グランドカバーに合うタイム品種18選!クリーピングタイム以外のおすすめは?

グランドカバーに合うタイム品種18選!クリーピングタイム以外のおすすめは?

タイムは香りのよいハーブとして重宝するだけでなく、グランドカバーとしても役立つ便利な植物です。グランドカバーといえばクリーピングタイムが有名ですが、タイムにはそれ以外にもたくさんの種類があります。今回はグランドカバーにおすすめのタイムを18種類ご紹介します。

記事の目次

  1. 1.タイムはグランドカバーにおすすめ!
  2. 2.グランドカバーにおすすめのタイム【匍匐性①~⑤】
  3. 3.グランドカバーにおすすめのタイム【匍匐性⑥~⑨】
  4. 4.グランドカバーにおすすめのタイム【匍匐性⑩~⑭】
  5. 5.グランドカバーにおすすめのタイム【立性⑮~⑱】
  6. 6.好みのタイムをグランドカバーにして楽しもう!

タイムはグランドカバーにおすすめ!

Photo by hiro_y

タイムはシソ科イブキジャコウソウ属の植物で、園芸品種を含めると世界に300種類以上存在します。小さくしっかりとした葉が密生し増えていくことからグランドカバーとして人気が高いです。種類によって花が咲いたりよい香りがしたりするため、自分の作りたい庭のイメージにあわせて好みのタイムを見つけてみましょう。タイムは大きく匍匐(ほふく)性と立性の2種類に分かれています。

ボタ爺

ボタ爺

匍匐性と立性のタイムにはそれぞれ異なった特徴があるんじゃ。選ぶ前にしっかり確認するといいぞ!

グランドカバーとは

グランドカバーとは庭や庭の通路、花壇などの土が見えている部分を覆うために植える植物のことです。装飾はもちろん、庭石や高い木の根元の根締め(ねじめ)、雑草の繁殖防止、雨水の泥はねや土壌流出防止など、たくさんの役目を果たします。

グランドカバーのために苗をたくさん買うのは大変です。どうしたらよいですか?

たくさんの苗を一度に購入するのは手間もかかり金額的にも負担が大きいので、まずは数株購入して自宅で増やすのがおすすめです。タイムの簡単な増やし方は挿し木で、剪定時にカットした枝を使うことで効率よく増やせます。挿し木の次におすすめの増やし方は種まきで、苗を購入するよりも時間はかかりますが育てる楽しみも味わえます。

ボタニ子

ボタニ子

グランドカバーといえばクリーピングタイムが人気だけど、ほかにもおすすめがたくさんあるよ!さっそく見ていこう!

グランドカバーにおすすめのタイム【匍匐性①~⑤】

出典:写真AC

一般的にグランドカバーに向いているとされているのはクリーピングタイムのような匍匐性のタイムで、草丈10cm~15cmほどで横に這うような増え方をするのが特徴です。草丈が低く踏みつけやすいことから、小道や通路、芝生替わりにも重宝します。花が咲くタイプを選ぶと花期には庭一面に広がる花のカーペットを楽しめるのも魅力です。

①レイタータイム

レイタータイムはグランドカバー用に改良された匍匐性のタイムで、クリーピングタイムと並んでグランドカバーによく選ばれています。日陰でも問題なく育ち基本的に降雨のみで水やりの必要なく、虫がつきにくいなど育て方は簡単です。草丈は5cmほどで踏みつけに強く、細かな葉はまろやかな芳香を放ちます。5月~8月頃にコロンと丸いピンク色の花を咲かせる様子はとても華やかです。

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レイタータイムとは?特徴や育て方をご紹介!グランドカバーに最適?
レイタータイムという植物をご存知でしょうか。レイタータイムはハーブの種類であり、グランドカバーの目的で改良された品種です。花壇や庭の管理の対策として、レイタータイムは芝生に代わって人気があるといわれていますが、どんな植物なのでしょうか。

②ロンギカウリス

ロンギカウリスは横に伸びる勢いが強く、耐寒性にも耐暑性にも優れたグランドカバーにピッタリのタイムです。花付きがよくピンク色の小さな花が円形に集まってたくさん咲き、満開を迎える5月には美しい花のカーペットを楽しめます。葉は細やかでレモンに似た芳香を持ち、踏みつけたり触れたりすると爽やかな香りを漂わせます。草丈は5cm~10cmほどで根が浅く調整しやすいです。

ボタ爺

ボタ爺

花付きがよすぎると蒸れやすいから適度に剪定するといいぞ!摘んだ花は料理や切り花としても楽しめていいぞ!

③ゴールデンタイム

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ゴールデンタイムは葉に黄金色の班が入るのが特徴のタイムで、花期の5月~8月には茎の先にピンク色の愛らしい花を咲かせます。葉は優しいレモンの香りを持ち、摘み取ってハーブティーや料理の仕上げなどに使えます。寒さに当てると葉が赤く紅葉するため夏と冬で違った姿を楽しめる点も魅力です。多湿状態が苦手なので、グランドカバーに使う際には水はけのよい土を使いましょう。

④ドーンバレータイム

ドーンバレータイムはクリーピングタイムの園芸品種のひとつで草丈は約5cm~10cmです。6月~8月に小ぶりながらも存在感のある紫色の花を咲かせ、秋冬には葉がオレンジや褐色に紅葉しとても美しいです。少し植えるだけでも庭の雰囲気がコロコロ変わって面白く、葉が持つレモンの芳香は辺り一面に爽やかに広がります。暑さにも寒さにも強く育て方が難しくないのも嬉しいポイントです。

ボタニ子

ボタニ子

葉はとても香りがよくて、ハーブティーや料理に使えて便利だよ!

⑤イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウは日本に野生する唯一の日本原産のタイムで、花付きがよく4月~6月には株を埋め尽くすほどにピンク色の花を咲かせます。草丈は5cm~15cmであまり立ち上がらず横への広がりがよく、少ない株数でも効率よく庭を覆ってくれます。耐暑性と耐寒性に優れ日本の気候によくあい、特別な育て方は必要なく管理しやすいです。葉は花のような爽やかで甘い香りを放ちます。

ボタニ子

ボタニ子

麝香(ジャコウ)のような香りがするのが名前の由来なんだって!料理やハーブティーで楽しめるよ!

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グランドカバーにおすすめのタイム【匍匐性⑥~⑨】

⑥フォックスリータイム

フォックスリータイムは夏にピンク色の花を咲かせる班入りタイプのタイムです。班の色はクリーム色やピンク色をしており、春から秋にかけては葉のグリーンとのコントラストを楽しめます。冬になると班が濃いピンクや赤に色づき、寂しくなりがちな冬の庭で存在感を放ちます。草丈が約20cmほどと高くなりますが、成長は緩やかでこまめに剪定することで小さく保ちやすいです。

ボタ爺

ボタ爺

花付きはあまりよくないんじゃが、班入りの葉が花のように見えることもあって葉だけでも十分な見ごたえじゃぞ!

⑦オレンジスパイスタイム

オレンジスパイスタイムは草丈10cmほどで、密生した細長い葉とオレンジのさわやかな香りが特徴です。日光を好みますが多湿に弱いこともあり、乾燥気味に管理する、通気性確保のため剪定するなど育て方にやや注意が必要です。花期は5月~8月で、紫やピンク色の小さな花を咲かせます。香りのよさとピリッとした風味を持つことから、肉や魚料理のアクセントに重宝します。

⑧マジックカーペットレモンタイム

マジックカーペットレモンタイムは草丈5cmほどと低めで横によく育ち、立ち上がりが少なくグランドカバーにピッタリの品種です。葉にレモンの芳香を持っていますが強すぎず控えめで、歩くたびに庭をふわっと優しい香りで包んでくれます。花期の5月~8月には淡いピンク色や濃い赤紫色の花を密に咲かせ、名前のとおり花のカーペットのような華やかさを楽しめます。

⑨ラベンダータイム

ラベンダータイムは名前からわかるようにラベンダーの優しい香りが特徴のタイムです。花期である6月~7月頃には白やピンクの小さな花を咲かせ、花姿はどことなくラベンダーに似ていて可憐です。草丈は約10cm~15cmで成長が早く横に広がりやすく、少ない株数でも十分に庭をカバーできます。真冬に葉が黒っぽく変色することがありますが、春になるときれいな緑色に戻ります。

ボタニ子

ボタニ子

ハーブティーはもちろん、華やかな香りのラベンダータイムはフランス料理によくあうんだって!

ボタ爺

ボタ爺

引き続きグランドカバーにおすすめのタイムを紹介していくぞ!

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グランドカバーにおすすめのタイム【匍匐性⑩~⑭】

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