モニラリアの仲間
多肉植物であるモニラリアは、水が少ない環境でも成長できるように葉や茎に水を貯めています。多肉植物がプニプニした独特の感触なのは、苛酷な環境でも水を保持できるようになっているためです。ほとんどの多肉植物には、その性質があるといわれています。それではモニラリアと同じ多肉植物には、どのような仲間が存在するのかを見てみましょう。
サボテン
多肉植物の代表格でもあるサボテン。平べったいウチワサボテンや、丸いコリファンタサボテンなどがあります。サボテンは、トゲの隙間から花を咲かせる姿が特徴的ですね。
アロエ
ギザギザの葉が特徴的なアロエも、モニラリアと同じ多肉植物の仲間です。アロエの葉を切り落とすと、多量の水分がでてきますよ。一度、試してみてください。
ベンケイソウ
エケベリアやカラコンエなどを含むベンケイソウ科の植物も、モニラリアと同じ多肉植物です。中でもカネノナルキは、観葉植物としても人気ですね。
モニラリアの育て方
モニラリアは苗として売られている機会が少なく、実生栽培をするのが一般的です。実生栽培は難しいように思われますが、きちんと管理してあげれば簡単ですよ。手に入るならば苗を購入して育てるのもよいですが、ぜひ実生栽培に挑戦してみましょう。実生栽培のコツを紹介しますので、参考にしてみてください。
実生(みしょう)は、植物を種から育てることだよ。種は通販での購入が便利です。栽培キットもあるみたいだから、活用してみてね。
育て方①栽培環境
多肉植物は暑さに強いイメージがあるかと思いますが、モニラリアはそれほど暑さに強くありません。栽培環境は、直射日光が当たらない明るい日陰がよいでしょう。また湿気も苦手なので、風通しのよい場所で栽培してください。屋内で育てる場合は、天気のよい日は外に出してあげるようにしましょう。
育て方②種まきと用土
モニラリアの種をまいてみましょう。種は、土の上に並べるように置いていきます。覆土は必要ありません。種まきの時期は選びませんが、モニラリアは、夏に休眠期を迎えます。この時期は発芽率が悪くなるといわれているので、夏は避けたほうがよいでしょう。比較的涼しい寒冷地なら、夏でも種まきが可能ですよ。どの品種も種がとても小さいです。取り扱いには気をつけてくださいね。
種をまいたら、土が乾燥しないようにラップなどを被せるといいよ!
種をまいてから、およそ一週間程度で発芽します。環境によっては多少ずれることがあるから、日数は目安としてください。
用土はなにがよい?
栽培キットなどを購入すると、用土が付属している場合があります。そちらを使用するのもよいですが、用土の量が少ないと感じた場合には、多肉植物用の用土がおすすめです。野菜用の用土でも栽培が可能なので、どちらか手に入りやすい用土を使用してください。
育て方③水やり
発芽するまでは乾燥に気をつけて栽培します。モニラリアの種はとても小さいので、ジョーロでの水やりでは流れていってしまう可能性があります。霧吹きまたは腰水がよいでしょう。成長してうさぎのフォルムになるまでは、1日一回水やりをして、日当たりのよい場所で管理してください。
深めの受け皿を使って、鉢ごと水につけるのが腰水だね!
霧吹きを勢いよく使うと種が飛んでしまうかもしれないから、土から少し離して丁寧にスプレーしてね。
育て方④夏の管理方法
モニラリアは夏は休眠します。この時期は成長を感じられず、枯れてしまったと思うかもしれません。根が枯れていなければ、秋に再び成長をはじめます。水やりは控えて、涼しい日陰で管理しましょう。屋内で栽培している場合は、エアコンを上手に活用するのもよいですね。
次は「育て方⑤植え替え」について紹介します!
実生ってなに?種はどこで手に入るのかな?