焼肉・バーベキューにおすすめの人気野菜【ホイル焼き】
ホイル焼きは、名前のとおり野菜や調味料などの具材をホイルに包み、蒸し焼きにする料理です。ホイルに包まれているのため水分が逃げにくく、野菜がパサパサになりづらいメリットがあります。ホイルの中に野菜から出たスープにパンをつける食べ方もおすすめです。
①トマト
トマトは火をとおしても旨味が増すため、バーベキューでも人気の野菜です。大玉トマトの上部に十字に切り込みをいれ、チーズやベーコンなどの好みの具材をのせます。それをホイルで包み、炭火で焼くだけで、彩り鮮やかな一品の完成です。ミニトマトなら、たっぷりのオリーブオイルやアンチョビソースと一緒にホイル焼きにすると、アヒージョのように楽しめますよ。
ボタニ子
②枝豆
通常茹でて調理する枝豆は、多くの水を必要とするため、バーベキューには不向きだと思われがちです。しかし、ホイル焼きならば水も不要で作れます。ホイルの中に枝豆を並べ、上から塩を振ります。あとはホイルの口を閉じて焼くだけで完成します。中をあけて、枝豆に少し焦げ目がついたころが食べごろです。ホイルの中でぎゅっと閉じ込められた枝豆の旨味がくせになりそうなメニューです。
ボタニ子
にんにくの薄切りを加え、オリーブオイルを回しかける食べ方もおすすめです。スタミナたっぷりでビールのおつまみにぴったりですよ。
③里芋
里芋のホイル焼きは、バーベキューにおすすめのメニューです。水で洗った里芋を、皮ごと濡らした新聞紙、アルミホイルの順番で包み、炭火の中に15~20分転がしておくだけで作れます。食べ方もシンプルで、焼き芋のように皮を剥きながらホクホクした里芋を楽しみます。手軽な作り方にもかかわらずそのおいしさから、一度作ると定番メニューになることが多い人気メニューです。
④じゃがいも
じゃがいもはホイル焼きでも定番の具材です。よく洗ったじゃがいもを濡らした新聞紙、アルミホイルの順に包み、炭火で蒸し焼きにしましょう。中まで火がとおったら、上部に十字の切り込みを入れ、缶詰のコーンとバターをのせれば大人気のじゃがバタコーンも簡単に作れます。皮を剥いて角切りにしたじゃがいもとベーコン、塩コショウと混ぜてホイル焼きにしてもおいしいですよ。
ボタニ子
ホイル焼きにカレーにとじゃがいもは食べ方が豊富です。ビタミンCも豊富なので、栄養が偏りがちなバーベキューに最適!
⑤にんにく
家ではにおいが気になるにんにくも、野外で料理するバーベキューなら気にせず作れます。ホイルにオリーブオイル、皮を剥いたにんにく、塩を包み、網の上で10~15分蒸し焼きにしましょう。アルミホイルに穴が開いていると油が炭火に落ちて火が出るため、ホイルは二重にすると安心です。
ボタニ子
バーベキューで焼肉をするなら、にんにくのホイル焼きは絶好の箸休めですね。豚肉とにんにくのコンビは疲労回復に効果ありです。
⑥アボカド
アボカドは、ホイル焼きにするとホクホクねっとりとした食感になります。半分に切り分け、大きな種を取り除いてできた穴に好きな具材を入れてホイル焼きにするのが人気の食べ方です。定番のとろけるチーズや卵はもちろん、カレーやツナマヨなども人気があります。
⑦長ネギ
多くの野菜のなかでも、ねぎは火を通すと格段に甘みがアップする野菜です。長ねぎを3~5cm幅に輪切りにし、ホイルに並べて塩コショウをしたあと、ホイルの口を閉じて網の上でじっくり15分ほど蒸し焼きにしましょう。とろとろに甘くなったネギのおいしさを楽しめるおすすめのメニューです。
⑧きのこ
きのこが出始める秋は、気候も涼しくなるためゆっくりと炭火を囲みながらバーベキューが楽しめる季節です。好きなきのこをアルミホイルに並べ、調味料を回しかけて蒸し焼きにするだけで完成します。きのこはほかの具材との相性も抜群のため、いろいろな組み合わせを楽しみましょう。
焼肉・バーベキューにおすすめの人気野菜【生野菜】
焼肉やバーベキューをするときには、手軽に食べられる生野菜を用意しておくのがおすすめです。焼けた肉を包んで食べたり、網にのせた具材が焼きあがるまでの箸休めにしたりと活躍しますよ。ただし、生肉を扱う場合は、食中毒の原因となる生肉中の微生物が生野菜に付着しないように、置き場所や材料に触れる調理道具を厳密に分けましょう。
①きゅうり
きゅうりは、バーベキューの前日に漬け込んでおくと、当日に美味しい状態で食べられます。冷蔵庫で冷やしておけば、夏の日のバーベキューでも重宝するでしょう。きゅうりをタッパーやジッパー付き保存袋に材料と一緒に入れて一晩冷蔵庫でつけておくだけです。割りばしなどをさしておくと食べやすくなります。
一本漬けのおすすめの材料(きゅうり5本分)
- 砂糖:小さじ1.5
- 塩:小さじ1.5
- 3cm角乾燥昆布:1枚
- 鷹の爪輪切り:少々
②セロリ
セロリはさわやかな香りが特徴です。野菜スティック状に切り分け、タッパーに入れておけば脂っこい食事になりがちなバーベキューで、さっぱりとうれしい生野菜になるでしょう。にんじんやミニトマトと一緒にピクルス液につけると、一晩でピクルスにもなります。
ピクルス液のおすすめの材料(500mL瓶1本分)
- 酢:1カップ
- 水:1カップ
- 砂糖:大さじ5
- 塩:小さじ2
- ローリエ:2枚
- にんにく:1片(薄切り)
- ブラックペッパー(ホール):10~15粒
- 鷹の爪:1本
- お好みのハーブミックス:適量
③サンチュ
焼けた肉をサンチュでくるんで巻いて食べるだけで、簡単に野菜が摂れます。コチュジャンや味噌など好きな調味料をあわせて野菜ごと食べましょう。サンチュにこだわらず、レタスやリーフレタス、大葉など葉物野菜をどっさり用意しておくのもおすすめです。
④ミョウガ
薬味に人気のみょうがは、バーベキューにもおすすめの野菜です。独特の香りが食欲をそそるでしょう。千切りにして肉で巻いて食べたり、薄切り肉を巻いて焼いて食べたり、前もって酢漬けにして箸休めにしたりと食べ方もさまざまです。夏の暑い日にバーベキューをするなら用意しておきたい一品でしょう。
酢漬けのおすすめの材料(みょうが10本分)
- 酢:120mL
- 砂糖:80~100g
- 塩:ひとつまみ
野菜があるとバーベキューはもっとおいしくなる
バーベキューは好きな材料の組み合わせを楽しみながら、仲間と語り合える食事です。炭火によって食材が変化していく様子も楽しめ、いつもと違うライブ感あふれる調理で気持ちも盛り上がるでしょう。いつも同じ材料ばかりになる人も、野菜に注目してみるとバリエーションが豊かになりますよ。野菜をうまく取り入れながらバーベキューを楽しみましょう。
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トマトは生で食べても加熱して食べてもおいしいですね。ほかの具材との組み合わせでメニューも無限大です。