12月6日の誕生花は何?特徴や花言葉・誕生石にゆかりの有名人も!

12月6日の誕生花は何?特徴や花言葉・誕生石にゆかりの有名人も!

12月6日の誕生花は、切り花としても人気の球根花「シラー」です。特徴や育て方について、くわしく解説していきます。シラー以外の誕生花や誕生石、記念日、この日に生まれた有名人など、12月6日にゆかりのあるものもあわせて見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.12月6日の誕生花は?
  2. 2.シラーの特徴2選
  3. 3.シラーの育て方
  4. 4.12月6日の誕生花(シラー以外)
  5. 5.12月6日にゆかりのあるもの
  6. 6.シラーでナチュラルな雰囲気に

12月6日の誕生花は?

12月6日の誕生花は「シラー」

Photo bymvuorenmaa

ユーラシア大陸を中心に100種以上の原種を持つシラーが、12月6日(12/6)の誕生花です。多くの園芸品種が開発されていて、開花期や花の形は品種によって異なります。小型のものも多く、鉢植えやプランターで気軽に育てられるのも魅力です。涼しげな色合いと清楚な花姿は、庭の雰囲気を自然な美しさで彩ってくれますよ。
 

名前 シラー
別名 オオツルボ(大蔓穂)
園芸分類・形態 球根・多年草
原産地 ユーラシア大陸、南アフリカ、熱帯アフリカ
開花の時期 3月~6月
花の色 青、紫、ピンク、白
暑さ / 寒さ やや弱い / 強い
特徴 落葉性

シラーの特徴2選

特徴①ギリシャ語が語源の名前

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「シラー(Scilla)」という名前は、ギリシャ語の「skyllo:害になる」が語源です。これはシラーの鱗茎(りんけい)に毒があることにちなんでいます。日本での名前は「オオツルボ(大蔓穂)」です。海外では「Cuban lily:キューバのユリ」「English bluebell:イギリスの青いベル」などの別名でも呼ばれていますよ。

特徴②神話にちなんだ花言葉

Photo bySueChem

西洋ではギリシャ神話の影響で、青や紫といった寒色系が「悲しみを表す色」とされています。そのため、涼しげな色合いの多いシラーにも「哀れ」「さみしい」といったネガティブな花言葉がつけられました。ギフトとして選ぶときには注意が必要ですが、「我慢強さ」「変わらない愛」といった強い気持ちをイメージさせる花言葉もあるので、メッセージカードや言葉でフォローすれば問題ないでしょう。

シラーの育て方

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シラーはほとんどの種が10月ごろに芽を出し、3月~6月に開花したあと、地上部が枯れて休眠に入ります。球根を掘り上げずに数年放置しても花付きが変わらず、丈夫で育てやすい花ですよ。「栽培環境」や「水やり」などのポイントについて、くわしく解説します。球根を購入したときに添付されている説明もあわせて確認してくださいね。

育て方①栽培環境

Photo by Maria Eklind

シラーの栽培には日当たりと水はけのよい場所が最適ですが、多少の日陰でも問題なく開花します。夏場は休眠に入るので、涼しいところで保管するとよいでしょう。ややアルカリ性の土壌のほうが、花付きがよくなります。花壇に植える場合は、植え付けの前に苦土石灰をまいておくのがおすすめです。市販されている草花用の培養土を使うのも便利ですよ。

育て方②水やり・肥料

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シラーの水やりは、植え付け後はほとんど必要ありません。極端に土が乾いたときだけ水を与えれば十分でしょう。開花後、休眠に入りかけたら水やりを止めます。肥料は元肥として、ちっ素、リン、カリウムの三要素が等量の、緩効性化成肥料を用土に混ぜ込みます。成長期には液体肥料か固形肥料を施すとよいでしょう。

育て方③植え付け・植え替え

Photo by e27182818284

シラーの植え付けは9月中旬~11月上旬が適期です。球根の大きさによって、鉢やプランターのサイズを変えるとよいでしょう。夏場は休眠に入るので、掘り上げずにそのまま夏越しさせます。植え替えも植え付けと同様、9~10月の休眠中が適しています。分球もあわせて行うと効率的ですよ。庭植えは、3年程度は植えっぱなしにしても構いません。

育て方④切り戻し

Photo by ai3310X

シラーは開花が終わったら、花茎を付け根まで切り戻します。地上部に残った葉は自然に枯れるので、放置して構いません。切り戻すことにより光合成を促進し、翌年のための栄養を球根に蓄えることが可能です。翌年以降の花付きに大きく影響するので、忘れずに行ってくださいね。

12月6日の誕生花(シラー以外)

Photo bygsibergerin

続いて、12月6日のほかの誕生花を見ていきましょう。日本各地に分布する素朴な野花草の「ユキノシタ」も、洋ランの中でもひときわ華やかで人気の「カトレア」も、それぞれ魅力的で素敵な花ですね。どちらもギフト向きですが、特にカトレアは花色ごとにも花言葉が異なるので、相手の好みや伝えたいメッセージにあわせてぴったりのものが選べますよ。

12月6日の誕生花①ユキノシタ

Photo by harum.koh

ユキノシタはユキノシタ科に分類される多年草で、日本各地に分布しています。湿った岩場を好み、地面を這うように太い根を伸ばして広がります。花は小さく地味な印象ですが、近くで見るととても美しい形です。濃いグリーンの葉がハート形をしているのも特徴的ですね。花言葉は「深い愛情」「恋心」「切実な愛情」など、控えめな印象の言葉が並びます。ギフトには小さな鉢植えで贈ると、管理がしやすいのでおすすめですよ。

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12月6日の誕生花②カトレア

Photo byElyPenner

華やかな花姿とカラーバリエーションで人気のカトレアは、「洋ランの女王」とも呼ばれる人気の花です。鉢植え・切り花いずれも多く流通していて、ギフトにもぴったりのあでやかさですよ。花言葉は全般に共通する「魔力」「魅惑的」といったもののほか、「成熟した大人の魅力(ピンク色)」「優美な女性(紫色)」「魅力(黄色)」など、花色ごとにもつけられています。

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12月6日にゆかりのあるもの

Photo byjosephredfield

最後は誕生石や記念日など、誕生花以外の観点から12月6日について紹介します。今日が誕生日の岩田聡さんは、北海道出身のプログラマーです。任天堂の4代目社長として「ニンテンドーDS」や「Wii」を世に送り出し、同社を大きく成長させた人物として知られていますよ。

12月6日の誕生石

出典:写真AC

12月6日の誕生石は「パイライト」です。ギリシャ語で火を意味する「pry」が語源で、かつて火打石として利用されていたことからこの名前がつけられました。金属光沢のきらきらとした輝きと、クールな雰囲気が魅力的ですね。ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーは女性へのギフトにはもちろん、男性へのギフトにも人気がありますよ。

12月6日生まれの有名人

Photo bypixel2013

12月6日生まれの有名人は、以下のような人々です。星座はいて座、明るく前向きで、社交的な人が多いそうですよ。

  • オラーツィオ・ヴェッキ(イタリアの作曲家)
  • 久石譲さん(作曲家)
  • 岩田聡さん(プログラマー)

12月6日の出来事・記念日

Photo bySkitterphoto

音の日

12月6日は「音の日」です。音の文化について認識を深めることを目的に、日本オーディオ協会が制定しました。1877年12月6日、蓄音機によって音の録音と再生に成功したことにちなんでいます。蓄音機は、発明王と名高いエジソンの「三大発明」のひとつです。30歳の若さで開発に成功し、以来80歳を超えるまで情熱をそそぎ続けた、思い入れの強い発明品といわれていますよ。

ブリタニカ百科事典発行

1768年12月6日は、最古の英語辞典とされている「ブリタニカ百科事典」第1版が発行された日です。この事典は110人のノーベル賞受賞者を含む4,000人以上から寄稿された原稿を元につくられていて、学術的に非常に高い評価を受けています。それぞれの分野のスペシャリストによる解説は、とても読みごたえがありそうですね。

シラーでナチュラルな雰囲気に

Photo byHans

原種が100種類以上あるシラーは花型もバリエーションに富んでいますが、中でも釣鐘形の花をつける品種と、星型の小花をつける品種が人気です。切り花としての流通も近年増えており、アレンジメントにもよく利用されています。ナチュラルな魅力たっぷりのシラーは、部屋をさりげなく彩ってくれますね。ネガティブな花言葉に注意すれば、ギフトにもおすすめですよ。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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