アオハダの植え付けや剪定方法について
ボタニ子
ボタ爺
初めのうちは少し大変と感じることもあるかもしれんが、すぐに慣れるから安心せい。耐寒性もあるし、なんだかんだで素人が育てるにはおすすめの植物じゃよ。
ボタニ子
それを聞いて安心しました。では指導の方をお願いします。
アオハダの植え付けのコツ
ボタニ子
そういえば、アオハダってどのタイミングで植え付けすればいいのかなあ?
アオハダは12月~3月に植え付けするのがおすすめ
結論からいうと、1年中植え付けすることが可能です。「植え付けするならば、絶対にこの時期に」といった決まりはありません。春夏秋冬いつでもOKです。ですが、12月~3月の時期に植え付けすると、春に美しい新芽が咲くので、この時期に植え付けするのがおすすめです。
ボタ爺
春に新芽を咲かせるにはこの時期がベストじゃ。
風通しがよく日当たりのよい場所でおこなうこと
上記の「アオハダは光が好き」でも説明しましたが、植物なので、光を多くあてれば、立派に成長してくれる可能性が高くなります。したがって育てる場合は、日当たりのよい場所で植え付けすることがおすすめです。さらに、風通しがよい場所だとなおよいです。
ボタニ子
そうね、育てるなら最低でも10mの樹高が欲しいかも。日当たりのよい場所で育てるようにしよう。
土と腐葉土の配合バランスが大事
アオハダを植え付けする際には土だけでなく、腐葉土や堆肥などもうまく混ぜるようにしてください。土だけではすぐに乾燥してしまうので、これらをしっかりと配合するようにしましょう。「土が8割」で「堆肥や腐葉土が2割」がおすすめの配合です。
ボタニ子
土だけじゃダメなんだあ、知らなかった。
ボタ爺
しっかりと根付けするには、土・堆肥・腐葉土をバランスよく配合することじゃよ。あと、植える場所に石などがあったら、それらもきちんと処理することじゃよ。
アオハダを育てるコツ
アオハダの植え付けが無事に終了したらあとは見守っていくだけです。ただ、最初のうちは何もしないと枯れてしまいます。したがって下記のほうで育て方のコツを詳しく解説していきたいと思います。
アオハダは初めの1年間が大変
初めの1年間はしっかりと水を与えるようにしてください。根付いてない状態で、水やりをおろそかにしてしまうと、枯れる原因になってしまいます。したがって、初めの1年間は毎日忘れずに水やりしましょう。1年経過したら、しっかりと根付くので、そのあとは毎日は必要ありません。あと、地植えの場合、乾燥していたら水やりしましょう。
水やりの頻度は1日1回
水やりの頻度は、夕方ごろに1回やるだけで十分です。何回もやる必要はありません。ただし、その1回でたっぷりと水を与えるようにしてください。
ボタニ子
もしかして、さっき言ってた大変なことってこのことですか?
ボタ爺
そうじゃよ。初めの1年間は毎日忘れずにしっかりと水やりをしないといけないのじゃよ。だから慣れない人は、その習慣が身に着くまでは少し大変かもしれんのう。
初期のころは支柱が必須
幼木のころはちょっとした風にも弱いので、そのままだと耐えられない可能性があります。したがって最初のうちは支柱を立ててから育てることをおすすめします。
ボタ爺
そういえば昔、初めてアオハダを育ててた時に強い風が吹いて、数本の幼木が耐えられなかったことがあってのう、それからかならず支柱を用意するようにしたわい。
アオハダの剪定について
ボタニ子
アオハダってシマトネリコのように、こまめに剪定した方がいいのかなあ?あと、剪定はどの時期でも大丈夫なのかなあ?
アオハダの剪定はほどほどに
アオハダは綺麗に成長するので、そんなにこまめに剪定をする必要はありません。枝同士が絡み合った箇所や、枝が極端に伸びてる部分のみを剪定しておけばよいです。それもガッチリと剪定するのではなく、枝透かし程度の剪定で十分です。
剪定をしすぎるとかえってみためが悪くなることもあるので、やりすぎないことです。
アオハダの剪定時期は12月~3月
この時期だと休眠時期で、葉っぱも落ちてるので、剪定がしやすいです。したがってこの時期に剪定することをおすすめします。
剪定方法によっては株立ちにすることも可能
株立ちとは、一本の茎の根元から数本の茎がわかれている状態のことです。
アオハダは剪定しだいで、株立ちにすることができます。株立ちを希望してる人は、根元の樹木を切らないように注意してください。そうすることで株立にすることができます。
ボタ爺
株立ちにすると見栄えがよくなるので、おすすめじゃよ。わしもアオハダには必ず株立ちをしてるよ。
ボタニ子
そうなんだあ、よし私も株立ちしてみよう。
アオハダは庭植えがおすすめ
植物を地面の穴に入れて植えることを「庭植え」又は「地植え」と呼びます。この方法で育てると、鉢植えよりも大きく成長することができます。理由は、鉢植えよりも地中で深く伸びることができるためです。したがってアオハダを育てる場合は庭植えをおすすめします。
容器やコンテナの中で植物を育てることを「鉢植え」と呼びます。土の量が限られてるので、庭植えのようには大きくは成長しません。もし大きく成長させたい場合は、アオハダに限らず「庭植え」のほうがよいです。
アオハダの植え替え方法
アオハダを鉢植えで育てる場合は定期的な植え替えが必要です。植え替えする目安は2年に1回といわれています。その際には一回り大きな鉢に植え替えするようにしてください。そして植え替え後はしっかりと養生することです。
ボタ爺
植え替え直後は直射日光に当てたり、肥料を与えたりしたら負担がかかり、枯れてしまう可能性があるので避けることじゃ。あと、花が咲いてる時期も植え替えは避けた方がよいな。
ボタニ子
植え替え後は慎重に扱うようにしたほうがよいってことですね。
アオハダには5種類の増やし方がある
木の増やし方には、実生・株分け・挿し木・とり木・つぎ木の5種類があります。
- 実生(種子をまいて育てて増やす)
- 株分け(根を切り離して2株などに分ける)
- 挿し木(親木の影響を引き継いだ木を育てる)
- とり木(ほかの木と合体させる)
- つぎ木(ある程度成長したら親木から独立させる)
木の増やし方
アオハダが病気になった時の対処法
アオハダは黒斑病という病気になる場合があります。葉っぱに白い斑点がでてきたら、十中八九この病気なので、早めに取り除くようにしてください。原因は高温多湿です。日当たりや風通しがよい場所で育てることがこの病気を防ぐ方法です。
ボタ爺
アオハダについては以上じゃ。参考になったかの?
ボタニ子
とても参考になりました。さっそく購入して育ててみたいと思います。
まとめ
今回は、アオハダの特徴や増やし方、もちの木などについて詳しく解説してきました。アオハダは春夏秋冬でさまざまな表情を見せてくれるので、魅力的な植物です。それに日当たりや風通しさえよければ、どの場所でも美しく立派に成長してくれるので、人気のある庭木です。もし、「庭木を植えてみたい」「庭木に興味がある」と考えてるかたには、「アオハダ」がおすすめです。
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いよいよ、アオハダの育て方のコツを教えてくれるんですね。確か、最初は少し手間がかかるから大変って言ってましたよね。そんなに難しいんですか?