12月28日の誕生花は?花言葉や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

12月28日の誕生花は?花言葉や育て方・誕生石に記念日もご紹介!

12月28日の誕生花は、セリ科のハーブ「アンゼリカ」です。名前の由来や花言葉といった特徴や、育て方について紹介します。アンゼリカ以外の誕生花や誕生石、記念日など、12月28日にゆかりのあるものもあわせて見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.12月28日の誕生花は?
  2. 2.アンゼリカの特徴3選
  3. 3.アンゼリカの育て方
  4. 4.12月28日の誕生花(アンゼリカ以外)
  5. 5.12月28日にゆかりのあるもの
  6. 6.アンゼリカは歴史の古いハーブ

12月28日の誕生花は?

12月28日の誕生花は「アンゼリカ」

出典:写真AC

ヨーロッパの山地に自生するセリ科のハーブ・アンゼリカが、12月28日(12/28)の誕生花です。全草に甘みとほろ苦さ、強い香りがあることが特徴で、お菓子作りや料理、ハーブティーなどに利用されます。開花期は6月~8月で、ごく淡い黄色の小花がまとまって咲くようすはとても幻想的ですよ。明るいグリーンの葉も美しく、観賞価値があります。

名前 アンゼリカ
別名 セイヨウトウキ(西洋当帰)
園芸分類・形態 ハーブ・多年草
原産地 北・南ヨーロッパ
開花の時期 6月~8月
花の色 淡い黄色、白
暑さ / 寒さ 弱い / 強い
特徴 食用になる、強い香りがある

アンゼリカの特徴3選

特徴①古い言い伝えにちなんだ名前

出典:写真AC

アンゼリカという名前はラテン語で天使を表す「Angelicus」が語源で、種小名の「archangelica」も「大天使の」という意味です。ヨーロッパでは古くから、アンゼリカの強い香りが魔除けになり、病気を治すと信じられてきました。そのためヨーロッパ諸国では、「天使のハーブ」「精霊の宿る根」とも呼ばれていますよ。また、「魔女の霊薬」というのも、アンゼリカの別名のひとつです。

特徴②ミステリアスな印象の花言葉

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アンゼリカの花言葉は「インスピレーション」「霊感」「優しい憂うつ」です。少しミステリアスな印象の、ムードのある花言葉ですね。「魔女の霊薬」と呼ばれ用いられていたエピソードにちなんで、これらの花言葉がつけられました。ギフトとして贈るにはやや難易度の高いフレーズではありますが、メッセージカードを添えたり口頭で説明したりすれば、真心の伝わるギフトに仕立てられますよ。

特徴③ハーブとしての用途もさまざま

出典:写真AC

アンゼリカは、茎や根、葉などがいろいろなシーンで利用されています。乾燥させた根や茎を使ったアンゼリカティーは苦みや香りが強いので、ほかのハーブとブレンドして飲むのが一般的です。ヨーロッパでは茎や葉を砂糖漬けにしたものが、お菓子作りにも利用されています。リキュールを料理に使うこともありますよ。

アンゼリカの育て方

出典:写真AC

アンゼリカはヨーロッパのハーブなので、日本の暑さは苦手です。栽培に挑戦するときには、夏場の直射日光や、水切れに特に注意しましょう。ここからは「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、アンゼリカの基本的な育て方を紹介します。

育て方①栽培環境

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アンゼリカは植える場所を選ばない育てやすいハーブです。日なたよりも半日陰のほうが育つくらいで、ほかの植物が植えられない場所でも問題なく栽培できます。保水力のある、肥よくな土壌で育てましょう。寒さには耐性がありますが、日本の暑さにはやや弱いのが特徴です。

育て方②水やり・肥料

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アンゼリカは乾燥に弱いため、水切れに注意が必要です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。特に夏場はすぐに乾いてしまうので、注意深く観察してくださいね。冬は春~秋の生育期に比べれば、やや乾かし気味の管理で十分です。肥料は植え付けの際に、緩効性化成肥料を元肥として施します。追肥には5月~10月に、週1回の液肥を与えるのがおすすめです。

育て方③植え付け・植え替え

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アンゼリカの植え付けは春が適期です。大きく育つ植物なので、株間を十分に取り、養分をたっぷり混ぜ込んだ土に植え付けましょう。種から植える場合は秋まきで、用土に直接まきます。土を3mm程度かぶせておけば、冬越し後に発芽しますよ。

12月28日の誕生花(アンゼリカ以外)

出典:写真AC

パキラやムクゲ、リオンなど、12月28日の誕生花はアンゼリカ以外にも複数あります。以下ではそのなかから「ザクロ」と「ミカン」の2種類に注目して、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも人気のあるフルーツで、全体と実とで別々の花言葉がつけられているのが共通点ですよ。

12月28日の誕生花①ザクロ

出典:写真AC

ザクロ(柘榴)は真っ赤な粒々の実を持つフルーツです。原産地については西南アジアや南ヨーロッパ、北アフリカなどいろいろな説があります。開花期は6月~7月で、あざやかなオレンジ色の花はエキゾチックな雰囲気です。花言葉は、花が「円熟した優雅さ」、実が「結合」「愚かしさ」です。ネガティブなフレーズがつけられているのは、ザクロを食べたために母親と離ればなれになってしまったという神話にちなんでいます。

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12月28日の誕生花②ミカン

出典:写真AC

フレッシュな果肉の味わいで人気のフルーツ、ミカン(蜜柑)も12月28日の誕生花です。開花期は初夏で、白い花と甘い香りがさわやかな印象を与えます。花言葉は「純粋」「愛らしさ」といった全体に共通したもののほか、木は「寛大」「気前のよさ」、実は「美しさ」「優しさ」と、部分ごとにも花言葉がありますよ。ギフトは鉢植えやミカンを使ったスイーツのほか、ミカン柄の雑貨やアクセサリーなどを選んでも素敵です。

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12月28日にゆかりのあるもの

出典:写真AC

最後は誕生石や記念日などの観点から、12月28日についてより深く知っていきましょう。今日が誕生日の堀辰雄は、東京都出身の小説家です。それまでの私小説的だった小説の流れに、フィクションとしてのロマンを取り入れました。結核で療養していたときの実体験を踏まえた作品も多く残しており、代表作の「風立ちぬ」は、ジブリ映画のモチーフとしても知られていますね。

12月28日の誕生石

出典:写真AC

12月28日の誕生石は「ロードクロサイト」です。「インカローズ」という別名でも知られ、名前のとおり、バラの花のように美しいピンク色をしています。産地によって色の濃さに幅があるのが特徴で、アクセサリーにしたときの印象も変わります。華やかな輝きが小さな粒でも存在感抜群で、特に女性へのギフトに人気が高い宝石ですよ。

12月28日生まれの有名人

出典:写真AC

12月28日生まれ(星座はやぎ座)の有名人には、以下のような人々がいます。北海道出身の久保栄は、明治時代の劇作家です。プロレタリア演劇運動に加わり、劇団の結成や指導をしました。戯曲「五稜郭血書」「火山灰地」や、小説「のぼり窯」が代表作です。

  • 久保栄(劇作家、演出家)
  • 堀辰雄(小説家)
  • トータス松本さん(ミュージシャン)

12月28日の出来事・記念日

出典:写真AC

仕事納め

12月28日は「仕事納め」です。官庁が年末年始の休みの前、最後の事務を行うことをいい、多くの民間企業でも同じようにこの日が仕事納めです。1873年から官公庁は、12月29日~1月3日は休暇とすることが法律で定められていますよ。12月28日が土曜日もしくは日曜日の場合は、その直前の金曜日が仕事納めです。

アンゼリカは歴史の古いハーブ

出典:写真AC

アンゼリカはヨーロッパを中心として栽培されるハーブで、甘みと苦み、強い芳香があることが特徴です。もともとはアルプスやピレネー、ボヘミアなどの寒冷地に自生していたのを、バイキングが欧州諸国にもたらしたといわれています。そうした経緯から冷涼な環境を好むため、日本の暑さへの耐性はやや低めです。ガーデニングに取り入れる場合は、特に夏場の管理に注意すると元気に育てられますよ。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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