリサンセマム)であることから、この名前がつけられました。そのうちに、クリサンセマムをニックネームのように「マム」と省略するようになり、現在の「ポットマム」という名前が定着したといわれます。
特徴②上品な印象の花言葉
ポットマムの花言葉は「清らかな愛」「高潔」です。気品ある咲きぶりからイメージされた、素敵な花言葉ですね。純粋さを感じさせる花言葉やカラーバリエーションの豊富さから、ウェディングブーケやパーティーの装飾などにもよく用いられますよ。白いポットマムとグリーンの葉のコントラストは、純白のドレスにもよく映えますね。
特徴③ギフトバリエーションも豊富
ポットマムはアレンジメントやブーケ、プリザーブドフラワーなど、ギフトバリエーションが豊富な点も魅力です。品種や花色などを工夫して、相手の好みや雰囲気にあわせたギフトに仕立てられますよ。ポットマムだけの花束はとても上品な印象ですし、ガーベラやトルコキキョウ、バラなど、ほかの花とあわせたアレンジメントも、華やかで素敵です。
ポットマムの育て方
ポットマムの基本的な育て方はキクと同じで、株への泥はねと開花中の水切れに特に注意するといいでしょう。ポットマムは短日植物なので、「日に当たらない時間」を確保しなければ花が咲きません。夜間に街頭や部屋の明かりが当たらない場所に植えることが、多くの花を咲かせるためのポイントですよ。
育て方①栽培環境
ポットマムは、年間を通して日当たりのいい屋外で育てます。鉢植えで育てる場合は、泥はねを防止するために下に敷きものをするか、一段高い場所で管理するといいでしょう。開花が始まったら雨のかからない場所へ移動すると、花を長く楽しめますよ。庭植えは、水はけのいい場所を選んで植え付けます。泥はね防止にバークやわらを敷くのがおすすめです。
育て方②水やり・肥料
ポットマムは、庭植え・鉢植えいずれの場合も、表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に開花中は水切れを起こすと花が枯れてしまうので、こまめな水やりを心がけましょう。3月~10月に、緩効性化成肥料を施します。庭植えで育てるなら、肥料はそれだけで十分です。鉢植えで育てる場合は、つぼみの大きくなる10月に液体肥料も追加で与えるといいでしょう。
育て方③植え付け・植え替え
ポットマムは水はけと保肥性のいい土を好みます。赤玉土と腐葉土、ピートモスの配合土に、リン酸分が多めの緩効性化成肥料を加えるといいでしょう。市販の専用培養土を使うのも便利です。植え付け・植え替えはいずれの場合も、毎年3月~5月の間で行います。古い用土を軽くはらって、枯れた部分は切り取ってから植え付けてくださいね。このタイミングで株分けを行っても構いません。
10月4日の誕生花(ポットマム以外)
10月4日の誕生花は、ポットマム以外にもあります。ここではその中から、あざやかな黄色が素朴でかわいらしい「ステルンベルギア」と、可憐で涼しげな花がギフトに人気の「カンパニュラ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも花姿にぴったりの、前向きな花言葉を持っていますよ。
10月4日の誕生花①ステルンベルギア
ステルンベルギアはヨーロッパ~アジアを原産とする球根植物です。クロッカスに似た、素朴な雰囲気の黄色い花を咲かせます。和名では黄花玉簾(キバナタマスダレ)とも呼ばれていますよ。花言葉は「期待」と「安息」。なにかに打ち込んでいる人に、「たまにはゆっくり休んでね」というメッセージを込めて贈るのに適した花ですね。
10月4日の誕生花②カンパニュラ
カンパニュラは青色や紫色をした釣鐘型の小花をつける花です。多数の園芸品種を持ち、卓上に飾れるサイズの品種から、草丈1.5mを超えるような大型品種まであります。切り花やブーケ、プリザーブドフラワーなどギフトバリエーションも豊富で、人気の高い花です。花言葉は「感謝」「誠実な愛」「思いを告げる」などで、恋人だけでなく、家族や友人へのギフトに使えますよ。
10月4日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、10月4日にゆかりのあるものをご紹介します。今日が誕生日のジャン=フランソワ・ミレーは、19世紀を代表する画家のひとりです。「落穂拾い」「晩鐘」などの作品で知られ、当時としてはめずらしく、「貧しい農民の姿」をモチーフとしました。
10月4日の誕生石
10月4日の誕生石は「マラカイト」です。模様が羽を広げた孔雀のように見えることから、日本では「孔雀石」という名前でも親しまれています。深みのある美しいグリーンも、オスの孔雀が持つゴージャスな羽の色によく似ていますね。ゴールドともシルバーとも相性がよく、アクセサリーでの流通も多い宝石です。女性へのギフトにも喜ばれますよ。
10月4日生まれの有名人
10月4日生まれの有名人は、以下のような人々です。星座はてんびん座です。女優の前田愛さんは、歌舞伎俳優の六代目中村勘九郎さんを夫に持つ「梨園の妻」であることでも知られていますね。
- ジャン=フランソワ・ミレー(フランスの画家)
- 辻仁成さん(小説家)
- 前田愛さん(女優)
10月4日の出来事・記念日
世界動物の日
10月4日は「世界動物の日」です。動物の守護聖人、アッシジのフランチェスコの聖名祝日であることからこの日に制定されました。アッシジのフランチェスコは、神の前では人も動物も平等であることを説いた人物です。その教えに基づいて、この日は世界各地で動物愛護や動物保護のためのさまざまな活動が行われますよ。
まとめ
10月4日の誕生花、ポットマムについてご紹介しました。暑さや寒さにも比較的強く、手ごろなサイズで育てやすいポットマムは、晩夏~秋のガーデニングにおいて強い味方です。花色や咲きかたで雰囲気がガラッと変わるので、キュートな雰囲気もシックな雰囲気も自在に演出できますよ。「清らかな愛」という花言葉は、ギフトにもぴったりです。思いを寄せる女性に、そっと贈りたくなりますね。