ガーデニング初心者におすすめのハーブ③バジル
バジルの特徴
学名 | Ocimum basilicum |
分類 | シソ科/一年草 |
種まき時期 | 4月 |
苗の植え付け | 5月中旬~9月 |
原産地 | インド、熱帯アジア |
草丈 | 30㎝~80㎝ |
使用部分 | 花・葉・種子 |
収穫 | 6~11月 |
バジルは、イタリア料理などにかかすことのできない「ハーブの王様」。室内でも育てやすいので、初心者向きです。切ったところからすぐにわき芽が生えてどんどん成長するので、秋まで長期収穫が可能です。相性のよい、イタリアンパセリやトマトとの寄せ植えもおすすめです。小さいプランターで育てる場合は、大きくならないよう摘芯するようにしましょう。
バジルの育て方のコツ
バジルの育て方まとめ
- 苗から植えると2~3週間で収穫し食べることができます。
- ひなたで水はけの良い場所を好みます。ベランダや室内では日陰にならない場所を選びましょう。
- 乾燥が苦手なので土の表面が乾き始めたらすぐに水やりをしましょう。
- 寒さには弱く霜にあたるとすぐに枯れてしまいます。もともと一年草なので秋までに収穫しましょう。
- アブラムシやバッタなどの害虫には注意です。
バジルを収穫してみよう
葉の数が10枚以上になったら、収穫をかねて株の先端から切り取ると生長します。ボリュームが出たら、1枚ずつ使う分だけ切り取ってもよいです。相性の良いチーズやトマトなどの料理に添えたり、細かく刻んでパスタソースやドレッシングなどにも使用したりもできます。ドライハーブにして冷凍すると、長期保管が可能です。
ガーデニング初心者におすすめのハーブ④セージ
セージの特徴
学名 | Salvia officinalis |
分類 | シソ科/常緑小低木 |
種まき時期 | 4~5月、9月中旬~10月中旬 |
苗の植え付け | 5~6月、10~11月 |
原産地 | 地中海沿岸 |
草丈 | 30㎝~80㎝ |
使用部分 | 葉・花 |
収穫 | 5~10月 |
ローズマリー・タイムと並んで「三大ハーブ」の一つ。香りが強く殺菌作用があるので、古くから料理にはかかせないハーブです。効能を楽しめるコモンセージが有名ですが、きれいな花が咲くチェリーセージなどは観賞用としても楽しめます。庭に地植えすると水やりの必要がないので、ずぼらさんにはおすすめのハーブです。
セージの育て方のコツ
セージの育て方まとめ
- 種からも育ちますが苗の方が簡単です。
- 高温多湿が苦手なので水やりは控えめにしましょう。
- 水はけのよいひなたを好みますが直射日光を嫌うのでベランダなどの半日陰でも良いでしょう。日陰では生長が悪くなるので注意です。
- 丈夫なので室内でも手軽に育てられます。窓辺など日が当たる場所に置いてあげましょう。
- 害虫被害がほとんどないので簡単に育てやすく初心者にはおすすめです。
セージを使ってみよう
ソーセージの語源ともなったセージは、殺菌力や消臭効果が高いのでお肉や内臓系の料理におすすめです。枝が30㎝ほどになったら、枝の先からどんどん若い葉を収穫しましょう。ハーブティーや料理だけでなく、葉を入浴剤代わりに使用することもできます。ただし、妊娠している方は使用しないようにしてください。
ガーデニング初心者におすすめのハーブ⑤イタリアンパセリ
イタリアンパセリの特徴
学名 | Petroselonum neapolitanum |
分類 | セリ科/二年草 |
種まき時期 | 4~5月、9月~10月 |
苗の植え付け | 3~5月 |
原産地 | 地中海沿岸 |
草丈 | 20㎝~30m |
使用部分 | 葉・茎 |
収穫 | 4~11月 |
料理の添え物として有名なハーブのパセリ。縮れた葉っぱが特徴的なモスカールドパセリに対し、イタリアンパセリは葉が平たいのが特徴です。さわやかな香りと、さっぱりとした味がサラダやスープの香りづけに好まれます。色々な料理に使えるので、育てたハーブを収穫して楽しみたい方は、他のキッチンハーブとの寄せ植えをするのもおすすめです。
イタリアンパセリの育て方のコツ
イタリアンパセリの育て方まとめ
- 種からでも割と簡単に育てやすいですが苗の方が簡単です。
- 直射日光が苦手なので、水はけのよいひなたから半日陰の場所で育てましょう。
- オレガノやバジルと相性が良いです。プランターに寄せ植えして室内やベランダなどで育てると、毎日の料理に使えて便利です。
- 水やりは土の表面が半乾きくらいになったときに、たっぷりとおこなってください。ただし蒸れると腐ってしまうので、梅雨時期などは必要以上に雨に当たらないように注意してください。
- 春と秋はアゲハチョウの幼虫などの害虫に注意しましょう。
イタリアンパセリを使ってみよう
通常パセリは、飾りと思われて捨ててしまう方が多いのですが、実はビタミンや鉄分など栄養価が高く、生葉でも食べる事ができます。葉が10枚以上になったら、外側の葉を株元から切り取って収穫しましょう。中心の柔らかい葉を取ると、弱ってしまうので注意です。サラダやスープはもちろん、細かく刻んでバターやチーズに混ぜたり、フライの衣に混ぜたりして薬味としても利用できます。ドライハーブはハーブティーにおすすめですが、妊婦さんは控えましょう。
まとめ
いかがでしたか?ハーブの特徴や育て方、相性などを知っておくとハーブ栽培がもっと簡単で身近に感じられたのではないでしょうか。植え方次第では、いろいろな場所でハーブを育てることができます。お庭、ベランダ、室内、ご自身のライフスタイルに合ったハーブを見つけて、ぜひ楽しいハーブライフを送ってみてください。
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出典:写真AC