アサガオとは?
アサガオの歴史は古く、江戸時代から観賞用の花として日本人に親しまれています。淡い水色やピンク、白、ムラサキなど花の色もさまざまで、形や性質まで個性があります。アサガオは花が咲いている期間が長く、初心者でも育てやすい植物です。こちらの記事では、アサガオのいろいろな品種や育て方のコツを紹介していきます!
アサガオの基本情報
学名 | Ipomoea nil |
園芸部類 | 草花 |
原産地 | 熱帯アメリカ、亜熱帯地域 |
形態 | 一年性 |
草丈 | 20cm〜6m |
アサガオは伝統園芸植物の一種です。しかし、アサガオは一年性なので、その他の伝統園芸植物の中でも多くの品種が生み出されました。亜熱帯地域などの暑いところが原産地なので、夏の強い日差しのもとでも元気に大きくなります。暑い季節には、アサガオのつる性の特性を活かした緑のカーテンを育てるのもいいでしょう。
アサガオの種類
アサガオの種類は、一般的に日本アサガオと西洋アサガオに分けられます。そのため、アサガオといっても花の色や形、大きさなどさまざまです。では、これからよく知られている品種から、ユニークな特徴を持つアサガオを5つ紹介していきます。
ヘブンリーブルー
ヘブンリーブルーは日本で最も知られている品種です。ソライロアサガオという名前の方が親しみがある方もいるでしょう。ヘブンリーブルーは西洋アサガオに分類され、きれいな淡い青色の花が咲きます。花の持ちがいいため、夏には昼の時間帯まで、秋には夕方頃まで咲くのが特徴です。
琉球朝顔
琉球朝顔は日本アサガオの一種です。名前の通り沖縄県に生息しています。琉球朝顔はムラサキや青、白、ピンクなどいろいろな色の花を咲かせ、生命力が強いのが特徴です。また、琉球朝顔は沖縄の強い日差しのもとで育つため、一般的なアサガオに比べツルが長く伸びるだけでなく生育が早いです。その特性を生かし、琉球朝顔は緑のカーテンによく使われます。
ルコウソウ
ルコウソウは、アメリカ原産の品種です。本来は多年草に属していますが、寒さに弱いので一年草として扱われます。星型のようなかわいらしい花びらと、レースのカーテンのような細く繊細な葉が特徴です。ルコウソウは生命力が強く、小さな花が連なって咲く姿がとてもきれいです。
アーリーコール
アーリーコールは、日本アサガオと西洋アサガオの交雑品種です。青や赤など混合色をしていて、花の中心が白色をしているのが特徴です。アーリーコールは、つるが伸びるのが早いため日よけに適しています。また、アーリーコールは栽培期間が長いので、霜が降りるころまで咲き続けるでしょう。
サツマイモ
実は、サツマイモはイモの一種ではなくアサガオの仲間に属し、アサガオに似たピンク色の花を咲かせます。しかし、サクラソウの花は一般的なアサガオとは異なり、反応が起こりにくい短日植物という性質をもっています。気候や天気の条件が揃わないと見られないため、サツマイモの花を見ることができるのはとてもレアです。
出典:photoAC