ニューギニア・インパチェンスの育て方!冬越しで枯らさないためのコツは?

ニューギニア・インパチェンスの育て方!冬越しで枯らさないためのコツは?

暑い夏でも元気に咲いてるニューギニア・インパチェンスを見ていると、こちらまで元気になりますよね。1苗だけでもお庭が一気に華やぐニューギニア・インパチェンス。実はコツを押さえれば初心者でも冬越しできるのです。今回は育て方から越冬の方法までしっかりご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ニューギニア・インパチェンスはどんな花?
  2. 2.ニューギニア・インパチェンスの花言葉
  3. 3.ニューギニア・インパチェンスの育て方
  4. 4.ニューギニア・インパチェンスの『葉が枯れる』理由
  5. 5.ニューギニア・インパチェンスの増やし方
  6. 6.ニューギニア・インパチェンスの越冬方法
  7. 7.まとめ

ニューギニア・インパチェンスの育て方

あまり手間のかからない品種ですが、扱いを間違えると病気になったり葉が枯れるなど失敗してしまいます。秋まで花を楽しむための必須作業である切り戻しのやり方を含め、育て方のポイントをしっかり紹介していきます。

育てる場所

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この品種は鉢植えでも庭植えでもよく育ちますが、真夏の強い直射日光に弱く葉焼けや、葉が枯れるなどして落葉しやすい特徴があります。その対策として風通しのいい半日陰で育てます。木漏れ日の下や数時間ほど日が当たるような場所がおすすめです。また、土が乾燥しすぎない少し湿った場所も適しています。

用土

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鉢植えの土

少し湿った場所を好みますが、水はけがよくないと根腐れを起こしてしまいます。鉢植えの場合は、ホームセンターなどで売っている草花用の培養土を利用するといいでしょう。様々な種類の培養土がありますが、パーライトなどが入っている水はけがいいものを選びます。

庭植えの土

庭植えの場合、草花用の土に腐葉土や堆肥を追加して水はけの良い土にします。そして緩効性肥料を元肥として混ぜ込んでから苗を植えます。

土についての注意点

ニューギニア・インパチェンスは何度も同じ土で育て続けると、生育が悪くなるなどの連作障害や病気にかかりやすくなる種類の植物です。1回使った土は使わず、新しい培養土で育てることが苗の上手な育て方になります。

植え付けと植え替え

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大株に育つ特徴のあるニューギニア・インパチェンスなので、鉢植えの場合は苗を手に入れたら最初から大きめサイズの鉢に植えます。例えば、3号ポットの苗を購入したのなら、8号鉢に植え付けるのです。根を傷つけないことが上手な育て方への一歩になるので、鉢植えでも庭植えでも、植え付けるときはポット苗の周りの土を崩さないでそのまま土に植えるようにしましょう。また、最初から大きめの鉢に植えるので、植え替えの必要はありません。

水やり

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鉢植えの水やり

ニューギニア・インパチェンスは乾燥に弱い種類に分類されるので、毎日土の状態をチェックするようにします。鉢植えの場合は土の表面が乾き始めたら水が鉢底から流れ出るまでしっかり水を与えます。さらに夏場は午前中と夕方の2回たっぷり水やりします。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、土ではなく株を観察します。葉と花が少し「しなっ」と元気がなくなってきた時が水やりのタイミングです。ここで気を付けるのは見つけ次第すぐ水やりするのではなく、午前中か夕方に水やりをします。

乾燥・病気予防にマルチングも有効

出典:写真AC

マルチングとは、乾燥や水跳ねによる病気を防ぐために土の表面を覆う手法です。例えば、農家さんの畑でよく見かける黒いビニールシートがそうですね。さすがに農家さんの育て方を真似して庭や鉢をビニールで覆うわけにもいかないので、ここでは藁や大粒のバークチップを選びます。厚く敷くと水やりのタイミングが分からなくなるので、薄めに敷くといいでしょう。

肥料

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成長が早く開花時期が長いので、花を咲かせている間はじんわりと栄養が届く種類の緩効性肥料を与えます。特に夏は水やりの回数が多くなるので置き肥がおすすめです。目安は5月~7月、9月中旬~10月の期間は与えます。また、切り戻し後や株が疲れている時は、薄めた液体肥料を水代わりに与えるのもいいでしょう。注意点は、肥料を過剰に与えると葉が枯れるなど逆効果になるので、使用量は守りましょう。

手入れ

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花がら摘み

花が終わる11月上旬まで行います。花は自然に地面に落ちますが、時には葉に落ちる場合もあるのでこれを取り除きます。また、見頃が終わって傷んできた花も摘み取ります。花がらをそのままにしておくと、それが原因で灰色かび病という病気になる危険があるからです。株を清潔に保つことで病気を防ぎましょう。

切り戻し

夏場も花は咲き続けますが、花数が少なくなる時期があります。また、下葉が枯れるなどして姿が乱れてきます。そのまま無理に咲かせるのではなく、一度短く切り戻してリフレッシュさせましょう。こうすることで、秋にまたたくさんの花を咲かせます。7月中旬~下旬頃に、草丈の2分の1から3分の1ほどバッサリと切り戻します。

病気と害虫

病気:灰色かび病

多湿になると葉や茎が灰褐色に変色する病気が灰色かび病です。見つけたら、葉や茎を取り除きます。特に梅雨の時期は湿度が高く病気になりやすいので、風通しをよくすればある程度は防げます。また、苗を清潔に保つために花がらや枯れた葉はこまめに取り除くようにしましょう。

害虫:ダニ類、アザミウマ

ハダニなどのダニ類とアザミウマが発生しやすく、葉や花の汁を吸われると葉や花びらがちじれたり変形する症状が出ます。ですので、見つけ次第、捕殺するようにしましょう。ダニは小さくてなかなか見えない種類の虫なので、「葉が枯れる」「ちじれてる」などていたら、被害にあったと判断します。殺ダニ剤を散布して駆除するのもいいでしょう。また、乾燥しすぎると発生しやすいので、葉水をして乾燥を防ぎます。

ボタニ子

ボタニ子

続いて、ニューギニア・インパチェンスの『葉が枯れる』理由を紹介

ニューギニア・インパチェンスの『葉が枯れる』理由

『葉が枯れる』のは病気?

ニューギニア・インパチェンスに限らず、インパチェンス全般に言えることですが、「毎日水やりをしてるのに葉が枯れる」「いつの間にか株の中の葉が落ちてた」といった症状がよく見られます。病気を真っ先に疑ってしまいがちですが、いくつかの原因が考えられるので1つずつチェックしましょう。

根腐れを起こしている

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水をたくさん必要とするニューギニア・インパチェンスですが、土が乾く前に水を与え続けると根腐れを起こします。実は、根は酸素不足になってしまうと腐ってしまい葉が枯れるのです。他にも肥料の与えすぎでも根が腐り葉が枯れることがありますので、水やりや肥料を与えるタイミング、場合によっては肥料の種類も見直すようにします。水はけが悪くなった土であれば、草木用の土に赤玉土やパーライトを足した新しいものに植え替えましょう。

水切れを起こしている

水やりの回数や、与え方が不十分で常に水分が不足していると、葉が枯れる傾向があります。実は明るい日陰で育てていても、夏場は水分の蒸発がとても早いのです。まず、水をたっぷり入れたバケツに鉢をしばらく沈めておきます。根と土の吸水力が復活するので、株も蘇ります。その後は、日陰などの涼しい場所で静養させましょう。庭植えの場合は、株の根本だけでなく、根が張っているであろう範囲まできっちり水を撒きます。葉が茂っている範囲より1回り大きく水を撒くといいでしょう。

ダニの被害にあっている

根腐れでも水切れでもないのに葉が枯れるとなると、ダニの被害にあっている可能性が出てきます。害虫の項目で紹介したように、ダニ類は小さすぎて目視では見えません。葉が枯れる症状以外に葉が変形していたら、殺ダニ剤を散布して退治します。数回撒いただけではなかなか退治しきれないので、根気よく続けることがダニから守るコツです。

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ニューギニア・インパチェンスの増やし方

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