あずきの利用法
利用法①洗剤
あずきに水を混ぜ勢いよく振りまぜると泡が立ちます。この泡はあずきに含まれるサポニンという成分によるものです。泡には洗浄効果が認められ、日本では奈良時代から洗剤として利用されてきました。
利用法②あずき粉洗顔
現在でも、あずきの粉は古い角質を取り除くスクラブ剤や洗浄成分として利用される化粧品原料です。あずきには肌をやわらかく、血行を促進する効果があるといわれ、米ぬかやクレイなどと混ぜるとナチュラルな洗顔料が手作りできます。
あずきの粉 袋入り
参考価格: 1,000円
あずきの粉は角質ケアに役立つ洗顔パウダーです。上質のあずきを軽く炒り、パウダーにしたものを、さらに石臼でひき、きめ細かな微粉末にしあげます。昔ながらの洗顔料は、天然成分100%、マイルドな洗浄力と肌にやさしい洗いあがりがおすすめです。
利用法③ホットパック
あずきを綿や麻などの布の袋につめ、電子レンジであたためるとホットパックとして利用できます。温かさが20~30分程度続くので、アイピローにすれば疲れた目をじんわりと温めながらいたわります。袋の大きさを変えるとアイピローのほかにも腰やおなかにも使えるので試してみてください。
あずきのチカラ 目もと用
参考価格: 1,188円
あずきのチカラ目もと用は、あずきに含まれる天然の水蒸気で疲れた目もとをじわっとほぐす水蒸気温熱パックです。あずきの適度な重みが目もとに心地よくフィットします。電子レンジで温めるだけなので使い方はとても簡単です。
あずきの栄養成分
栄養①タンパク質
あずきには人間の筋肉や内臓、髪や爪などと構成するタンパク質が豊富です。タンパク質には多くの種類があり、あずきはグロブリンと呼ばれるタンパク質で約70%を占めています。あずきがあんこになるために、このたんぱく質が重要な役割を果たすといわれます。
栄養②食物繊維
ゆであずきにはゴボウの約2倍、100g中12~13gの食物繊維が含まれるといわれます。あずきに含まれる食物繊維のほとんどは不溶性です。不溶性食物繊維は水を含むと数倍にふくれ、腸を刺激し排便をうながす働きが認められています。
栄養③サポニン
洗浄成分があるサポニンは、ダイエットやスキンケアをサポートする栄養素です。しかし、あずきを煮るときに出るアクに溶けだすので、アクを取りすぎないような煮方がポイントです。
栄養④ポリフェノール
あずき100gあたりに含まれるポリフェノールは、300~600mgといわれます。ポリフェノールは有害な活性酸素を消去する働きが認められ、摂取することで若々しい肌や身体をキープするスキンケア、エイジングケア効果が期待できるといわれます。
あずきの効果・効能
効果・効能①むくみ解消
中医学では、体の中の「湿」という邪気が増加すると、体内に水分がたまり、むくみにつながるといわれます。その「湿」を取り除いてくれる食材の代表があずきです。あずきにはむくみのほかに、「湿」による体のだるさを解消する効果もあるといわれます。
効果・効能②ダイエット効果
あずきはダイエットの強力な味方です。糖質や脂質の代謝をうながすといわれるビタミンB群が豊富で、食物繊維による便通改善が期待でき、むくみ解消などの栄養素がダイエットをサポートしてくれるでしょう。
効果・効能③疲労回復
あずきには、効率よくエネルギーを作り出す働きをもつビタミンB群が豊富に含まれています。このビタミンが働き、体の疲労物質を減少させ、疲れにくい体づくりに役立ちます。
効果・効能④生活習慣病の予防
あずきに含まれるポリフェノールは、血糖値上昇抑制、コレステロール値上昇抑制、血圧上昇抑制、血圧降下などが認められるといわれます。あずきの煮汁には中性脂肪を下げる傾向がみられ、生活習慣病の予防に役立つとされています。
まとめ
ダイエット、スキンケアにうれしい栄養素をたっぷり含むあずきには、あんこ以外にもおいしい食べ方があります。無糖のあずきの煮方やレシピを利用して、健康的にあずきを食べましょう。
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