食べ終わった小松菜は再び育てられる?捨てずに再収穫する方法

食べ終わった小松菜は再び育てられる?捨てずに再収穫する方法

料理に利用できない小松菜の根もとは、再生栽培(リボベジ)に使用するのがおすすめです。この記事では、小松菜の再生栽培のやり方やポイント、栽培日記などを紹介します。簡単なやり方で再収穫できるため、ぜひ気軽に楽しんでみてください。

記事の目次

  1. 1.小松菜栽培の概要
  2. 2.食べ終わった小松菜は再生できる?
  3. 3.小松菜の再生栽培のポイント
  4. 4.小松菜の再生栽培【準備】
  5. 5.小松菜の再生栽培【栽培日記】
  6. 6.小松菜の再生栽培を楽しもう

小松菜の再生栽培【準備】

出典:筆者撮影

小松菜の水栽培には、深さのある容器(コップなど)を使いましょう。平らな容器では、小松菜が倒れて水に沈むことがあります。コップなどを用意するのが難しい場合は、リボベジ用の容器を手作りするのもおすすめです。リボベジ用の容器は、ペットボトルにひと手間を加えるだけで簡単に作れます。

ペットボトルで栽培容器の製作

材料

出典:筆者撮影

  • 500mLのペットボトル:1本
  • 輪ゴム:2本
  • はさみ
  • カッター
  • 軍手

やり方

出典:筆者撮影

  1. ペットボトルを下から5~6cmのところで切る
  2. 1に等間隔で4カ所切り込みを入れる
  3. 2本の輪ゴムをそれぞれ対角線上の切り目に通す
  4. 切り口が気になる場合は、ビニールテープなどを貼る

ボタニ子

ボタニ子

輪ゴムで仕切ることで小松菜が倒れにくくなるから、楽に手入れできるよ。4つの空間に小松菜を1束ずつ入れて育ててね。

ボタ爺

ボタ爺

束の太さによっては、4束入れるのが難しいこともあるぞい。その場合は、2つに仕切るだけで大丈夫じゃよ。

小松菜の再生栽培【栽培日記】

出典:筆者撮影

ここからは栽培日記を紹介していきます。今回は根付きの小松菜が用意できないため、根が切られたものを使います。栽培時期は春ですが、寒冷地のため栽培開始時にはまだ雪が降っていました。しばらくは室内のよく日の当たる場所で管理し、暖かくなったらベランダで育てる予定です。

栽培者のプロフィール

家庭菜園の経験年数:4年
小松菜の再生栽培経験:2回目
栽培地:寒冷地
ひとこと:前回栽培したときには無事に再収穫できました。今回も頑張ります!
(出典:筆者撮影)

小松菜の再生栽培1日目:栽培開始(3月8日)

小松菜2束分の根もとを切り、少量の水を入れた容器(ペットボトルで自作)に入れました。窓辺に置いて育てます。
(出典:筆者撮影)

小松菜の再生栽培2日目:水替え(3月9日)

まだ2日目ですが、ほんの少し葉が伸びました。毎日水替えをしています。
(出典:筆者撮影)

小松菜の再生栽培13日目:発根(3月20日)

根が出ていました!昨日の水替えのときには気づかなかったのでびっくりです。
(出典:筆者撮影)

葉が大きくなってきて少し窮屈そうです。そのため、1束を別の容器に移していきます。
(出典:筆者撮影)

移し終えました。また、2束とも周りの枯れた茎を取り除きました。もう少し根が伸びたら土に植え付ける予定です。
(出典:筆者撮影)

小松菜の再生栽培23日目:植え付け(3月30日)

根が伸びたので、これから植え付けをしていきます。プランターの土には、事前に石灰と肥料を施しました。
(出典:筆者撮影)

植え付け後、たっぷりと水を与えました。すでにトウ立ちし始めていますが、もう少しだけ日当たりのよい場所で育てます。
(出典:筆者撮影)

ボタニ子

ボタニ子

すぐに収穫しなくても大丈夫かな。小松菜のつぼみは美味しく食べられるものの、収穫のタイミングを逃さないといいけれど…。

小松菜の再生栽培76日目:開花(5月22日)

花が咲いてしまいました…。実は、2~3週間前から葉の元気がなく、ベランダに出して様子を見ていました。しかし、葉が復活できないまま開花となりました。
(出典:筆者撮影)

菜の花に似たきれいな花が咲いていますが、葉はみすぼらしい状態です。つぼみを見つけた時点ですぐに収穫しておくべきでした。
(出典:筆者撮影)

ボタ爺

ボタ爺

プランターの置き場所をずらしても葉が復活できないなら、肥料不足や病気などが原因かもしれんのう…。

ボタニ子

ボタニ子

収穫できないのは残念だけど、せっかくだから観賞用として花を楽しもう。

ボタ爺

ボタ爺

花が咲いた後の小松菜から種がとれることもあるぞい。なかなか難しいけれど、自家採種に挑戦するのもおすすめじゃ。

【番外編】小松菜の再生栽培:過去の収穫

今回はうまくいきませんでしたが、以前、収穫(真冬から春にかけて栽培)したときの様子です。白和えにして食べたら、葉がやわらかくておいしかったです。
(出典:筆者撮影)

草丈20cmほどになったら、葉がかたくなる前に収穫しましょう。特にトウ立ちしやすい春には、時期を逃さないよう注意してください。

小松菜の再生栽培を楽しもう

出典:写真AC

食べ終わった小松菜は、新鮮なうちに再生栽培に利用しましょう。再生栽培はやり方も比較的簡単で、園芸初心者にもおすすめです。水栽培に適した容器がなければ、ペットボトルで手作りもできます。栽培中はよく日の当たる場所で管理し、無事に発根したらプランターなどに植えてくださいね。

ボタニ子

ボタニ子

ぜひ畑やプランターで小松菜をたくさん育ててみてね。一度に食べきるのが難しい場合は、冷凍保存もできるよ。

小松菜は生でも食べられる?生での食べ方・生での冷凍方法も解説!のイメージ
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しましま
ライター

しましま

植物を好きになったきっかけは、15年くらい前にたまたま駅でもらった花の種を植えてみたことです。それ以来、観葉植物の栽培とアロマテラピー(AEAJアロマテラピー検定1級)が趣味です。ここ数年はベランダで家庭菜園も楽しんでいます。

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