【図鑑】リトープスを一挙紹介!海外に珍しい色の品種が多い?

【図鑑】リトープスを一挙紹介!海外に珍しい色の品種が多い?

リトープスは多肉植物の一種で、特徴的で魅力的な見た目から日本だけでなく海外でも愛好家が多いです。種類が非常に多く色合いもさまざまで、寄せ植えにするのもおすすめです。今回はリトープスの種類について、それぞれの特徴とともにご紹介します。

記事の目次

  1. 1.リトープスってどんな植物?
  2. 2.リトープスの種類図鑑【①~⑥】
  3. 3.リトープスの種類図鑑【⑦~⑫】
  4. 4.リトープスの種類図鑑【⑬~⑱】
  5. 5.リトープスの種類図鑑【⑲~㉔】
  6. 6.リトープスの種類図鑑【㉕~㉚】
  7. 7.レアな多肉植物リトープスを育ててみよう!

リトープスの種類図鑑【⑲~㉔】

⑲麗典玉(れいてんぎょく)

麗典玉はくっきりとした褐色の窓が目を惹く多肉植物です。葉は灰褐色や灰緑色、黄みがかった茶色など全体的に淡く、濃いめの窓とのコントラストを楽しめます。花は白色で花びらは細くデイジーのような見た目をしており、その愛らしさから室内に飾る愛好家も多いです。

変種・亜種

  • ケネディー、伝法玉など

⑳源氏玉(げんじぎょく)

源氏玉はアメリカのベサニー北とナミビアのマルタヘーエの南西など限られた地域にのみ自生するレアなリトープスです。ご当地では片麻岩のピンクと赤褐色の石に擬態することもあり、緑がかった赤茶やピンクがかった茶色をしています。窓に不規則に入る緑色の模様が幻想的で、源氏の名にピッタリです。

変種・亜種

  • 花輪玉

㉑繭形玉(まゆがたぎょく)

繭形玉は表面が繭のように滑らかなのが特徴で、色は灰白色や灰緑色などさまざまです。学名の「marmorata」が大理石を意味するように、窓には白い大理石のような模様が入ります。花色は白や黄が一般的ですが、白と黄色のグラデーションがきれいなタイプもあります。

変種・亜種

  • 緑繭形玉、エリサエなど

㉒神笛玉(じんてんぎょく)

神笛玉は南アフリカの砂漠気候に自生する多肉植物で、ドイツの植物学者によって発見されました。全体の色は灰色、茶色、クリーム色などで、特徴でもある窓に見られる赤い斑点が魅力的です。変種の多点神笛玉は名前のとおり窓に入る点の数が多く、控えめな色合いの本体によく映えます。

変種・亜種

  • 多点神笛玉、惜春玉、緑神笛玉など

㉓麗虹玉(れいこうぎょく)

麗虹玉は南アフリカ原産で、リトープスの中でも変種や亜種のない希少な多肉植物です。本体は緑系と茶系の2パターンありますが、いずれも窓にはくっきりとしたエンジ色の縞模様が入ります。割れ目が深くぷっくりとした姿は愛嬌たっぷりです。

㉔留蝶玉(るちょうぎょく)

留蝶玉は淡いピンク色で、自生地では花崗岩や大理石、ピンク色の砂利に見事に擬態し身を隠します。ハート型のフォルムと優しい色合いから、癒し効果の高い多肉植物として好んで室内に飾られています。ただし寒さも暑さも苦手であり、育てにくいリトープスとしても有名です。

変種・亜種

  • リネアータ

リトープスの種類図鑑【㉕~㉚】

㉕招福玉(しょうふくぎょく)

招福玉はナミビアの石の多い丘に生息している多肉植物で、石の色に似た藤色や灰色をしています。窓は深い緑、灰色、黄褐色をしており、赤色の線や斑点模様が見られます。若いときには頂面にしわが寄りますが、成長とともに薄くなる傾向が強いです。名前から「福を招く」とされ、運気アップのために室内に飾る人も多いです。

変種・亜種

  • 碧朧玉、絢爛玉、黒耀玉、公爵玉、ゲブセリーなど

㉖アミコルム

アミコルムは2012年に新種登録された、まだまだ日本では希少な存在のリトープスです。白く艶やかな肌が美しく、窓に入る模様はさまざまです。白い葉に白い花を咲かせる様子は印象的で、控えめながらも存在感があります。サイズは小さめでおさまりがよく、寄せ植えにもおすすめです。

変種・亜種

  • フレッカルフレンド

㉖菊水玉(きくすいぎょく)

菊水玉は頂部がぷっくりと丸く、球形に近いコロンとしたフォルムが特徴です。乳白色や灰緑色のタイプが一般的で、窓の模様はあまり目立ちません。希少な品種で人気があり、特に鮮やかで濃いピンク色が魅力の紅菊水玉は愛好家の中でも評判が高いです。

変種・亜種

  • 紅菊水玉、紫菊水玉など

㉗荒玉(あらだま)

荒玉の本体は白色や淡黄色、黄灰色などで、比較的大型に育つタイプです。窓には赤や紅色の網目模様がくっきりと入り、その美しさからリトープスの中でも「美種」とも呼ばれています。出回り数は多くなくまだまだレアな存在です。

変種・亜種

  • 舞嵐玉、ワードロニアエ、グリーンベルグ、カフェオレなど

㉘コールオルム

コールオルムは南アフリカ原産の多肉植物で、卵型の愛らしいフォルムをしています。クリームブラウンの優しい色合いが特徴で、窓には黒や緑の花火のような模様が入ります。成長しても1cmほどと小さく、開花時期には黄色い花で本体が隠れてしまうほどです。変種や亜種のないレアな存在です。

㉙翠蛾(すいが)

翠蛾は帳面がぷっくりと上向きに膨らむのが特徴的で、日本だけでなく世界でもレアな存在として知られています。本体は淡い灰色やクリーム色をしており、窓と本体の境い目ははっきりしないものが多いです。原産地は不明であり、変種や亜種はありません。

㉚雲映玉(うんえいぎょく)

雲映玉はナミビアが原産地ですが、近年現地でその姿が見られなくなっており絶滅したのではないかといわれている希少なリトープスです。名前から分かるように白い雲のような見た目が特徴で、赤茶や暗褐色をした稲光のような模様が窓に現れます。

変種・亜種

  • スペルゲビート

レアな多肉植物リトープスを育ててみよう!

出典:写真AC

リトープスはとても品種が多い多肉植物です。園芸店でも一部購入できますが、画像や写真で姿を確認できる通販がおすすめです。珍しい見た目から室内インテリアとしても人気が高く、愛好家だけでなくリトープス初心者の人からも支持を得ています。今回ご紹介したリトープスは、レアなものから人気のものまでさまざまです。ぜひ選び方の参考にしてみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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