ブラシノキとは?珍しい形をした赤い花の特徴や手入れの仕方を紹介!

ブラシノキとは?珍しい形をした赤い花の特徴や手入れの仕方を紹介!

エキゾチックな外見のブラシノキは、暖地ではシンボルツリーとして人気がある樹木です。「ブラシの木」という見たままのネーミングに、おそらく誰もがうなずかされることでしょう。この記事では、ほかに類を見ないユニークな赤い花の特徴や、ブラシノキの管理方法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ブラシノキとは
  2. 2.ブラシノキの花の特徴
  3. 3.ブラシノキの育て方
  4. 4.まとめ

ブラシノキとは

出典:写真AC

青空に映えるブラシノキの真っ赤な花。そのままボトルブラシとして使えそうな独特の形状の花は、ユニークな形から切り花としても人気があり、一度見たらおそらく忘れられないでしょう。種類は30種ほどあり、原産地のオーストラリアでは「小鳥の集まる樹木」とよばれて、庭木や街路樹として親しまれています。そして花の形状だけでなく、その性質もとても個性的です。

ブラシノキの基本情報

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

学名 Callistemon 
和名 金宝樹(キンポウジュ)、花槇(ハナマキ)
別名 カリステモン、ボトルブラッシュ
分類 フトモモ科マキバブラシノキ属:常緑低木
原産地:分布 オーストラリア、ニューカレドニア
樹高 1~5m
開花時期 5月上旬~下旬
花色 赤、ピンク、白、
耐暑性 強い
耐寒性 やや弱い

ブラシノキは暑さには強いのですが、耐寒性はやや劣ります。関東以南であれば庭植えでの冬越しも可能ですが、それ以外の地域では鉢植えで管理するほうがよいでしょう。鉢植えには「ドワーフ」の名で、樹高2mほどで成長が収まる品種が流通しているのでおすすめです。一般的な花の色のイメージは赤ですが、白やピンク色の種類もあります。

名前の由来

Photo by John of Austin

ブラシノキの名前の由来は、ボトルブラシのような形状の花が咲くところからきています。英語名は「Bottle Brush」なので、やはり思うところは世界共通のようですね。学名である「カリステモン」は「美しい雄しべ」を意味しており、花のように見えているブラシの部分がこの雄しべに当たります。

和名の由来

金宝樹(キンポウジュ)

Photo by wallygrom

「ブラシノキ」は日本での呼び名ですが、もうひとつの代表的な和名として「金宝樹」とも呼ばれています。とても縁起のよいこの名前は、赤い雄しべの先端についている金色の花粉が、金粉のように見えるところからきています。日本には明治中期に渡ってきましたが、異国からやってきたブラシノキが、金粉を抱えた宝の樹木に見えたのかもしれませんね。

花槇(ハナマキ)

Photo by harum.koh

上の画像の槇(まき)の木は、日本原産の常緑針葉高木で、庭木や垣根などにもよく使われています。舟形の細長い葉が特徴的ですが、そんな槇の木とブラシノキの葉が似ているところから、別名に「槇」の文字が付けられました。ブラシノキは「花を咲かせる槇の木に似ている木」といったところでしょうか。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、ブラシノキの花の特徴をご説明します。

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ブラシノキの花の特徴

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