保存方法と賞味期限③冷凍保存
冷凍保存ができる野菜は重宝しますが、ごぼうは生のままでも、火を通しても冷凍庫で保存ができます。夏場など蒸れて傷みやすい季節には手早く処理して冷凍保存しましょう。日持ちもしておいしく食べられますよ。
下処理なし
ごぼうは加熱しない状態の生のまま冷凍保存ができます。食べきれなかったときなどは、すぐに冷凍庫に保存しましょう。
- 土付きのごぼうはよく洗う
- ごぼうを長さを5cm〜7cmにカットする
- さっと水にさらし、水気を拭き取る
- 1本ずつラップでしっかり包み、チャック付き冷凍用保存袋に入れる
- 金属製バットに置き、保冷剤を上に載せて冷凍庫で保存する
調理用にカット
調理用にカットしたごぼうはパックして冷凍庫で保存できます。できるだけ乾燥に気をつけ、空気に当たらないように気をつけてください。
- ごぼうをささがき、千切り、乱切り、小口切りなどにカットする
- 薄い酢水にしばらく浸ける
- キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取る
- チャック付き保存袋に入れるか、空気に触れないようにしっかりとラップする
- 金属製バットに置き、保冷剤を上に載せて冷凍庫で保存する
- ささがきごぼうはくっつくと使いにくいので、1時間後くらいに軽くほぐす
早く冷凍させたいときは、熱伝導率が高い金属製のバットの上に置いて冷凍庫に入れましょう。
加熱処理
ごぼうは火を通してからでも冷凍庫で保存ができます。下ごしらえして加熱処理すると料理の時短になり便利です。また油で炒めると水分があまり抜けません。
- ごぼうをささがき、千切り、乱切り、小口切りなどにスライスする
- 薄い酢水にしばらく浸けておく
- 茹でてしっかり水気をきるか、油で炒める
- 冷ましてから保存容器やチャックつき保存袋に入れて冷凍庫で保存する
保存方法と賞味期限④干す・土に埋める
干す
ごぼうは干すと長持ちします。空気の乾燥している秋〜冬の晴れが続くときを選んで干してみましょう。
- ごぼうをささがきや千切りなどに薄くスライスする
- ざるにのせて天日で3日ほど干す
- 保存袋に入れて冷蔵庫で保存する
虫がついたり、風で飛ばされたりしないために、専用の干しかごを使用しましょう。ごぼうだけでなく、ほかの野菜や魚の干物も作れますよ。
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土に埋める
冬場や寒冷地であれば、ごぼうは軒下など濡れない場所の土に埋めて保存もできます。畑で育てられたときと同様に、細いほうを下に立てた状態で埋めると長持ちします。縦にするとかなり深い穴を掘る必要があるので、横に寝かせて埋めてもよいでしょう。夏場は避けてください。貯蔵温度は0℃前後がおすすめです。
- ごぼうを横にして埋まるくらいの穴を掘る
- 掘り上げた土を被せる
長持ちさせるコツ
ごぼうのおいしさを左右するのは香りと水分による鮮度です。それを保ったまま保存することが長持ちさせるコツです。適切に保存しても、長く保存すると水分は徐々に抜けてしまい風味は落ちていきます。どのような保存方法でも、賞味期限内に使い切りましょう。
カットしていないごぼう
ごぼうは洗っただけでも皮が擦れて落ち、風味が薄れてしまいます。すぐに使わないのであれば土付きごぼうを購入し、できるだけ収穫前と同じような状態で保存しましょう。
乾燥させないコツ
- 切り口をラップで覆う
- 全体を湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で覆う
- 季節や期間を考慮し、適切な場所で保存する
カットしたごぼう
鮮度はやや落ちますが、カットした状態で保存するとそのまま調理できて便利です。ごぼうは凍ったまま調理ができるので、鮮度を保ち、日持ちする冷凍保存がおすすめです。
乾燥させないコツ
- 手早くカットし、酢水、水にさっと晒す
- 冷凍保存する
食べてはいけない状態
ごぼうは比較的長持ちする野菜ですが、賞味期限を過ぎてしまったり、保存を失敗したりすると食べられなくなってしまいます。特に高温多湿の時期は、常温保存では傷んでしまうことが多いので気をつけましょう。
腐っている
- ぐにゃりと柔らかくなっている
- 酸っぱい匂いがする
- 表面にぬめりがある
- カビが生えている
乾燥しすぎている
- 断面に大きくスが入っている
- 干からびて重さが感じられない
おいしいごぼうの選び方
ごぼうのおいしさは、香りと水分を含んだシャキシャキとした歯応えが決め手となるでしょう。洗ったり、スライスしたりする手間がかけられるならば、長持ちする土付きごぼうを選んで購入してください。
おいしいごぼう
- 土付きのもの
- 太さが均一なもの
- 重さが感じられるもの
- 根のヒゲがないもの
- 断面にスが入っていないもの
- 表面に傷やひびの入っていないもの
上手に保存しておいしくごぼうを食べよう
ごぼうは日持ちもして、保存方法も多様にある便利な根菜です。調理方法も煮物や汁物、炒め物などたくさんあり食物繊維も豊富です。一度に量が食べられないときには半分にカットして、半分を炒め物用、半分は煮物用など献立にあわせて保存しておくと調理の時短になります。さまざまな保存方法を試して上手においしくごぼうを食べましょう。
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凍ったままカットできますが、滑りやすいので注意してください。