小豆の栽培は難しい?支柱・摘心のコツや収穫時期などを詳しく解説!

小豆の栽培は難しい?支柱・摘心のコツや収穫時期などを詳しく解説!

小豆は、家で栽培する野菜としては馴染みの少ない存在ですが、実は家庭菜園でも育てられます。自分で育てて収穫した小豆の味は格別であり、自家栽培している人も意外に多いです。今回は小豆の栽培方法を、支柱の立て方や管理のコツとともに紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.小豆の栽培スケジュール
  2. 2.小豆の栽培方法【準備~種まき】
  3. 3.小豆の栽培方法【育苗中の日常管理】
  4. 4.小豆の栽培方法【支柱と摘心】
  5. 5.小豆の栽培方法【収穫】
  6. 6.小豆の栽培で気をつけるポイント
  7. 7.小豆を楽しく育ててみよう!

小豆の栽培スケジュール

出典:写真AC

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
肥料
摘心
開花
収穫

実は小豆栽培は難しくない!

小豆を自宅で栽培するのは難しいように思えますが、水やりや追肥の手間もかからず、比較的簡単に育てられます。品種は大きく分けて「夏小豆」と「秋小豆」の2種類があり、気候にあわせた品種選びさえできれば、北海道~沖縄までどこでも栽培可能です。収穫が楽しめるのはもちろんですが、夏に咲かせる黄色い花も愛らしく、観賞用としても人気です。

季節ごとにするべきこと

春の作業

Photo byROverhate

春は夏小豆の種まき時期です。種まき時には元肥を施します。ある程度育ったら脇芽を増やすために適度に摘心をしながら、開花時期を待ちましょう。追肥は必要ありません。

夏の作業

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

夏に入ると夏小豆が開花します。暑さ極まる8月~9月には実が成熟するため、収穫しましょう。また、6月~7月の初夏は秋小豆の種まき時期です。夏小豆のときと同様に元肥を施し摘心し、開花を迎える準備をします。

秋の作業

Photo byValiphotos

夏の終わり~10月にかけて、秋小豆は開花します。開花期間は長いですが、追肥の必要はありません。秋真っ盛りの10月~11月に秋小豆が成熟するため、収穫を済ませましょう。

冬の作業

Photo byFree-Photos

小豆は一年草のため、収穫とともに栽培は終了します。翌年新たに小豆栽培するならば、冬~種まきの季節までの間、収穫した小豆を保管しておきましょう。

小豆の栽培方法【準備~種まき】

Photo by wanko

準備

必要な道具

  • 小豆の種
  • 用土
  • 植木鉢やプランター
  • 鉢底石と鉢底ネット

小豆は食用の乾燥小豆からも育てられますが、病気になる可能性が上がるため、園芸用の種の購入をおすすめします。住んでいる地域の気候にあった種(夏小豆か秋小豆)を用意しましょう。植木鉢なら10号鉢に1株、幅60cm×奥行20cm×高さ20cmのプランターなら2~3株育てられます。育てたい株数にあわせて選んでください。

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楽々菜園は、嬉しい貯水機能付きのプランターです。吸水穴から水を注いでおけば、植物が乾燥し始めると水を吸い上げるため、数日間家を空ける際や水やりし忘れたときでも安心です。貯水スペースと植物の底部分の間には空気層があり、根腐れの心配もありません。たっぷり大きめの容量で、さまざまな野菜作りに使えて便利です。

おすすめ度★★★★☆
容量60cm×32cm×32cm
土容量約22L
貯水量約5.2L

土の作り方

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小豆は排水性と保水性のよい、弱アルカリ性の用土を好みます。鉢植えの場合は、元肥入りの野菜用の培養土を使いましょう。パッケージに小豆用と書かれていなくても、一般的な野菜作りに使われる土であれば種類は何でも構いません。地植えの場合は掘り起こした土に、植え付け2週間前に苦土石灰を、1週間前に堆肥を混ぜ込んで準備してください。

ボタニ子

ボタニ子

1㎡あたり苦土石灰は100~150g、堆肥は20gを目安に準備してね!

種まき

鉢やプランターの場合

鉢やプランターに鉢底ネットと鉢底石を敷き、上から土を入れていきます。土の量は容器の上から2~3cmの深さを目安に調整してください。鉢なら真ん中に1カ所、プランターなら2~3カ所に深さ3~4cmの穴を開け、各穴に2~3粒種をまきます。覆土して土表面を軽く押さえたら完了です。水をたっぷり与えましょう。

地植えの場合

地植えの場合は、耕して土作りを済ませたところに株間を10cm~20cmほどとり、深さ3~4cmの穴を開けます。穴は育てたい分だけ開けてください。1カ所に2~3粒種をまいたら土をかぶせましょう。たっぷり水やりしたら、発芽まで待つだけです。

小豆の芽が出たら間引きは必要ですか?

小豆は基本的に間引きせずに育てる植物です。出てきた芽はそのまま育てるため、1カ所にあまり多くの種をまかないように注意しましょう。鉢植えやプランターで育てる場合、込みあうのが心配なようであれば、1カ所に1粒の種のみまいてください。2週間経っても芽が出ないようであれば、追加で種まきしましょう。

小豆の栽培方法【育苗中の日常管理】

水やり

Photo byAlexas_Fotos

小豆は乾燥に強い植物のため、頻回な水やりは必要ありません。鉢植えであれば、土表面が完全に乾き、葉が少ししおれるぐらいのタイミングで水をたっぷり与えましょう。地植えの場合は、植え付け時にたっぷりと水を与えたら、それ以降水やりしなくて大丈夫です。晴天続きで地面がひび割れるほど乾燥がひどいときのみ、水を与えてください。

置き場所

フリー写真素材ぱくたそ

小豆は日光を好み、生育温度は20℃~25℃と高めのため、日当たりのよい場所で育てましょう。比較的暑さに強い性質を持っており、地植えでも鉢植えでも特に夏越し対策は必要ありません。多湿状態を嫌うため、風通しのよい場所で管理してください。

追肥

Photo byJing

小豆はやせた土地でもよく育つこともあり、元肥を施しておけば追肥の必要はありません。ただし、「成長が遅い」「葉や茎に元気がない」と感じたときは、花が咲き始めたころにぼかし肥や液肥を薄めたものを、少量株元にまきましょう。

ボタニ子

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次は、小豆の支柱の立て方と摘心方法について説明するよ!

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小豆の栽培方法【支柱と摘心】

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