ランブータンのおすすめの食べ方
ランブータンはトゲだらけに見える果物です。見た目とちがって実際は、弾力のある毛でおおわれた皮のなかに、上品な甘さが特徴の透明感のあるミルク色の実が入っています。そのまま食べてももちろんおいしいですが、工夫をすればさらにおいしいスウィーツや意外な食べ物に変身します。
おすすめの食べ方①そのまま
ランブータンは一見硬そうに見えますが、皮は爪で切り込みを入れて両側に引っ張れば、つるりと白い実が顔を出します。半分皮を残したままかぶりついてもよいですし、全部皮を剥いてほおばるのもよいでしょう。ただし、中心に大きめなアーモンド形の種があるため、注意が必要です。種の周りに渋い皮がついていますが、気にならない人は食べてしまってもかまいません。
ボタニ子
ランブータンはとっても果汁が多くてジューシーなの。渋皮が気にならないなら一口で食べて、あとで種だけ出せば果汁ごと楽しめるわ。
ボタ爺
渋皮が気になる人は、ハムスターみたいに実を歯でこそげとって食べるとよいの。そのときは果汁まみれになる覚悟で、タオルやお手拭きを用意。
渋皮対策
タイにはランブータンの種を取り出す、ミートクワーンゴというナイフがあります。カービングナイフのような三日月形の細いものです。これで、皮を剥いたランブータンの上下からナイフを差し込み、皮と実の間を切って種を押し出します。子どもやお年寄りが種を誤飲するのを防げますし、なにより渋皮を食べずにすむので重宝します。
ボタニ子
カービングナイフがなくても、包丁やペディナイフで種をよけて果肉を剥いてもいいわね。
ボタ爺
たくさん手に入ったときは、一気に全部剥いて冷蔵庫で冷やすと美味しいぞ。2日~3日で食べ切ろう。
おすすめの食べ方②ランブータンサイダー
ランブータンを使って、さわやかで上品な甘さのソーダが作れます。お酒が好きな人はジンやウォッカを入れてランブータンカクテルにしてもよいでしょう。
材料(2人分)
- ランブータン:8個
- 炭酸水:500mL
- シロップ:適量
- ライム:適量
- 氷:適量
作り方
- ランブータンから皮と種をはずす
- 少量の水を入れたフードプロセッサーで粗みじんに切る
- 炭酸水と氷を入れ、お好みの甘さにシロップで味付けする
- ライムをしぼり入れる
おすすめの食べ方③マリネ
マリね♡、タイで食べられているランブータンの漬け物のようなものです。ランブータンは日持ちがしないため、酸味と辛みを足してマリネにするとらっきょうのような感覚で食べられます。ライムがなければ、酢でもよいでしょう。
材料(2人分)
- 種と皮をとったランブータン:20個
- コブミカンの葉(バイマックル):2枚
- 唐辛子:適量
- 塩:適量
- ライム:1個
作り方
- ランブータンと唐辛子、ちぎったコブミカンの葉にライムをしぼる
- 塩を加えてあえ、冷蔵庫で一晩寝かせる
おすすめの食べ方④パン
そのまま食べてもおいしい、ドライランブータンを使ったパンもおすすめの食べ方です。ドライランブータンはそのまま使用しても、1回水で戻してから使用してもよいでしょう。
材料(2人分)
- 強力粉:200g
- 塩:小さじ1/2
- 無塩バター:10g
- ぬるま湯:100mL
- ドライイースト:大さじ1/2
- ドライランブータン:60g
- 溶かしバター:適量
作り方
- 強力粉、ドライイーストをボウルに入れ、ぬるま湯、塩、バターを入れてこねる
- 混ぜながら数回にわけてドライランブータンを混ぜ込む
- ひとつにまとめて1時間おき、1次発酵させる
- ガス抜きをして4つにわけ、固くしぼったぬれた布巾をかけて10分やすませる
- 好きな形に成型し1時間おき、最終発酵させる
- 溶かしバターをぬって200℃のオーブンで焼く
ボタニ子
作り方はあくまで目安だから、焼く時間はオーブンの種類によって調整してね。ホームベーカリーがあればもっと簡単に作れるわね。
ボタ爺
ドライランブータンの量もお好みでいいの。ドライマンゴーやドライパイナップルなどをまぜるとトロピカルブレッドができるぞ。
ランブータンの購入方法と価格
Amazonや楽天などの通販サイトで、冷凍タイプのランブータンを購入できます。まれにメキシコ産やオーストラリア産の生ランブータンの通販もありますが、旬の時期のみのようです。冷凍ランブータンは1kgで価格は約1500円~2500円で購入できます。缶詰でシロップに漬けてあるランブータンの価格は、1缶600円~700円、乾燥ランブータンの価格は300gで2000円前後です。
ボタニ子
乾燥ランブータンって面白いでしょ。種も皮もないからそのまま食べられるし、ゴミも出ないわね。
ボタ爺
タイやマレーシアなどの屋台では、とっても安く買えるけれど、やはり輸入するとなると価格も高くなるの。
ランブータンをおいしく食べよう
ランブータンはクセがなく、上品な甘さのため工夫しだいでレシピは大きく広がります。ジャムやコンポート、ゼリー寄せや蒸しパンなどに使えば保存もでき、いつでも手軽にトロピカルスウィーツが楽しめるでしょう。生や冷凍ものだけでなく、缶詰や乾燥したものも手に入ります。スムージーやシェイク、アイスクリームのトッピングにとランブータンを楽しんでみましょう。
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出典:写真AC