いんげんの筋取りは省略できる?
いんげんの筋取りは手間がかかるため、できれば省略したいと思う人もいるかもしれません。もちろん硬い筋があるなら取ったほうが美味しく食べらますが、すべてのいんげんに筋取りが必要なわけではありません。筋なしや筋が食べられる(食べてもわからないくらい柔らかい)いんげんの場合は筋取り不要です。
ボタニ子
ボタ爺
実は、筋取り不要ないんげんのほうが多いのです!
筋があるかわからないときの見分け方
筋なしや筋が食べられるいんげんは両端を切り落とすだけで利用でき、使い勝手がよく便利です。見分け方を覚えて積極的に活用してみましょう。そのまま食べられる市販の冷凍いんげんなどもおすすめです。また、家庭菜園で育てたいんげんを収穫するときなどには、筋が柔らかいうちに早取りすると筋まで食べられますよ。
見分け方①パッケージの表記を確認する
簡単な見分け方はパッケージの表記を確認することです。パッケージを見てもわからないときは売場のPOPなども確認してみましょう。「筋なし」や「そのまま使える」などの記載があれば筋取り不要です。ただし、昨今では筋がなくてもわざわざ表記しないことも多く、この見分け方だけではわからない場合もあります。
見分け方②筋取りをしてみる
いんげんの筋の状態は見ただけではわからないため、実際に数本筋取りをして確認しましょう。この見分け方は購入前には試せませんが、いんげんの筋取りの必要性を早い段階で見極めることで、調理の手間を最小限に減らせます。筋取りをしたときに全く筋が取れないか2cm以内で切れるなら筋取り不要です。すぐ切れる筋はそのまま食べても問題ありません。
購入時または料理のできるだけ早い段階で筋取りの必要性を見極め、調理の効率をアップさせましょう。
いんげんの筋取り以外の下処理
青臭いいんげんは生食には向きません。いんげんは必ず加熱してから食べてください。和え物などに利用するときにはシャッキリとした食感を失わない程度に茹でてから使いましょう。茹でた後、冷水につけて色止めをするのも忘れないでください。なお、筋取りの段階で加熱済みのときや煮物や炒め物に利用するときなどには下茹で不要です。
ボタニ子
下茹でしたいんげんを冷凍保存しておくと、いつでもサッと使えて便利です。
ボタ爺
冷凍保存する場合は茹で時間を短めにすると、解凍後もシャッキリとした食感を維持できます。
下茹での手順
いんげんは硬い筋を取ってから食べよう
昨今では筋なしが主流となっているため、いんげんの筋取りは必須ではありません。調理の効率化のためには、先に筋の状態を見極めておきましょう。硬い筋がある場合のみ、うまく取るコツを押さえて慎重に取ります。筋が取れないときの対処法も試してみてください。硬い筋を取ることによって、いんげんの食感がよくなり、料理がより美味しく仕上がります。
いんげんの筋取り
- 筋をうまく取るにはヘタを横に折り、優しく引っ張るのがコツ
- 筋が取れないときには「茹でてから取る」「レンジで加熱してから取る」「筋に切れ目を入れる」「細かくきざむ」などの対処法を試してみる
- ただし、筋が取れない・すぐ切れるいんげんはそのまま食べられるため、筋取りを省略しても問題ない
- 筋の状態を早い段階で確認しておけば、調理の効率をアップできる!
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昨今では、筋なしいんげん(品種改良によって筋がなくなった品種)が主流となっています。