シソの水耕栽培 苗作り
水耕栽培は液肥が重要
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2液タイプで水耕栽培以外の植物につかえるので便利ですが、きちんと計量が必要です。
水耕栽培はプランターや家庭菜園のように、養分たっぷりの土で育てないために肥料が欠かせません。肥料なしでは栄養分がない水だけなので、枯れませんが丈夫なシソの収穫は望めません。水に液体の液肥を入れて水ではなく液肥で育てます。
ボタニ子
苗作りの重要ポイント
種から育てなくても季節なら苗があると思いがちですが、水耕栽培の場合は土がついている苗は不向きなのです。観葉植物では水耕栽培用の苗も販売していますが、シソなどの野菜は自分で水耕栽培用の苗を作る必要があります。
水耕栽培用の苗について
水耕栽培は土を使わずに「水」と「液肥」で育てるので根は常時、水に浸かった状態です。一方、普通の苗は「土」で育てるので水にいつも浸かった状態では環境がちがうので根腐れをしてしまいます。そのため、土を落として水耕栽培用に使ってもよい結果が得られません。
苗作りの手順
1.発芽したシソは本葉がでてスポンジから根がでるようになってから移す
2.1か所から2本以上発芽して成長したときはしっかりした方だけ栽培する
3.間引くときは根元からはさみでカットする
シソ水耕栽培 苗作り
- 1か所に1本育てる(カットする時ははさみを使用)
- 本葉がでて培地から根が出てきてから容器に移動する
- 発芽して本葉が出たら液肥が入った液体で育てる
シソの水耕栽培 容器に植え付け
ペットボトルの容器に植えるやり方
ペットボトルの切り方
- ペットボトルは丸型でも角型でもお好みのものを用意します。
- ボトルの上部から1/3位の場所に油性マーカーで周囲しるしをつけます
- しるしの上からカッターナイフでゆっくりと半時計まわりに切れ目を入れます
- 何回かなぞっていると切れ目がきれいにつきます
- はさみで切れ目を切り取ります
- 切口にビニールテープを貼ると安全です
培地のシソの苗もおなじように、じょうごのように逆さまにセットした容器に入れ込みます。根を下の液肥の溶液におろします。満水にはせずに上部2~3cmは空気を入れる意味で開けておきます。液肥は数日おきに新しいものにかえるとよいです。藻の発生をふせぐためにアルミホイルや黒い紙でボトルの液肥が入っている部分をかくします。
ペットボトルに植える
- ペットボトルをカットして容器を作る
- 培地ごとボトルの飲み口をさかさまにした部分に入れる
- 根は下の液肥が入った溶液の中に下ろす
- ボトルの部分をアルミホイルなどで覆う
- 液肥は数日おきに新しいものにかえる
ハイドロボールの容器に植えるやり方
- 根腐れ防止剤を容器の底面に入れておく(ミリオンAなど)
- ハイドロボールを透明の容器の2/3くらいまで入れる(水位確認には透明がよい)
- 培地で育ったシソの苗を培地ごと育成ポットに入れてから容器に植える
- 残りの1/3にハイドロボールを足す
- 液肥を容器の1/3程度注ぐ
ハイドロボールを使った水耕栽培
- 透明な容器を用意して根腐れ防止剤(ミリオンA)を入れる
- ハイドロボールを容器に入れて苗を植えこむ
- 液肥の液体は1/3程度注ぐ、なくなったら同じようにそそぐ
- ハイドロボールが白くなっても「カビ」ではなく水道水のミネラル分
シソの収穫
水耕栽培のシソも通常のプランター栽培や家庭菜園のシソとおなじように収穫します。20cmほどまで育てば、上部を摘んでわき芽を育てたりもできます。ふつうの路地栽培ですと収穫は夏場だけですが、適温の室内栽培ならば通年期間栽培でき虫の害も気にせずに楽しめます。
シソの利用法
シソは発芽し双葉が出たときから収穫できます。間引いたときの柔らかな二枚葉は「芽じそ」として刺身やサラダなどのトッピングになります。普通に葉を収穫して利用し、花が咲いてきたら「花穂じそ」そして種ができる前の「実じそ」はお漬物にもなります。利用方法がいろいろあるのでたくさん収穫したいですね。
収穫したシソの保存方法
収穫したシソは活けて保存がおすすめです。くきを少しのこして、茎だけが水に浸かるていどの水をびんにいれ蓋をしめて冷蔵庫の野菜室か最上段で保存します。1週間以上、新鮮なままで保存できますが、冷えすぎると黒くなりますので注意が必要です。
まとめ
抗酸化作用もあり、刺身のつまになるほどの殺菌力もつよいシソは便利な香味野菜です。土を使わずに室内で栽培ができればおおいに利用したい食材ですね。いま清潔で無農薬の栽培方法として水耕栽培がしずかなブームです。シソを足掛かりに、いろいろな野菜やハーブを水耕栽培で育ててみませんか?
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水耕栽培には肥料がかかせないのね!