いんげんの筋の取り方!うまく取れない場合の対処法・コツを解説!

いんげんの筋の取り方!うまく取れない場合の対処法・コツを解説!

いんげんの筋は途中で切れることもあり、うまく取るにはコツが必要です。この記事では、いんげんの筋の取り方やうまく取るコツ、筋が取れないときの対処法などを紹介します。また、見た目だけではわからない筋取りの要らないいんげんを見分ける方法も参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.いんげんの概要
  2. 2.いんげんの筋の取り方
  3. 3.いんげんの筋をうまく取るコツ
  4. 4.いんげんの筋が取れないときの対処法
  5. 5.いんげんの筋取りは省略できる?
  6. 6.いんげんの筋取り以外の下処理
  7. 7.いんげんは硬い筋を取ってから食べよう

いんげんの概要

出典:写真AC

いんげんは一年中手に入り、ゴマ和えや煮物などさまざまな料理に利用される身近な食材です。ビタミンやミネラルを豊富に含むことから緑黄色野菜に分類されます。全国各地で時期を変えて栽培されていますが、旬は6~9月です。年3回収穫できる栽培期間の短いもの、緑だけでなく黄色や紫のサヤを持つものなど品種が豊富で、家庭菜園でも人気があります。

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さやいんげんといんげん豆の違い

Photo bymartin_hetto

いんげんには、未熟な緑色のサヤごと食べるさやいんげんと、完熟した中の豆だけを食べるいんげん豆とがあり、それぞれ種類が違います。いんげんといえば、さやいんげんを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、もともとは豆だけが食べられていました。いんげん豆は、今でも煮豆や和菓子の白あんなどによく使われています。

美味しいいんげんの見分け方

出典:写真AC

いんげんはできるだけ新鮮なものを選びましょう。新鮮さだけでなくサヤの太さなども美味しさを左右する重要なポイントです。見分け方を参考に、ぜひ美味しいいんげんを選んでみてください。なお、購入後のいんげんは、キッチンペーパーに包んでからビニール袋に入れることで、乾燥を防いで鮮度を長持ちさせられますよ。立てた状態で冷蔵保存しましょう。

見分け方①見た目で判断する

出典:写真AC

美味しいいんげんを見分けるには、まず見た目が重要です。変色・しみがなく、鮮やかな緑色をした肉厚なものを選びましょう。新鮮なものは先端の細い部分に張りがあるのも特徴です。なお、さやが太かったり、さやの中の豆の形がくっきりと浮き出たりしているものは硬いことがあるため、あまりおすすめできません。

見分け方②折ってみる

出典:筆者撮影

もう一つの見分け方はいんげんを折ってみることです。この方法は購入前には試せないため、保存中のいんげんの鮮度を確認したいときなどに試してください。曲げたときに簡単にポキッと折れるものが新鮮です。折れにくい場合は鮮度が落ちている証拠のため、早めに使い切ったり冷凍保存したりしましょう。

いんげんの筋の取り方

出典:写真AC

いんげんにはサヤの両脇に筋があります。この筋を食べても体に害はありませんが、硬い筋があると歯触りが悪くなり、料理の美味しさが半減するというデメリットがあります。そのため、筋は下処理の段階で取っておくのが一般的です。

手順

①いんげんのヘタを指でつまみ、横に折る
出典:筆者撮影

②筋が付いてくるため、そのまま反対端まで引っ張り、筋を取る
出典:筆者撮影

③上下を逆さに持ち、反対の筋も同様に端を折り、引っ張って取る
出典:筆者撮影

いんげんの筋をうまく取るコツ

Photo bymatthiasboeckel

いんげんの筋をうまく取るにはコツがいります。1つ目のコツは、いんげんの端を筋に繋げるように横(筋のある方向)に曲げて折ることです。また、2つ目のコツは、筋が切れないようにゆっくりと優しく引っ張ることです。いんげんの筋は切れやすく強く引っ張ると切れることがあるため慎重に扱ってください。

いんげんの筋をうまく取るには、ヘタを折る方向と引っ張るときの力加減が重要です。

いんげんの筋が取れないときの対処法

Photo byCouleur

いんげんの筋が柔らかい場合など、コツを押さえても筋が取れないこともあります。そのようなときには少し手間を加え、筋を取りやすくしたり、残った筋を食べやすくしたりする対処法を試してみましょう。たったひと手間で、柔らかくてすぐ切れる筋でもスムーズに取れたり、硬い筋でも食感が気にならなくなったりします。

対処法①茹でてから取る

出典:写真AC

いんげんの筋が取れないときには先に茹でてから取りましょう。いんげんは、火が通り過ぎないよう、茹で具合を確認しながら1分半ほど茹でます。茹でてからすぐ冷水につけるのが変色を防ぐコツです。水につけ過ぎると、シャッキリとした歯ごたえがなくなり栄養が逃げる原因になるため注意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

水につける時間は10秒ほどで十分です。

手順

①鍋に水・少量の塩を入れ、沸騰したら洗ったいんげんを入れる
出典:筆者撮影

②いんげんを硬めに茹でてから冷水にとる
出典:筆者撮影

③両端を折り、それぞれ引っ張って筋を取る
出典:筆者撮影

対処法②レンジで加熱してから取る

フリー写真素材ぱくたそ

いんげんを少量しか使わないときなどには、より簡単にできる電子レンジを使った対処法を試してみてください。茹でてから取るよりも栄養が逃げにくくおすすめです。必要な加熱時間は太さなどによって異なるため、火の通り具合を確認しながら調節してください。茹でてから取るときと同様に、加熱後すぐに水で冷ますのがいんげんを色よく保つコツです。

手順

①いんげんを洗い、水滴が付いたままラップでふんわりと包む
出典:筆者撮影

②電子レンジ600Wで1分半~2分ほど加熱する
出典:写真AC

③いんげんを冷水にとる
出典:筆者撮影

④両端を折り、それぞれ引っ張って筋を取る
出典:筆者撮影

対処法③筋に切れ目を入れる

Photo bystevepb

筋が取れないときには残った筋を食べやすくする対処法もおすすめです。両側の筋に数カ所ずつ切れ目を入れるだけで、食べても筋があるかわからないくらいまで食感が改善され、美味しく食べられるようになります。うまく切れ目を入れるコツは、筋だけが切れるように包丁の刃先を使うことです。刃先を筋に軽く押し当てるように切ります。

手順

①いんげんの両端を折り、簡単に取れる筋は取っておく
出典:筆者撮影

②包丁の先を使い、筋に切れ目を数カ所入れる
出典:筆者撮影

③いんげんを裏返し、反対の筋にも切れ目を数カ所入れる
出典:筆者撮影

ボタニ子

ボタニ子

包丁で切りにくい場合はキッチンばさみを使ってみてください。

対処法④細かくきざむ

Photo bycongerdesign

いんげんをもともと細かく切って使う予定なら、筋が取れなくてもあまり気にする必要はありません。通常どおり、好きな長さに切ってください。サヤと一緒に筋も切れるため、筋の食感が自然に改善されます。なお、細かく切ったいんげんは、炊き込みご飯やオムレツの具などにおすすめです。

手順

①いんげんの両端を折り、簡単に取れる筋は取っておく
出典:筆者撮影

②いんげんを細かくきざむ
出典:筆者撮影

次のページでは、いんげんの筋があるかわからないときの見分け方などを紹介します。

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いんげんの筋取りは省略できる?

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