サンタンカ(山丹花)とは?花言葉などの特徴や育て方をご紹介!

サンタンカ(山丹花)とは?花言葉などの特徴や育て方をご紹介!

サンタンカという花をご存知でしょうか。寒さに弱いため、あまり普及していませんが、沖縄県では「沖縄三大花」の1つに数えられているほど知られている花木です。今回はサンタンカの特徴や種類・品種、育て方や増やし方、花言葉など、サンタンカに関する情報をまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.サンタンカの概要
  2. 2.サンタンカの特徴
  3. 3.サンタンカの花言葉
  4. 4.サンタンカの育て方
  5. 5.サンタンカの増やし方
  6. 6.サンタンカの種類・品種
  7. 7.まとめ

サンタンカの概要

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

サンタンカ(山丹花)は、熱帯~亜熱帯地域を原産とするアカネ科の常緑性低木です。赤い花色のイメージが強い植物ですが、多くの園芸品種が流通しているため、オレンジ、黄色、ピンク色の花をつけるものもあります。ちなみに沖縄県では、自生種があるほど古くからあった花で「サンダンカ(三段花)」とも呼ばれています。

名前の由来

サンタンカ(山丹花)の名前には諸説あり、漢字の「丹」には「赤」という意味があることから、「山に咲く赤い花」という意味で、この名前がつけられたという説が知られています。学名でもあるイクソラは、ヒンドゥー教の神であるシヴァ神を意味するサンスクリット語「Iswara」が由来です。昔、サンタンカの花が、シヴァ神への供花とされていたことから名づけられました。

サンタンカの基本データ

学名 Ixora
科名 アカネ科
属名 サンタンカ属(イクソラ属)
別名 イクソラ、サンダンカ(三段花)
原産地 中国南部~マレーシア半島
草丈・樹高 30cm~1m
開花時期 5月~10月
花色 赤、オレンジ、ピンク、白、黄色

サンタンカの特徴

特徴①鮮やかな花色と葉色

最大の特徴は鮮やかな花色と、花色に負けないくらい濃い葉色でしょう。輝くような濃い赤やオレンジの花色は、誰もが目を奪われます。そして濃緑色の照り葉は、常緑性ということもあって、観葉植物としても流通するほどの観賞価値が認められています。開花時期に見せる濃く鮮やかな花と葉のコントラストは、南国の花にふさわしい美しさです。

特徴②開花時期が長い

開花時期が長いこともサンタンカの大きな特徴です。栽培環境がよければ春~秋まで開花し続けます。カラフルで、小さな花が集まって咲くボリューム満点の花と濃緑の照り葉は、庭を華やかに演出してくれるでしょう。しかもそれが長く続きます。特に南国風のガーデンにしたい方や、カラフルな花で家を飾りたい方におすすめです。

特徴③暑さに強く寒さに弱い

サンタンカは熱帯~亜熱帯地域原産の植物のため、夏の暑さに強いですが冬の寒さには弱いです。沖縄では自生種もあり「沖縄三大花」の1つに数えられているほど一般化していますが、他県ではそれほど普及していないのも、この特徴が関係しています。本来は育てやすい部類に入るのですが、沖縄県以外の地域で栽培する場合は、冬越しが難しいという問題が発生するからです。

ちなみに「沖縄三大花」の残る2つは、デイゴ(梯梧)とオオゴチョウ(黄胡蝶)です。

デイゴは沖縄県の県花でもあるんだよ。

サンタンカの花言葉

出典:写真AC

サンタンカの花言葉は「熱き想い」「可憐」「喜び」「張り切る」「謹厳(きんげん)」「神様の贈り物」です。「熱き想い」「可憐」「張り切る」「謹厳」などの花言葉は、花姿や開花時期の長さに由来しているといわれています。「神様の贈り物」という花言葉は、前にも触れましたが、シヴァ神への供花とされていたことからつけられました。種類別・色別の明確な花言葉はありません。

サンタンカの花言葉まとめ

  • サンタンカ全般の花言葉:「熱き想い」「可憐」「喜び」「張り切る」「謹厳」「神様の贈り物」
  • 種類別・色別の明確な花言葉はなし

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サンタンカの育て方

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