殿堂入りのバラ17種！世界バラ会議で選出された品種を一覧でご紹介！

ボニカ’82の素晴らしい点は、耐病性・耐寒性が高くて大変育てやすいことです。そのため修景バラとして公園などによく植えられています。房咲きになりかわいらしい花が株全体を覆うように咲きます。実が付きやすいため、花がらをしっかり摘むと返り咲きするでしょう。

フランスの「バラの詩人」の名前が付けられたこのバラは、別名「エデンローズ」とも呼ばれます。天国の花園のような美しさは大変人気があり、世界で最も愛されているバラといわれています。生育旺盛で花付きもよく、初めてのつるバラとしてもおすすめです。

「エリナ」は、淡いクリーム色が中心になるほど濃くなる品のよい大輪のバラです。耐暑性・耐寒性・耐病性が高く、大変育てやすい強健種で初心者におすすめです。ほんのり黄色がかったエリナは控えめな印象ですが、主役として植えれば上品なガーデンに仕上がるでしょう。
 

近年人気のイングリッシュローズから殿堂入りしたのが「グラハム・トーマス」です。黄色のカップ咲きの花が大変美しく、ブッシュローズのようにもつるバラのようにも仕立てられます。強健で病害虫にも強く育てやすいバラです。

イギリスのアマチュア育種家が生み出したバラ「サリーホームズ」は、殿堂入りしたバラでは初めての一重咲きのバラです。枝先にブーケのように咲きます。強健種で育てやすい品種です。

「カクテル」は、日本ではポピュラーなバラです。赤い花びらに中心が黄色と華やかな色合いが魅力です。花付きがよいうえに生育旺盛で育てやすく、初心者でも栽培できます。枝がよく伸びるため、アーチやフェンス、壁面などに誘引するのがおすすめです。

「ノックアウト」という名前は、「病気をノックアウトする」ということから付けられました。耐病性に優れ、強健種で育てやすいバラです。花付きがよく、実付きもよいため花を楽しむ場合は花がら摘みが必要です。

殿堂入りのバラ17種類をすべて見られるガーデンがあります。一度訪れて「殿堂入りのバラ」を実際に見るのも楽しいですよ。

はじめの20年間は、ハイブリッドティーの大輪のバラが多く選出されていました。その後つるバラなどさまざまな系統のバラが選ばれています。今後はどのようなバラが殿堂入りするのか興味深いといえるでしょう。また、殿堂入りのバラには、初めてバラを育てる人にも向いている強健種もあります。庭やベランダで育てて、バラの美しさを堪能してみましょう。