冬の花(室内鉢)ランキング【10位〜6位】
10位:セントポーリア
セントポーリアは古くから日本で愛される室内花です。ビロードのような質感の小さい花をつけます。「アフリカスミレ」という名前もあり、暑くも寒くもない岩場に生息する植物で直射日光が苦手です。生育環境さえあえば、通年花を咲かせます。セントポーリアの世話は難しいといわれますが、人が快適と思う温度の場所で育てるのがコツで、まさに室内鉢に最適です。
9位:カランコエ
カランコエは多肉植物で、開花は11月~5月です。花色はオレンジや赤、ピンクなどで、近年は一重、八重、釣鐘型など花形が増えました。冬に咲く花の定番ですが、葉も個性的です。ふわふわの毛の覆ったもの、丸くツヤツヤしたもの、ギザギザのものなどさまざまで、開花期以外も楽しめます。冬の開花期は乾燥気味に育て、花がらをこまめに摘み取りましょう。
8位:サイネリア
部屋が15℃以上なら玄関などに置きましょう。
キク科のサイネリアは、紫や青、ピンクの鮮やかな花を球状に咲かせます。ブーケのように整った姿で、寄せ植えよりも単独の鉢植えに向きます。冬に咲く花の中ではリーズナブルです。開花は12月~5月で、5℃か~15℃までが栽培に適します。開花時は吸水が盛んで水切れには要注意です。花が咲き終えたら茎を根本から切りうすい液肥を与えると、もう一度開花を楽しめますよ。
7位:ベゴニア
ベゴニアは種類が多いですが、どれも生育が旺盛で初心者にも育てやすい植物です。種類が多く、冬に「冬咲きベゴニア」「クリスマスベゴニア」という名前で店頭に並ぶものは、11月~4月に開花します。華やかなオレンジや赤、清楚な白など花色か豊富です。生育が旺盛で、剪定や花がら摘み、切り戻しなどの手入れが元気に育てるコツです。
6位:ポインセチア
クリスマスカラーを思わせるポインセチアですが、最近はローズピンクや山吹色、純白など珍しい色が増えました。観賞時期は11月~12月です。メキシコ原産で、乾燥には強いものの寒さと湿気には弱い特徴があります。花びらのように見えるのは葉(苞:ほう)です。日が短くなると色づきます。夜も電気で明るい場合、緑に戻る場合もあります。
冬の花(室内鉢)ランキング【5位〜1位】
5位:コチョウラン
高級感あふれるコチョウランですが、近年は入手しやすくなりしました。開花期は一年中で、一度咲くと2~3カ月も観賞でき、手入れも簡単です。冬のホームパーティーに、「スノーキッス」や「スノーキャンディ」など雪降る夜をイメージした白のコチョウランを飾るのも素敵ですね。花言葉は「あなたを愛しています」「幸せが飛んで行きます」で、年末年始のプレゼントにも向きます。
4位:デンドロビウム
デンドロビウムは贈答用で有名な、南国ムードを盛り立てる豪華な洋ランです。日本で主に流通しているデンドロビウムはノビル系という品種で、冬に開花株が店頭に並びます。耐寒性があり、冬から春にかけての1カ月ほど、花を楽しめます。シンビジウムは垂れ下がったものや花茎をアーチ状にカーブさせた姿が多いのに対し、デンドロビウムは直立した茎に花をつけるシルエットです。
3位:シンビジウム
プレゼントで有名なシンビジウムは、冬から春にかけて咲く花です。気品ある美しさで圧倒的な存在感を放ちますが、花もちがよく手入れは簡単、洋ランの中では丈夫と、魅力満載です。ピンクやグリーン以外に、ボルドー色の「ワインシャワー」やオレンジに繊細な模様の入った「マジョリカ」など珍しい花色もあります。贈る相手のイメージにあわせて選ぶと素敵ですね。
2位:シャコバサボテン
シャコバサボテンは、有名な冬に咲く花です。近年の多肉植物の人気で、さらに注目されています。独特の形の葉の先に透明感のある発色の花をつけます。全体のシルエットも豪華で花もちもよく、赤、ピンク、オレンジやクリーム色など花色も豊富です。夜間明るいと花が咲かないサボテン科の特徴があります。花がらは摘み、葉も手で折り取り、株の形を整えましょう。
1位:シクラメン
ブルーシクラメンの種類も増えています。
冬の花といえば赤やピンクのシクラメン、というイメージがあるほど有名で定番です。球根を豚が食べるため、ヨーロッパでは「豚のパン」とも呼ばれていますが、球根性のため何年も楽しめる鉢花です。開花期は10月~4月で、夜間も10℃以下にならないところに置きましょう。最近では紫や黄色など珍しい色、フリンジ咲きなど個性豊かなものも増えています。
冬の花を育てる注意点
冬に咲く花は丈夫ですが、植物の耐寒温度や開花温度を確かめ、お住まいの地域で屋外で育てられるか検討しましょう。原産地が日本でない植物は、特別なお世話が必要な場合もあります。購入時に店舗の方に尋ねて、プレゼント用なら花の名前と手入れの仕方を相手に簡単に伝えるのが親切かもしれませんね。
冬の花で寒い季節を楽しもう
ヨーロッパでは長い冬を過ごすのに花が欠かせません。日本の住宅環境も改善し、冬も室内で育てられる花が増えました。ガーデニングでも室内でも、色鮮やかな花を育て、寒い冬を心楽しく過ごしたいですね。
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人気の多肉植物です。