マイクロリーフとは?ベビーリーフとは違うの?特徴や種類をご紹介!

マイクロリーフとは?ベビーリーフとは違うの?特徴や種類をご紹介!

マイクロリーフは、種まきをしてから草丈が3cm程度になったらすぐに収穫するとても小さな野菜です。育て方が簡単で、自宅で育てればフレッシュなマイクロリーフを料理に利用できます。そんなマイクロリーフの特徴や種類、販売価格やベビーリーフとの違いをみていきましょう。

記事の目次

  1. 1.マイクロリーフとは?
  2. 2.マイクロリーフの特徴
  3. 3.マイクロリーフの種類
  4. 4.マイクロリーフの栄養
  5. 5.マイクロリーフの育て方
  6. 6.マイクロリーフを育てて食べてみよう

マイクロリーフの栄養

出典:写真AC

マイクロリーフは栄養満点の野菜としても注目されており、ビタミンやタンパク質が豊富に含まれているのが特徴です。食べられる花「エディブルフラワー」との相性も抜群で、料理に彩りを添えるだけでなく、美容健康効果も期待できます。

栄養①ビタミン

フリー写真素材ぱくたそ

マイクロリーフには、ビタミンCやビタミンK、ビタミンEがたっぷりと含まれています。ビタミンCはコラーゲンを作るのに不可欠な栄養素です。ビタミンKは血液を凝固させる働きがあり、ビタミンEにはアンチエイジング効果が期待できるといわれています。マイクロリーフと食べると、皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。

栄養②タンパク質

Photo byNatureFriend

タンパク質は主にアミノ酸で形成されている栄養素で、筋肉や臓器の調整、ホルモンの材料やエネルギー源になっています。マイクロリーフに含まれているタンパク質は、植物由来の「植物性タンパク質」で、エネルギーを効率よく活用できる栄養素です。

栄養③酵素

酵素は食べ物を消化、吸収する効果や、効率よく体内で分解し排泄まで繋げる新陳代謝の促進にも役立ちます。また、ホルモンバランスを調整する効果も期待できるため、美容や健康に欠かせない栄養素です。マイクロリーフには、成熟した野菜よりも多くの酵素が含まれており、効果的に体内に酵素を取り込めます。

マイクロリーフの育て方

出典:写真AC

マイクロリーフは販売価格が高く、高級食材として知られています。しかし、インターネットなどを利用すれば種が気軽に購入できるため、自宅で育てて収穫するのがおすすめです。マイクロリーフの種は「マイクログリーンの種」「マイクロハーブの種」という名前でも流通しています。

育て方①置き場所

マイクロリーフは、日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。屋外でも管理できますが、庭や畑などの広いスペースが必要なく、基本的には室内で栽培される野菜です。また、若芽を収穫することから屋外で管理すると、雨や風で茎が折れてしまう恐れがあるため注意しましょう。レースのカーテン越しの窓辺など、適度に日光が当たる場所に置いてください。

直射日光に注意する

マイクロリーフを夏場の直射日光に長く当てると、葉焼けを起こして枯れる可能性があります。夏場は午前中だけ日光の当たる場所に置いて、午後からは涼しい半日陰に移動させましょう。日光の全く当たらない場所で育てると、ヒョロヒョロした弱々しい株に育ってしまいます。

育て方②用土

Photo byPexels

マイクロリーフは、水はけと水もちのよさを兼ね備えた用土で育てましょう。市販されている「野菜用培養土」や「ハーブ専用培養土」を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土の小粒7と腐葉土3をよく混ぜ込んでから、少量のバーミキュライトを加えた用土を使用してください。

水耕栽培も可能

マイクロリーフは、用土を使用しない水耕栽培でも育てられます。プランターのほかに、食品トレイの空き容器や、空のペットボトルに植え付けても構いません。容器の上にスポンジやキッチンペーパーを湿らせたものを置き、種をばらまいてください。発芽するまでは水切れを起こさないように、適度に日当たりのよい場所で管理します。

育て方③種まき

出典:写真AC

マイクロリーフは、真冬をのぞいていつでも種まきが可能です。種がとても小さいため、1粒ずつ種をまかずに「すじまき」という方法で種まきしていきます。種まきしたあとの水やりで種が流れてしまわないように、用土をあらかじめ濡らしておくのがおすすめです。マイクロリーフの発芽適温は15℃〜25℃のため、真夏は室内の涼しい場所で発芽をまちましょう。

「すじまき」とは?

すじまきとは、用土の上に指などで1cmほどの溝を作り、溝に沿って種をまいていく方法をさします。マイクロリーフはいくつかの種類の野菜の種が混合されているため、光を発芽の条件とする「好光性種子」か、暗い場所で発芽する「嫌光性種子」によって覆土の量を調整するのがポイントです。

育て方④水やり

Photo byAnnabel_P

マイクロリーフは、水切れを起こさないように管理しましょう。種がとても小さいため、水やりで種が流れないように霧吹きを使用するのがおすすめです。用土の表面が乾燥しすぎる前に、霧吹きでまんべんなく水を与えてください。夏の水やりは、朝や夕方の涼しい時間帯に済ませるのがコツです。昼間は用土が蒸れる恐れがあるため避けてください。

育て方⑤収穫

発芽してから3日〜6日経過して、草丈が2cm〜3cm程度まで成長したら収穫していきましょう。しっかりと消毒したハサミを使用して、茎の部分を付け根からカットします。収穫したマイクロリーフは、さっと洗えばそのまま料理に利用できます。また、マイクロリーフは収穫時期を逃すと、ミニリーフ、ベビーリーフへと成長するため注意しましょう。

マイクロリーフを収穫するコツは?

マイクロリーフを収穫する場合は、株の外側から収穫していくのがコツです。葉を傷つけないように、消毒したハサミで茎の部分を切り取っていきましょう。無理に中心部分から摘み取ると、新芽が伸びにくくなり収穫量が減ってしまいます。マイクロリーフは成長スピードが速いため、若芽のうちにこまめに収穫してください。

マイクロリーフを育てて食べてみよう

出典:写真AC

マイクロリーフは若芽のため、やわらかくて食べやすいのが魅力です。育て方が簡単で、室内で気軽に育てられます。用土を使用しない水耕栽培でも育てられ、キッチンなどで育てれば自分で育てた新鮮なマイクロリーフを料理に利用できます。栄養満点で、さまざまな料理に利用できるマイクロリーフを、ぜひ自宅で育てて食べてみてください。

Alisa.
ライター

Alisa.

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