ガーデニング初心者にもおすすめ!多肉植物の寄せ植え
ボタニ子
ボタ爺
多肉植物の寄せ植えは、ちょっとしたコツさえつかめば簡単じゃぞ!
簡単なコツさえつかめば、多肉植物の寄せ植えは枯らさず長く楽しめます。種類によっては小さい花が咲いたり紅葉したりと様々な顔を見せてくれる多肉植物は、自分で寄せ植えるとさらに愛着がわくでしょう。今回は多肉植物の選び方や寄せ植え方法、おしゃれなアレンジのやり方をご紹介します。
多肉植物の寄せ植えは初心者でも簡単!
多肉植物とは
多肉植物は葉や茎などの柔組織という部分に水を貯蔵する植物の総称です。アフリカやその付近の島々などあらゆる場所に生息しています。多肉植物には米粒ほどの小さいものから人の背丈を超す大きなものまで様々な種類があり、日本には古くからあり馴染みのある植物です。
多肉植物は初心者にもおすすめ!
ぷっくりとしてかわいい多肉植物の寄せ植えですが初心者でも簡単にでき、見栄えもよいのでおすすめです。多肉植物はホームセンターや園芸店、百均などでも手に入り、気軽に寄せ植えにチャレンジできます。
【寄せ植え用】多肉植物の選び方のコツ
多肉植物の寄せ植えは見た目もおしゃれで管理も簡単なので、ガーデニング初心者にもおすすめです。どの品種を選べばいいのか迷う方に、初心者でも安心の多肉植物の選び方のコツをお伝えします。
コツ①季節ごとにある品種をそろえる
多肉植物の寄せ植えは、季節ごとにある品種をそろえると安心です。多肉植物には春と秋にぐっと成長する「春秋種」、夏の時期に成長する「夏型種」と冬の時期に成長する「冬型種」があります。
品種を合わせると育てやすい!
多肉植物には成長期以外は休眠する品種もあるので、寄せ植えする際は品種を合わせるとよいでしょう。同じ品種同士なら、成長期も休眠期も同じなので水の量や光の当て方、成長の仕方もほぼ同じなので育てやすく、結果寿命も伸びやすくなります。
コツ②同じ科でそろえる
多肉植物は大きく分けて5つの系統に分かれています。
- ぷっくりと肉厚な「ベンケイソウ科」
- チクチクしたとげが特徴の「サボテン科」
- グリーンネックレスなどの「キク科」
- 流行りのエアプランツなどの「パイナップル科」
- 唯一室内でも育てられる「ツルボラン科」
コツ③強く長持ちするものを選ぶ
強く長持ちする多肉植物を選ぶと、初心者でも安心して育てられます。ここでは寿命が長く、管理も簡単なおすすめの多肉植物を3つ厳選してお伝えします。
①ベンケイソウ科・エケベリア
ベンケイソウ科のエケベリアは春秋型で、初心者にも育てやすい品種です。バラの花が開いたようなかわいらしい形が特徴です。日光を好むので屋外での栽培がおすすめです。
②ベンケイソウ科・セダム
セダムは同じくベンケイソウ科の多肉植物で、春秋型です。単調な色が多い多肉植物の中でセダムはカラーバリエーションが豊富で、寄せ植えにもピッタリな品種です。小さいお花のような見た目もかわいらしいセダムは誰でも一度は目にしたことがあるでしょう。成長するとひょろひょろと伸びすぎてくるので、適時カットします。
③キク科・グリーンネックレス
グリーンネックレスはキク科の多肉植物で春秋型です。小さいコロンとした丸いフォルムがかわいらしいグリーンネックレスは、寄せ植えのアレンジにもぴったりです。長く垂れて成長するので、吊るすタイプの寄せ植えにもよく合います。グリーンネックレスは他の多肉植物よりも多くの水分を必要とするので、こまめに水やりをしましょう。
多肉植物の寄せ植えに必要な道具
ボタニ子
さっそく多肉植物の寄せ植えにチャレンジしたいな!
ボタ爺
ここからは多肉植物の寄せ植え方法を紹介するぞ!
必要な道具類
多肉植物の寄せ植えに必要なものは基本的な園芸グッズに加えて、多肉植物用の土やピンセットなどです。必要に応じて道具を買い足していくとよいでしょう。
- 鉢…初心者は穴の開いているオーソドックスな鉢が安心です。
- 土…市販の多肉植物用の土を購入すれば、土の配合などに気を使わなくて大丈夫です。
- 底にひく石…じゃりや赤玉土でもOK。
- 鉢底ネット…土が流れ出ないために必要です。
- 小さ目のスコップ
- ピンセット…細かい位置の調整や、余分な土の除去などに一つあれば便利です。
- 割りばし…細かいところに土を入れたり、バランスをとったりするときに必要です。
多肉植物の寄せ植え方法
多肉植物の具体的な寄せ植えや植え替え方法をご紹介します。基本さえおさえれば、誰でも簡単におしゃれでかわいい多肉植物の寄せ植えが完成します。また、適切な鉢などに植え替えることで寿命も長く根腐れなども防ぐことができます。
用土
多肉植物に付いている土は乾燥させる
購入した多肉植物をポットなどから出したら、まずは土をチェックします。湿っているようでしたら、数日ポットなどから出して土を乾燥させましょう。多肉植物の土が乾いたら、簡単に土をはらって取り除きます。鉢などに鉢底ネットをしき、その上に底石を入れます。
土と多肉植物を入れる
多肉植物用の土か、多肉植物に適した配合の土を三分の一ほど入れたら、まずメインとなる多肉植物を入れます。バランスを見ながらサイドの多肉植物を寄せ植えていきます。メインが寄せ植えられたら、割りばしで隙間を埋めたり、土をなじませたりします。小さな多肉植物はこのタイミングで寄せ植えます。その後、ピンセットを使って余分な土を取り位置の微調整をしましょう。
水やり
寄せ植え後は一週間水やりをひかえる
寄せ植え後は、一週間は水を与えないようにします。一週間後、たっぷりと水をあげましょう。ツルボラン科以外の多肉植物は、日当たりのよい外で育てます。
おしゃれに映える!多肉植物の寄せ植えアレンジ例
ボタニ子
多肉植物の寄せ植え方法はバッチリ!おしゃれな多肉植物の寄せ植えアレンジを知りたいな♪
ボタ爺
ちょっとした工夫で、多肉植物の寄せ植えはぐっとおしゃれになるぞ!
①ミニサボテン×缶
百均などでも手に入りやすいミニサボテンと缶さえあれば、誰でも簡単におしゃれな多肉植物の寄せ植えにチャレンジできます。初心者にも特におすすめのアレンジです。穴が開いていない缶は、底に釘を5~6カ所ほど開けます。サボテンはトゲがあるのでラバー素材などの軍手があると便利です。
サボテンについている土が湿っていたら、数日置いて乾燥させます。缶に鉢底ネット、底石、多肉植物用の土を三分の一程入れたら、高さやバランスを調整しながら寄せ植えましょう。ウチワサボテンなどの高さのある物を組み合わせると、奥行きが出てレイアウトしやすく、おしゃれに決まります。
サボテン類のお手入れのコツ
サボテン類は外の風通しの良い日向に置きましょう。土が乾いたらたっぷりと水を与えます。サボテン類は上手に育てると、夏場に花を咲かせる品種もあります。管理も簡単で、成長を楽しみに長く楽しめるアレンジです。
②夏にぴったり!ガラス瓶アレンジ
鉢の替わりにガラス瓶を使うと、涼しげな多肉植物の寄せ植えになります。日当たりの良い室内に置いてもおしゃれです。
ガラス瓶アレンジの方法
まずガラス瓶に底石と土を入れます。ガラスで透けて見えるので、底石は白やカラフルな色にすると素敵です。土を入れたらバランスを見ながら多肉植物を寄せ植えます。縦長の瓶は倒れやすいので、倒れないようバランスに注意しましょう。穴のないガラス瓶の場合は、水やりをしたらすぐ傾け、水を切ります。
③インパクト大!流木アレンジ
ホームセンターなどで流木を見掛けたら、多肉植物の寄せ植えに使うのはいかがでしょうか。迫力のある素敵なアレンジになります。流木での寄せ植え方法は、他の寄せ植え方と基本的には同じです。
流木アレンジの方法
流木の穴に鉢底ネットを敷き、多肉植物用の土を入れましょう。バランスを見ながら多肉植物を寄せ植えていきます。隙間にコケを植えてもよく栄えます。水やりの際に水切れが悪いようなら優しく傾けて水を切りましょう。
多肉植物の寄せ植えで彩り豊かなガーデニングライフを
多肉植物は簡単に寄せ植えができ、おしゃれにアレンジが効くので大変おすすめです。園芸店や百均でも多肉植物や必要なグッズが揃うのでトライしやすいでしょう。ぜひ多肉植物の寄せ植えでお庭に彩りを加えて下さい。
多肉植物の寄せ植えにチャレンジしてみたいけど…何からはじめたらいいの?